2020年セ・リーグ本塁打王争いの折れ線グラフ

※このページの折れ線グラフ一覧表は随時更新します。

 今年のプロ野球セ・リーグはいつになく本塁打王争いが熱い!

2020年セ・リーグ本塁打王争い(10月18日現在)
選手名 本塁打 残り試合 所属チーム
大山悠輔 26 19 阪神
岡本和真 25 19 巨人
鈴木誠也 24 18 広島
村上宗隆 23 20 東京ヤクルト
丸佳浩 22 18 巨人
ソト 21 17 横浜DeNA
佐野恵太 20 17 横浜DeNA
サンズ 19 19 阪神
梶谷隆幸 19 17 横浜DeNA
青木宣親 18 20 東京ヤクルト
オースティン 17 17 横浜DeNA

 途中までは岡本和真が独走で、鈴木誠也が追っているけれどなかなか迫るところまでは行かない。

 そんな感じでずっときているのかと思いきや、いつの間にか大山悠輔が伸ばしてきて、鈴木も岡本も抜かしてトップに。今年は高打率なものの本塁打数は物足りなかった村上宗隆も、あれ? もしかしたら届く?というところまで来ていた。

 というわけで、どんな経過をたどってこうなったのか確認したくなったので、2020年セ・リーグ本塁打王争いを折れ線グラフと一覧表にしてみました。

2020年セ・リーグ本塁打王争い:折れ線グラフ

docs.google.com

 こう見ると、岡本和真が快調に飛ばしていたがややペース落ちてきて、その間に大山悠輔が伸ばして逆転。他の選手もそれぞれに追いついてきて混戦に、という感じがよく分かります。

2020年セ・リーグ本塁打王争い:一覧表

 

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寸評

※見出しの選手名のリンクは『nf3 - Baseball Data House -』のその選手の全打席成績(ALL)。

大山悠輔阪神タイガース

 プロ入り4年目。阪神期待の若手大型内野手。昨年初めて規定打席に到達して期待されたシーズンだったが、開幕戦でスタメンから外れると、それ以降もなかなかスタメンに入れない期間があり、第1号が出たのはチーム13試合目。しかし、その翌日に4番スタメンを勝ち取ると、そこからはクリーンアップから外れることなく、本塁打もコンスタントに打ち続け、10月13日についに岡本和真を抜いて本塁打王争い単独トップに。期待に応える大ブレイクを見せたシーズンとなっている。

岡本和真読売ジャイアンツ

 巨人の4番に定着して3年目。過去2年は30本塁打をクリアしているが、タイトルはまだなし。今年は開幕から快調に本塁打を量産。打率が上がらない時期もあったが、その期間も本塁打は衰えることなく打ち続ける。初タイトルに近づいていたが、終盤に来てやや本塁打ペースが落ちてきて大山に逆転を許してしまった。

鈴木誠也広島東洋カープ

 スタメンに定着した2016年、「神ってる」で新語・流行語大賞を受賞してから5年目。本塁打を30本近く放つだけでなく、打率も3割を超え、出塁率も高く足も速いという現在のNPB最強打者の一人。今年は、本塁打はコンスタントに放ち続けるものの岡本和真にやや遅れを取っていたが、ここに来てペースを上げてきた。

村上宗隆東京ヤクルトスワローズ

 2019年は36本塁打を放ち、数々の高卒2年目の記録を塗り替え新人王を獲得。しかし打率.231、184三振。さらなる飛躍が期待された2020年は、本塁打のペースは上がらないものの、打率は.330を超える高打率を維持。新バージョンの村上を見せていたが、9月に入ると本塁打のペースも上昇。これは本塁打王にも届くかと思ったら、今度は打率が急降下。

 自分としては、今年は高打率の村上で終わって、2021年にハイブリッドの村上を見せてくれればいいと思っていたんだけど……。打率は3割1分より3割2分、3割2分より3割3分の方がずっと良いのだから。3割キープすればいいってもんじゃねーんだぞ。

丸佳浩読売ジャイアンツ

 広島から巨人にFA移籍して2年目。今年は6月.158と大不振だったが、そこからじりじりと打率を上げて、10月はさらにペースアップ。3割にも届きそうかというところまで来た。しかし、丸にしては出塁率・四球数が物足りない。本塁打ペースは7月以降はずっとそこそこ。

ソト(横浜DeNAベイスターズ

 過去2年連続本塁打王で40本超え。しかし、今年は8月が終わっても1桁本塁打。トップの岡本とは10本差をつけられた時期もあった。しかし9月に入ると月間8本塁打と量産。実績は十分。3年連続本塁打王なるか。

佐野恵太(横浜DeNAベイスターズ

 プロ入り4年目。昨年までは、89試合出場、5本塁打が最高で、規定打席にも到達していない選手だったが、ラミレス監督は筒香嘉智が抜けた後の主将に指名し、オープン戦から全試合4番で出場。その期待に応え、開幕から高打率をキープ。しかし、本塁打はまったく出ず「つなぎの4番」と言われていたが、チーム28試合目に1号を放つと、それ以降は高打率はキープしつつ本塁打もコンスタントに放ち続け、20本まで積み上げてきた。

 佐野恵太と言えば、ルーキーイヤーの開幕シリーズに、同点の7回表2死満塁で、5番の新外国人の代打で出場したのが忘れられない(結果は投飛)。今年、主将+4番に指名されたと聞いたときも「ラミレス監督ならやりそうなことだ」と思いました。

サンズ阪神タイガース

 阪神の新外国人選手。 開幕当初は一軍から外れたが、それ以降はほぼスタメンに名を連ねる。本塁打ペースはそこそこ。8月27日~9月11日に14試合で9本と量産して一時はトップの岡本まで1本差に迫った時期もあったが、そこからぱたっと本塁打が止まってしまった。

梶谷隆幸(横浜DeNAベイスターズ

 長打力と俊足を併せ持つ強打者。過去2年は低迷していたが、今年は復活してほぼ1番に定着。9月には月間42安打の球団最多記録を更新して月間MVPを受賞。本塁打も19本まで積み上げてきた。1日2本塁打が今年3回あるなど、調子に乗ると手がつけられない選手。

 自分が大好きな選手。「ひょいっ」とバットにボールを乗せて軽々とスタンドまで運ぶ感じがたまらない。しかし、どうにも三振も多く調子の波が激しい。2013年8月、それまでは目立った成績のない内野手だったのに、突如とんでもなく打ち始めた。4割打つならこの選手だと思っていた時期もありました。

青木宣親東京ヤクルトスワローズ

 通算打率NPB歴代最高を誇る38歳のベテラン選手。2018年にNPBに復帰して3年目。復帰した2018年の最初の2ヶ月ほどは打率.260くらいで、解説の谷繁に「まあ、期待外れですよね」というようなことを言われました(ソースは俺の記憶)。高いリーダーシップでチームに貢献? そうじゃねーだろ。しかし、それ以降は現在に至るまでずっと大活躍。今年はさらに高い水準の成績で、本塁打も年々増やして今年はここまで18本。すごい。

オースティン(横浜DeNAベイスターズ

 横浜DeNAの新外国人選手。本塁打数は17本でトップとはまだ差がありますが、この選手、ケガで出場していない期間があって、打席数がこれまで挙げてきた選手の半分くらいしかないんですよ。8月から9月にかけて1ヶ月以上登録抹消されていて、9月途中に復帰すると9月5本、10月すでに8本。全試合出場していたらどうなっていたのか……。

 残り試合数は各チーム17~20試合とあまり差がありません。本塁打は、出ない時は10試合も20試合も出ないものだし、出る時は2試合連続・3試合連続や、1日2本・3本と出ることもあるのでまだまだ分かりません。最後まで楽しめそうです。

ひらがなキーを押すと謎な再変換が掛かる?(Microsoft IME)

ひらがなキー再変換

Microsoft IME』で起こる不思議な現象

 『Microsoft IME』で、確定した文字列を選択して[ひらがな]キーを押すと、なぜかすべてひらがなに戻った上で変換済み(確定前)の状態になってしまいます。この現象のことを「ひらがなキー再変換」と呼ぶことにします。

文字列選択状態

文字列を選択して[ひらがな]キーを押すと……

すべてひらがな1文節で確定前の状態

すべて1文節のひらがなに変換されて確定前の状態になる

 『Microsoft IME』の設定上の[ひらがな]キーの機能は「ひらがなキー(ひらがな入力モードに切り替えます)」のはずです。「ひらがなキー再変換」が掛かるのは納得できない挙動です。昔はこんな現象は起こらなかったと思うのだけど、いつから起こるようになったのか思い出せません。*1

「再変換」と「ひらがなキー再変換」の違い

 「ひらがなキー再変換」は、確定前の状態に戻るという点では[変換]キーで掛かる「再変換」と似ていますが、それとは異なる挙動です。例えば、以下の点が異なります。

  1. IME OFFで掛かるか?
    • [変換]キーの「再変換」はIME OFFの状態でも掛かる(再変換と同時にIME ONになる)。
    • 「ひらがなキー再変換」はIME OFFでは掛からない([ひらがな]キーの効果でIME ONになるだけ)。
  2. 漢字かひらがなか? 文節構造は再構築されるか?
    • [変換]キーの「再変換」は漢字などに変換済みの状態になる。文節構造は適当に再構築される(IMEの学習による)。

      漢字に変換された状態で確定前。文節構造は構築される

      [変換]キーの再変換は、漢字交じりで文節構造も再構築される
    • 「ひらがなキー再変換」はすべてひらがな(英数は全角文字)に変換済み状態になる。全体が1文節になる。

      すべてひらがな1文節で確定前の状態

      「ひらがなキー再変換」は、すべてひらがなで全体が1文節になる
  3. 文字列を選択していない場合でも掛かるか?
    • [変換]キーの「再変換」は、文字列を選択してなくてもキャレットがある部分の文節に対して再変換が掛かる。

      文字列を選択していない状態

      文字列を選択していなくても[変換]キーを押すと……

      キャレットのある文節のみ確定前の状態になった

      キャレットのある部分の文節に対して再変換が掛かる
    • 「ひらがなキー再変換」は、文字列を選択していないと掛からない。

「ひらがなキー再変換」が掛かるのは、キー設定が「Microsoft IME」の場合だけ

 「ひらがなキー再変換」が起こるIMEは『Microsoft IME』だけです。『ATOK』や『Google 日本語入力』では起こりません。

 さらに、プロパティの「キー設定」*2が「Microsoft IME」の場合にのみ起こります。他のキー設定に変更した場合は起こりません。なお、「変更」ボタンでキー設定をカスタマイズした場合は、自動的にキー設定が「ユーザー定義」に変更されますので、「ひらがなキー再変換」は起こらないということになります(ひらがなキーの設定を変更したかどうかは関係ない)。

Microsoft IMEのプロパティのキー設定を選択するウィンドウ

「ひらがなキー再変換」が起こるのは、キー設定を「Microsoft IME」にしている場合のみ

 よって、「ひらがなキー再変換」を回避する方法は、「キー設定を「ユーザー定義」にする」*3というのが、一番簡単で副作用がない方法です。

「ひらがなキー再変換」が掛かるのは一部のアプリケーションのみ

 「ひらがなキー再変換」は、すべてのアプリケーションで起こるのではありません。起こるアプリと起こらないアプリがあります。自分が使っているいくつかのアプリで、「再変換」と「ひらがなキー再変換」が掛かるかどうか調べてみました。

「再変換」と「ひらがな再変換」が掛かるアプリケーション
アプリケーション名 [変換]キーの再変換 ひらがなキー再変換
Windows 10のスタートメニュー
メモ帳 ×
ワードパッド *4
Microsoft Edge
Internet Explorer *5
Mozilla Firefox
Google Chrome ×
Microsoft Excel 2016 ×
Apache OpenOffice Writer ×
Apache OpenOffice Calc × ×
Nami2000 ×*6 ×
TeraPad ×

 ご覧の通り、「ひらがなキー再変換」が掛かるアプリケーションは一部に限られます。とりあえず、再変換が掛からないアプリでは「ひらがなキー再変換」も掛からない感じはありますが、「ひらがなキー再変換」が掛かるアプリケーションの共通点はよく分かりません。

「ひらがなキー再変換」はバグなの?

 「ひらがなキー再変換」はバグなんでしょうか? 意図して組み込んだ挙動にしては、IMEのキー設定を変更するだけで発生しなくなるというのが不自然だと思います。

 本来の『Microsoft IME』の[ひらがな]キーは、元のIMEの状態が何であってもひらがな入力モードにしてくれるという、初期設定の中では気の利いたキーでした*7。初期設定で使わざるを得ないPCを使うときは「これから日本語を入力するぞ」というときは何も考えずとりあえず[ひらがな]キーを押せば良かったので、自分はよく使います。その[ひらがな]キーで「ひらがな再変換」が掛かってしまうのは微妙に邪魔です。これが意図した挙動だというのならあきらめますが*8、バグだというのならMicrosoftにはなんとかしてほしいところです。

スペースキーを押すと謎な再変換が掛かる?

 ところで、「ひらがなキー再変換」とは別に、文字列を選択した状態で[スペース]キーを押すと再変換が掛かるという不思議な現象もあります(以下「スペースキー再変換」と呼びます)。『Microsoft IME』の設定上の[スペース]キーの機能は、当然「空白」(スペースを入力する)です。文字列を選択して[スペース]キーを押す際に期待する挙動は「選択した文字列を削除してスペースを入力する」ですので、これも納得できない挙動です。

 「スペースキー再変換」で起こる再変換は、「ひらがなキー再変換」ではなく[変換]キーで行う「再変換」と同じです(つまり、漢字に変換済み状態になり、文節構造は再構築される)。

 「スペースキー再変換」が起こる条件は、「ひらがなキー再変換」と似ています。「IME ON」「文字列選択状態」「特定のアプリケーション」の場合のみ起こります。しかし、キー設定が「ユーザー定義」の場合は掛かりませんが、それ以外の場合は掛かります(「ひらがなキー再変換」は、キー設定が「Microsoft IME」の場合にのみ掛かりました)。

 これも意図した挙動なのか、バグなのか分かりません。これはこういうものだと決まっていればこれはこれで使い道ありそうな挙動ですが*9、アプリやキー設定によって使えたり使えなかったりするのではどうしようもない。Twitterで検索すると、『Microsoft Word』ではスペースキーで再変換が掛かるのに他のアプリでできないのは不便だという声と、2015年頃から『Firefox』でスペースキー再変換が掛かるようになってしまったのが邪魔だという声が交錯しています。「ひらがなキー再変換」ともども、なんとかしてほしいです。

2020/05/06追記:変換を行うあらゆるキーで謎な再変換が掛かる?

 Twitterでご指摘いただいて気がついたのですが、[ひらがな]キーや[スペース]キーに限らず、[英数]キーと[F6]~[F10]キーでも、そのキーに応じた変換状態になる再変換が掛かることがわかりました。

 つまり、これらの現象は[ひらがな]キーなどに限った話ではなく、文字列を選択して変換を行うキーを押すと、確定前と同じような変換が行われるということのようです(ただし、[ひらがな]や[英数]は変換するキーではないですし、[無変換]は変換するキーですが再変換は掛からないので、この説明では説明し尽くせていません……)。

 もっとも、そうだとしても一部のIME・一部のキー設定・一部のアプリのみで起こるのはなぜかという疑問は変わりませんし、意図した挙動だとしたらこれがいい機能かどうかはやはり疑問がある、という結論は変わりませんが。*10

Windowsキー + スラッシュキーで再変換が掛かる

 ついでに、再変換に関するあまり知られていない気がするショートカットキーの話を一つ。

 [Windows] + [/](スラッシュキー)で再変換が掛かります。

 この再変換はバグっぽい要素はなく、ふつうの[変換]キーで行う「再変換」と同じ挙動です。すなわち、IME OFFの状態でも掛かりますし、漢字などに変換済みの状態に戻って文節構造も再構築されますし、文字列を選択していなくても掛かりますし、『ATOK』でも『Google 日本語入力』でも利きますし、ほとんどのアプリケーションで利きます。

 IME関連の操作に[Windows]キーを使うというのが意外ですし、[/]キーで再変換というのも連想しにくい。また、[変換]キーの再変換はIMEのキーカスマタイズ機能で無効にしたり他のキーに設定したりできるのに対し、[Windows] + [/]はカスタマイズできません。ちょっと不思議なショートカットの設定という感じはします。

 しかし、これは意図した設定でしょう。Microsoftの公式サポートページのショートカット一覧にも載ってますし。そのページによると、Windows 8.1から追加されたようです(Windows 7の一覧には載っていない)。

 [変換]キーがない英語キーボードでも再変換できるようにという意味でしょうか? 確かに、[再変換]は便利ではあるけれどそこまで多用する機能ではないので、この程度のショートカットキーでできれば十分という気がします。

「ひらがなキー再変換」と「スペースキー再変換」にまつわるリンク集

「ひらがなキー再変換」

「スペースキー再変換」

*1:Windows Vistaを使っていたときは起こらなかった気がするが自信ない……。Windows 10(8?)からかなあ……?

*2:プロパティ → 詳細設定 → 「全般」タブの編集操作

*3:「ユーザー定義」がない場合は、とにかくどこか1箇所キー設定を変更する(と同時に「ユーザー定義」が作成される)。いったん「ユーザー定義」にしてしまえば、変更した箇所を元に戻しても良い。

*4:ただし、検索ウィンドウでは掛からない。

*5: アドレスバーなどでは再変換は掛からないが、Webページが表示される部分に設置される検索窓などでは再変換が掛かる。

*6:右クリックメニューの「IME再変換」(Shift+Ctrl+Z)は再変換が掛かるが、[変換]キーでは再変換は掛からない。

*7:例えば、[半角/全角]キーは、IME OFFならON、IME ONならOFF、というように現在のモードによって挙動が変わるので、現在の入力モードを把握していないと目的のモードにできないので、使いにくい

*8:キー設定やアプリによって掛かったり掛からなかったりするのをなんとかしろよとは思いますが。

*9:[変換]キーの使い道がますますなくなりますね。

*10:Microsoft Wordの意図した挙動だとしたら、Microsoftの公式サポートページのWordショートカット一覧に載っていてもいいと思うけど……。

配列沼ビンゴ

 「使ったことのある日本語キーボード配列 - めけぽんビンゴ」というものを作りました。

bingo.mekepon.com

使ったことのある日本語キーボード配列ビンゴ。チェック10、ビンゴ0。

 思ったより多くの方にプレイしていただいています。こんな、ゲームとしては破綻しているビンゴをプレイしていただいてありがとうございます。すいません(..;)

 プレイすると、これまでプレイした人の各マスのチェック率がパーセンテージが表示されるので、興味がある方はぜひ。こんなの、ふつうはビンゴできるわけないので(^_^;)、配列沼とは無縁の方も臆さずどうぞ。「ローマ字入力だけ」「ローマ字入力とかな入力だけ」「ローマ字入力NICOLAだけ」「キーボードなんて触ったことないですよ」なんて方に参加いただけると実態に近づけるでしょう。まあ、それにしても項目もサンプルも偏りすぎているので、アンケートとしては参考にならないでしょうが……。

 配置は、とりあえず真ん中はローマ字入力、斜めラインに有名な・歴史的に重要な配列を入れて、あとは配列的・考え方・作られた時期など何かしら似ていたり関連性があったりする配列をできるだけ対称的な位置に配置しました。何となくですけど。あと、個人的趣味で昔からある配列が多めです。入り切らなかった配列もいっぱいあります。入らなかった配列の作者・使用者の方にはごめんなさい。めけぽんビンゴは最大10*10マスまで作れるのですが、さすがにこれ以上広げると難度がひどすぎるので5*5にしぼりました。

参考にした配列リンク集など

カーリング五輪・世界選手権、国別の順位/スキップ選手名一覧表

  • ドキュメント全体
  • 順位:女子
  • 順位:男子
  • スキップ選手名:女子
  • スキップ選手名:男子
  • リンク集

ドキュメント全体

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カーリング日本選手権2020は他にも名シーンがあったぞ

 先日、第37回日本カーリング選手権大会女子決勝が名シーン満載の好ゲームだっただという記事を書きましたが、本大会はそれ以外でも名シーンがありました。そこで、今回は女子決勝以外の名シーンをいくつか、局面図を交えながら振り返ってみます。

y-koutarou.hatenablog.com

男子予選 コンサドーレ-TM軽井沢

3エンド 混み合った石の動き

 のちに決勝戦で顔を合わせることになる両チームが予選第1戦で対戦。

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3E 後攻(赤)スキップ2投目前

 0-2で2点ダウンの後攻(赤)コンサドーレ、スキップ松村雄太のラストストーンを前にすごい形が残った。コンサドーレの選手が4人集まって作戦会議、石の飛ぶ角度を綿密に検討している。

 これ、どういうショットを投げたらどうなるか想像できますか? 自分は、こういう混み合った場面の石の動きが、なかなか分からないんですよね。

敦賀「これ、おもしろい形になったと思いますね。というのは石の芯より少し右側に……赤に当たってこの黄色も出ますし、これはこう、これはどこまで行くかですね。この赤は残ると思います。この赤も出る可能性ありますし、この赤も出る可能性もありますけど、もしかするとうまくいけば……赤2点を取ることができるショットになるかも知れませんね」

 いつものように石の動きの読みを詳しく説明する敦賀解説。

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3E 後攻(赤)スキップ2投目

 1・2の黄が両方出ていく形だった。狙いより少し厚く当たったが、下の黄もぎりぎりナンバー3まで押しやれて赤2点。

敦賀「少し芯だったんですけど、ただ赤に少しかすったことによって良かったですね。黄色がずれたということで」

4エンド コンサドーレの作戦会議

 コンサドーレのコミュニケーションがおもしろかったシーン。

 2-2の同点で先攻(赤)コンサドーレ、サード清水徹郎2投目を前にハウス側と投げ手側で作戦会議。ハウス側にはスキップの松村、投げ手側には清水、谷田、阿部。

 最初、スキップの松村はガードの赤の黄の間の、さらに高い位置のガードを指示していたが……。 

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4E 先攻(赤)サード2投目

(投げ手側で)

谷田「あそこ置いて」
清水「赤・赤・赤で行ったら」
谷田「俺ら微妙そうじゃない」
阿部「ショットのガードになった方がいいんじゃないか」

(ハウスと投げ手側で)

清水「そこ、俺らふさぐ必要あるかい?」
谷田「ガードするならショット上の石の上じゃない?」
松村「こっちはさ、結構……」
谷田「そっち3つ一気に切られちゃったら黄色のガードになっちゃうよ」
松村「ここ来たとしても、こっち側抜くんだよね相手」

 清水がハウス側に行く。投げ手側ではガードの赤から縦3つを一気にテイクされる手を心配している。

清水「ここ置いて、これ行ったら、俺らもうこれ取れないよ」
松村「こっち側しか抜けないんだよね相手」
清水「いや抜けてさ、これ1でしょそしたら。俺らそこにガード置いちゃったらさ、俺らもう」

 さらに、ハウス側の松村と清水の話し合いが続き、中の黄を直接テイクする手に作戦を変えた。結果は、見事にガードの間を通してテイク成功。

 コンサドーレは、松村が決断よく作戦を指示するが、清水と谷田からの指摘があって作戦を変えるというシーンを結構よく見る気がします。2018年12月の軽井沢国際でも印象深いシーンがありました。

y-koutarou.hatenablog.com

4エンド 女子決勝の伏線?

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4E 後攻(黄)スキップ1投目

 同じ4エンドの後攻(黄)TM軽井沢、スキップ両角友佑1投目。ほんの少ししか見えていない黄に向かって、速いウェイトでデリバリーする。狙い通りの場所に当てて黄からナンバー1の赤をテイクする。スルーになる危険もあったと思うけど、そこを狙うか。

 これが、女子決勝での8エンド中部電力タイムアウトで話していたショットかな。

 しかし、TM軽井沢のラストストーンは、ガードの間を縫って4フットに止めないといけない難しいドローが決まらず。このエンドはTM軽井沢が1点止まりとなった。

男子予選 コンサドーレ - TM軽井沢
チーム名 H 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
コンサドーレ   0 0 2 0 2 0 0 2 0 1 7
TM軽井沢 1 1 0 1 0 0 2 0 1 0 6

女子予選 札幌協会-富士急

5エンド 富士急コミュニケーション

 5エンドで2-0とリードして先攻の富士急。1投目はハウス内へのドローを選択。Tラインの前で止めたいが……。解説は石崎琴美

「ちょっと伸びそう」
「ちょっと伸びそうじゃない?」
「でも止まるよりは……」
「そうだよ、止まるよりまだマシ」
「いいよ、ちょっと止まってきた」
「ラインはいいよ」

(スイープをやめる)

「あんまり最後引っ張りたくないよ」
「OK」
「ちょっと速いね」
「大丈夫かい」
「14.1」
「あらー」
「おー、また」

(Tラインを越えて止まる)

「ちょっと後ろ」
「ちょっと後ろ、失礼」
石崎「(笑)。分かりますあの気持ち(笑)。そうなんですよね、本当はT前に止めたいのにね、ちょっと行ってしまうと投げ手に申し訳ないと思いますからね」

 ボタンで止まるがわずかにT奥に行ってしまいました。前年の西室の「走ってるよー。やり過ぎたわー」を思い出す。なぜ、富士急のコミュニケーションは解説者を吹き出させてしまうのか……。

10エンド 劇場型

 10エンド。7-4で3点リードで先攻(黄)富士急、スキップ小穴桃里1投目。3点リードで大優勢の富士急だが、ここで大きなミスが出てしまう。

 半分見えている赤から左下の赤へのダブルテイクを狙う。決まれば一気にコンシードだが……。

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10E 先攻(黄)スキップ1投目

実況「当たらない!」
石崎「あれ?」
実況「中の石が、富士急の石がすべて出ました」
石崎「それも……あったか(笑)。これは、3点あるかもしれないですね」
実況「考えていた中では、富士急は一番悪い結果になりましたね?」
石崎「そうですね、はい。ちょっとやっぱり警戒しすぎたというか。なんかこう……薄くなきゃいけなかったので、ダブルにするには」

 ラインが左にずれてスルー。ボタンの黄に当たって、自分たちの黄だけなくなってしまう。これだけは避けたかったというショットになってしまった。手のひらを顔の前に縦にしてこうべを垂れる小穴。

 続く札幌協会、スキップ佐々木1投目は左下の赤にフリーズを決める。ガードの裏に赤が3つある形になる。赤を1つテイクしたとしても、シューターの黄がテイクできる位置に止まると、簡単に3点取られて同点に追いつかれてしまう。3点リードしているのに追い詰められた富士急。

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10E 先攻(黄)スキップ2投目

 しかし、小穴2投目は、1投目のミスを帳消しにするショットを決める。後ろの赤をテイクしつつ赤の前にぴったり縦に止めて、この黄は出せない。

石崎「決めてきましたね。ナイスショット」

 ナイスショットを決めたのに、小穴の表情は固いままだった。

 札幌協会はラストストーンの角度を検討するが、打つ手がない。残り時間もあとわずか。

「どう思う? ここから3つ」
「ちょっと待って」
「飛ばすしかないよね」
「いま後ろどれくらい近い?」
「もうくっついてるよ、ほぼ」
「ああ、マジかー」
「1分切った」
「でも3つ飛ばなくない?」
「後ろの赤、入ってるの?」
「入ってないよ。掛かってない」
「3つの目ある? これからも飛ばせないし……」
「赤から飛ばないっしょ」
「35秒」
「ちょっと時間ないから。こっち来れる?」
「ないんなら握手でもいいんだけど」
「ないよね」
「終わるか」

 残り時間17秒で、ラストストーンを投げずにコンシードとなった。コンシード後、札幌協会と富士急の選手が一緒になって、ラストストーンで何か手がなかった検討する「感想戦」が行われていた。

女子予選 札幌協会 - 富士急
チーム名 H 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
札幌協会 0 0 0 0 0 2 0 2 0 x 4
富士急   0 1 1 0 3 0 1 0 1 x 7

 というわけで富士急が勝ったわけですが、富士急を応援している観戦者としてはなんと心臓に悪い試合だったことか……。自分は録画して見ていたので、残り録画時間からエキストラエンドには行かないんだろうなとは思っていましたが、4点取られて逆転負けまで想像しましたよ。

 今大会の富士急は、ロコ・ソラーレ中部電力北海道銀行を含めた「四強」の一角と見られていました。しかし予選リーグは、四強直接対決の他、チーム軽井沢にも敗れて、4勝4敗の4位でギリギリ予選リーグ通過。プレーオフでも3位-4位で北海道銀行に敗れて4位で大会終了。その北海道銀行も準決勝では中部電力に完敗して、トップとは差があるという印象が残る大会となりました。自分としては、もう1回世界選手権で富士急を見たいものだと思っているのですが……。2018年の富士急の世界選手権は実に魅力的でした。

y-koutarou.hatenablog.com

 ちなみに富士急は、次のチーム東京戦でもすごい劇場型ショットを決めてます(^_^;)

2020/06/04(木)追記:#おうちで作戦会議 Part 4

 日本カーリング協会公式Twitterで「#おうちで作戦会議」という企画が行われていましたが*1、そのPart 4で札幌協会-富士急の10エンドの局面が取り上げられました。

 さらに、富士急の選手・コーチによるリモート作戦会議の動画もアップされています。これは貴重な動画だ!

男子予選 北海道大学-チームTANI

 この試合は、自分が見た中では本大会で2番目にいい試合*2。名シーン満載でした。

3エンド 解説を上回るショット

 3エンドで2点リードの先攻北海道大学、スキップ河野2投目。ショットの選択はヒットロールだが、解説の敦賀信人カムアラウンドを推奨。

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3E 先攻(赤)スキップ2投目

敦賀「ここ思い切って、回り込んでも面白かったんですけどね。当てて内側にロールしないとナンバー1を隠すことできませんので。それができるかですね」

 ヒットロール狙いの石が進んでくるが……。

敦賀「お、良さそうですね」
実況「いい角度で当たりそうです!」
敦賀「ナイスショットですね(笑)」

 苦笑する敦賀

敦賀「ほぼ完璧です。わたし始め、いま置けたところに直接置いてくるのかなと思ったんですね。そうしますとナンバー1を完全に隠すことができる位置ですので」

 相手の石をテイクしてセンターガードの裏に入るヒットロールを決める。敦賀推奨ショットを上回るショットを決めた。

 このあと、チームTANIのラストストーンのドローは決まらず。このエンド、北海道大学が2点スチールする。4-0と序盤で優位に立った。

5エンド 踏みとどまる

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5E 後攻(黄)スキップ2投目

 さらに、4エンドも北海道大学が1点スチール。3エンド連続スチールで、5-0と大きくリード。カーリングでは、序盤で差が付くと負けている方が無理をせざるを得ず、さらに大差になってしまうという展開も多い。しかし、ここでチームTANIは踏みとどまる。

 後攻(黄)チームTANI、スキップ谷のラストストーン。ガードの間をすり抜けて、黄をまっすぐ押してナンバー1の赤をテイク。難度は高く、失敗すればまたスチールという場面だった。飛ばした黄も止めて、右下の黄もメジャーで計測してナンバー2で黄が2点。ここからチームTANIの逆襲が始まる。

8エンド 満面の苦笑い

 試合は進んで8エンド。6-3で北海道大学の3点アップ。しかも8エンド後攻。まだ北海道大学が大優勢といえる点差。

 先攻(黄)チームTANI、スキップ谷1投目はフリーズ狙い。ドローは狙ったラインよりやや外側を走っている。

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8E 先攻(黄)スキップ1投目

「ちょっとあるよ」
「6、7、7」
「クリーンだけ、クリーン」
「ウェイトオンリーで」
「8」
「クリーン」
「ウェイトオンリーで」
「9はない」
「8ならごっつんさせて外の方がいいよ」
「7」
「8」

 コールが飛び交うが……。

「おお、曲がったわ」
「イエスエスエス
「わからんわからんわからん」

 何か噛んで急に曲がった。さらに中の赤にかすってコースが変わり、当初の狙い通りの位置にピタリ。満面の苦笑いの谷。

谷「いま無茶苦茶噛んだよね」

 このあと、4フットに黄に1・2持たれた状態で迎えた北海道大学のラストドローは、わずかに伸びてしまった。今度はチームTANIが2点スチール。これで試合はわからなくなった。

9エンド 9エンド1点ダウン先攻の作戦選択

 しかし、9エンドで1点リード側が後攻なので、スコアだけを見ればまだ北海道大学が十分有利。

 そして、先攻(黄)チームTANI、スキップ2投目で作戦選択の局面を迎える。センターラインが空いていて先攻のチャンスが少ない形。単にヒットステイすればブランクになる可能性が高い。チームTANIのスキップ谷はあくまで1点取らせを狙っているが、解説の敦賀信人はブランクを推奨。

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9E 先攻(黄)スキップ2投目

敦賀「これ、入れ替えてゼロゼロにしてもいいと思いますね。くっつけにいってもし短いようでしたら2点取られて3点差になる、可能性もあるので。くっつけにいくショットというのは置きにいくショットの中で、難しいと思うんですね」
「前の方が1点取らせられる」
「8?」
「付けるとやばい。完全に付くなら付いてもいいけど」
「付けた方がブランクにされて嫌かも。8くらい」
「バック4くらいだな」
「ピールするには難しくて、2点取るにはジャムりそうな位置、がベスト」
「芯でまっすぐ付くんならそれはそれで最高だけど、ちょっとでもずれたらブランクにされちゃうから」
敦賀「ちょっとでもずれたら、ブランクどころか2点取られる危険性もあるので。1点差で最終エンドを迎えるのであれば全然大丈夫な場面なんですね」

 狙いは、完全にフリーズではなく、あえて赤を少し押して、黄と赤の距離を作ってダブルテイクを難しくする手。しかし、少し斜めに押してしまって黄の後ろに赤があまりかぶらない配置になってしまった。北海道大学は2点チャンス。ここは敦賀の不安通りになってしまった。ややうつむき加減の谷。

 しかし、北海道大学のラストストーンは、黄は後ろの赤に引っかかって残り、シューターの赤は右にロールして出ていってしまう。黄が1点スチール。天を仰いだ北海道大学スキップの河野。結果的にはチームTANIの狙い通りとなった。試合は同点で最終エンドを迎える。

10エンド カーリングの醍醐味

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10E 後攻(赤)スキップ2投目

 そして、局面は後攻(赤)北海道大学スキップ、河野2投目。同点の最終エンド。カーリングの醍醐味、プレッシャードロー。

 この場面はNHKスポーツのTwitterで動画が見られるので、とにかくこのショットを見てください。当たったらまずい石も見える中、4フットに入らないといけないラストドローをボタンに決めて北海道大学勝ち。ナイスゲーム!

男子予選 北海道大学 - チームTANI
チーム名 H 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
北海道大学 1 1 2 1 0 1 0 0 0 1 7
チームTANI   0 0 0 0 2 0 1 2 1 0 6


男子決勝 コンサドーレ-TM軽井沢

4エンド 両角友佑のスーパーショット

 最後は男子決勝、TM軽井沢スキップ、両角友佑のスーパーショットを紹介。 

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4E 先攻(黄)スキップ2投目

 ショットの前に4人集まって作戦会議。石が散っていていろいろな手がある。左上の黄を飛ばして中を狙う手を選択。黄が赤を経由して中に飛んでいって、なんと赤3つをはじき出すトリプルテイク。シューターの黄も残って黄が1・2でスチールチャンス。掛け値なしのスーパーショット。

 NHKスポーツのTwitterの動画は、通常ラストストーンしか配信されないのが、このシーンが配信されている。逆にラストストーンがない。コンサドーレスキップ、松村雄太のラストストーンはドローで1点を狙うが、わずかにウェイトが足りずTM軽井沢の1点スチールとなった。

敦賀「ただここもよくナンバー2にしたなと思いますね。ナンバー1、ナンバー2いい位置でしたし、ああいう決められ方をしますと、ものすごくプレッシャーの掛けられるんですけど、よく1点に抑えたなと思いますね」

 エンド後、両角と松村が、逆側のハウスに移動しながら今のショットについて何か話している姿が映る。この2人、試合中にも何か言葉を交わしている姿がたびたび映っていました。

男子決勝 コンサドーレ - TM軽井沢
チーム名 H 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
コンサドーレ 2 1 0 0 0 0 2 0 1 x 6
TM軽井沢   0 0 1 1 0 0 0 2 0 x 4