今年もまた東京ヤクルトが最下位になってしまいましたね(´・ω・`)
最下位ペースがはえーよ。2013・2014・2017・2019年。ここ7年で4回最下位。これって立派な暗黒時代なのでは……。最下位の合間の2015年に優勝(!)しているのが暗黒時代としては弱いところですが……。
と言うわけで、今年もヤクルトが最下位になったことを記念して、『ベストプレープロ野球'00』のヤクルトのデータを作りました。前回のデータからわずか2年しか経っていないので、両方に共通している選手も多い。比較してみると、成長が感じられたり、そうでもなかったりしておもしろいかもしれません。
【2019年東京ヤクルトスワローズ】
2019年ヤクルトと言えば村上宗隆。高卒2年目ながら開幕スタメンに名を連ねると、低打率ながら本塁打はコンスタントに放ち続け、徐々に注目される存在に。打率は最後まで低空飛行のままだったが、本塁打のペースは衰えることなく36本を記録。中西太・王貞治・清原和博・松井秀喜ら球史に残る名選手の高卒2年目記録と比較され、燕ファンのみならず球界全体の期待を背負う選手となった。しかしチームは投壊の末最下位。
- - nf3 - Baseball Data House ヤクルト - 全打席成績 55 村上宗隆 -
http://nf3.sakura.ne.jp/php/stat_disp/stat_disp.php?y=0&leg=0&fpnum=55&tm=S&mon=0&vst=all
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; チーム名 略称 記 球場
東京ヤクルトスワローズ19 ヤクルト2019 ヤ 明治神宮野球場
; UNIFORM SYMBOL BGM
S_h s_v swallows swallows
; 監督 タ 投 選 打 バ エ 盗 A 抑
小川淳司 +1 +2 -1 -1 -2 0 +2 -2 -2
; 野手 席 タ C 1 2 3 S O 肩 走 眼 実 ス 巧 長 信 左 指数
5 太田賢吾 L S - D B C C - B C C D C C D 0 -1 260
8 青木宣親 L S - - - - - B D C B A B B C 0 -1 300
4 山田哲人 R P - - B - - - A A A B B E A -1 0 270
7 バレンティン R S - - - - - E A D C A B E A 0 +1 280
9 雄平 L P - - - - - C A C C B B B C -1 -1 270
3 村上宗隆 L P - D - E - - B C E E S E A +1 -1 260
2 中村悠平 R S B - - - - - B D C C B C C 0 0 270
6 廣岡大志 R P - D - C B - C C E E C D B -1 0 250
- 山崎晃大朗 L S - - - - - B C A D E D B E -2 -2 260
- 西田明央 R P C D - - - - C D D D D D D 0 0 240
- 荒木貴裕 R S - C C D - D C C C C C D D +2 +2 260
- 奥村展征 L S - - B D B D C C E D D B E -1 -2 250
- 西浦直亨 R P - - - - B - C C D D E B D 0 0 250
- 大引啓次 R S - - - B B - D C D B E C E -1 0 250
- 上田剛史 L S - - - - - B C A E C D C E 0 -2 250
- 中山翔太 R P - - - - - E C D E E E D B -1 0 250
; 投手 投 タ 球速 切 制 安 質 術 ス 回 指数
P 石川雅規 L D 134 A A C E S C 22 200
P 小川泰弘 R A+ 144 A B D E D B 22 200
P ブキャナン R A+ 145 A D D D B B 20 200
P 高橋奎二 R A 145 C D D C E C 22 200
P 高梨裕稔 R A+ 144 B C E E D C 20 200
P 原樹理 R C 144 A B D E E C 14 200
P 梅野雄吾 R A+ 146 D C D D E D 30 200
P ハフ L B 144 B B C C D E 30 200
P 近藤一樹 R A 144 B C B D D E 28 200
P 五十嵐亮太 R A+ 142 B C D C B E 24 200
P 石山泰稚 R B 144 A B B C E E 14 200
P マクガフ R B 148 C B D B E D 30 200
山田の二塁守備はAでもいいと思うのだけど、ベスプレの場合、二塁と遊撃の守備力はチーム防御率に多大な影響があるので、今年のヤクルトの状況ではAはあげられない。
バレンティンの走力はEを考えていたけれど、8月29日の横浜DeNA戦、6回表のヤクルトの攻撃。1死2塁。2塁走者は山田。バレンティンが三遊間をゴロで抜けるレフト前ヒット。山田は打球が抜けるのを見てからスタートしたので3塁ストップ。レフトの梶谷は3塁ベース付近へ緩く返球。したのを見てバレンティンは急激に速度を上げて2塁到達! この走塁を見たらEは付けられないわ。守備もDでもいいと思うんだけど、やはりチーム防御率を考えると守備力は上げづらい。
村上は、眼E巧Eだと打率が2割以下とか本当にひどいことになりがちなので、他の能力を底上げしています。実際の村上も打率は低いけれど、そうはいっても安定して.230前後は打っていたので。
投手は、球速が速いとそれだけでかなり抑えられるので、実際の球速より控えめにしたり、球速145以上の投手は他の能力をかなり削ったりしています。1980年~2000年代のゲームなので、その頃は150km/h投げる投手なんてそんなにいなかった。
以下は現実のヤクルトの来季への期待などを。
ここ7年の最下位4回の原因は投手力。2013年からずっと投懐状態が止まらない。2015年の優勝も、投手は"ROB"(ロマン・オンドルセク・バーネット)+秋吉亮の最強リリーフ陣だけだった。先発陣は“ゆとりローテ”でなんとかやりくりして1シーズン持たせた。それでも最後の方は先発も酷使気味で、これ以降館山と杉浦は……ということになっている。日本シリーズでは5試合全部、先発が5イニング持たなかった。
y-koutarou.hatenablog.com
7年間も立て直しができないというのは何か原因があるんじゃないのか? 特に期待外れなのが小川泰弘と杉浦稔大。小川泰弘はルーキーイヤーの2013年、チームは最下位の中で最多勝と新人王を取った時は「これはヤクルトの大エースになる」と思ったものだ。が、その後は、そこそこではあるが、チームを引き上げるような活躍はできていない。
杉浦稔大はルーキーイヤーの2014年の終盤に4試合先発して2勝。これは来年が楽しみだと思ったら、2015年は開幕直後にケガで離脱。それでもシーズン終盤に復帰して、チームが苦しいところで好投して優勝に貢献。来年こそエース級だと思ったら、翌年から不振で2017年途中にトレード。日本ハムでもそこまでの活躍できていないけど、まだこれからがあるんだよな!?
他の投手も、2013年から成長している選手が見当たらない。石川雅規はがんばってはいるけれどもう大活躍は望めない年齢だし、館山昌平、村中恭兵、由規もその後はそれぞれに存在感が小さくなっていった。期待のドラフト1位勢も、杉浦は前述の通りトレード。増渕竜義は伸び悩みの末にトレードしてその後引退。赤川克紀は伸び悩みの末に引退。原樹理は伸び悩み中。こんなにダメダメな投手陣なるはずじゃなかったんだけど……。奥川恭伸は大エースに育ててくれよ。
2010年に二桁勝利投手が4人出たときは夢いっぱいの先発陣だったのにね。石川雅規30歳、館山昌平29歳、村中恭兵23歳、由規21歳。左右2人ずつ、中堅2人と若手2人で、実にバランスが良い。この態勢で7~8年は安泰だと思っていたのに……。2011年の無茶がたたっているのだろうか……。
- 2010年の東京ヤクルトスワローズ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/2010%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA - 2011年ヤクルト、クライマックスシリーズの狂気 - 紙とエンピツ_ブログ版
http://y-koutarou.hatenablog.com/entry/2017/10/22/015720
あと、やっぱり秋吉亮をトレードに出してしまったのってどうなの? 日本ハムで大活躍じゃないか。確かにクローザーに石山泰稚はいたけれど、信頼できるリリーフ投手は多ければ多いほどいい。近藤一樹や梅野雄吾は良くやってたけど、そこまで信頼できるというほどでもなかったと思う。ただ、秋吉とトレードで来た高梨裕稔と太田賢吾もそこそこ活躍しているからなあ。先発の方が足りなかったと言われればその通りだったので、何とも評価しづらい。
ここのところ、ヤクルトはトレードはうまくいってる。近藤一樹(八木亮祐とトレード)・奥村展征(相川亮二のFA補償)は活躍してるし、「大引啓次をFAで取るくらいなら川島慶三を出さなければ良かったんじゃないの?」とはちょっと思うけど、川島とトレードで来た山中浩史も優勝に貢献したしね。