『魂を盗むもの』の謎?

これから『魂を盗むもの』をプレイする人へ

 これから『魂を盗むもの』のネタバレになる記事を書くわけですが、その前にこのゲームブックをこれからプレイする人にぜひ伝えたいことを最初に書いておきます。

 『魂を盗むもの』の推奨能力値・ルールの解釈は、

  • 技術点:8
  • 体力点:24
  • 運点:12
  • 文中の指示による食事でも体力点は回復する
  • 「疲れずに速く走れるポーションは、戦闘開始時に使うと相手の技術点をマイナス2できるアイテムとする

とします。技術点は8では厳しい面もあるので9でもいいかもしれませんが、逆に7でも任務達成はできます。

 このルールなら、ルール通り・サイコロ通りでイカサマなしでもクリアできるはずです。もちろん試行錯誤は必要ですが、無茶な箇所は一つもありません。苦労に見合うだけのプレイにはなるはずです。

 というわけで、以下はかなりネタバレです。

『魂を盗むもの』の謎?

〈運だめし〉を行なう際には慎重になろう?

 ルールはほぼいつもの通りですが(魔法のポーションはありませんが)、「プレイのヒント」に見慣れない記述があります(248ページ)。

 必ず行うように指示された場合を除いて、〈運だめし〉を行なう際は慎重になろう。一般的には、戦闘で〈運だめし〉を行なうべきなのは、そうしなければ敵の攻撃がきみを殺してしまうような場合だけだ。本当に必要な場合を除いて、敵に多くのダメージを与えるために〈運だめし〉を行なうべきではない。運点は貴重なのだ!

 このように書いてあるのですが、言うほどではなかったような……。失敗すると一発でデッドエンドになる運だめしが3ヶ所ありますが、この程度は他の作品でもある。その3ヶ所も必須ではないし、道中で運点回復アイテムももらえるので、むしろ運だめしには優しかった印象さえあります。

文中の指示による食事で体力点は回復するか?

 本作では、文中で食事をするように指示される箇所が多数あります*1。おおむね「食事をしないと体力点マイナス2」という指示になっています。

 ここで疑問点が2つあります。

 1つ目の疑問は、保存食はあるのにあえて食べないという選択は可能か? 前段はだいたい「しなければならない」と書かれているので必ず食べるように思えますが、後段で「食べない場合は」などと書かれているので解釈の余地が生じます。しかし、ここは前段を重視して、保存食がある場合は食事をしなければならないと解釈しました。後段は「保存食がない場合は」と書いてくれればはっきりしたのだけど。

 2つ目の疑問は、この食事で体力点は回復するのか? これは両方の解釈があり得ます。「この食事は任意ではなく文中の指示によるものなので、指示がない限り体力点は回復しない」という解釈もあり得ますし、「食事をとると体力点が4点回復するというルールで、特に指示がないのだからこのルールをそのまま適用する」という解釈もあり得ます。

 食事をすれば体力点回復、食べないと体力点マイナスという指示は、『ソーサリー』を思い出します。『ソーサリー』では、何か食べると体力点が回復し、しかし1日の終わりの段階で、その日まったく食べていない場合は体力点がマイナスされるという扱いでした。それを考えると、食事を取らなかった場合のマイナスとは別に、食事を取った場合の回復は得られても良さそうな気がします。

 ゲームバランス的にも、このゲームブックは強制戦闘が結構あるので、技術点が低い場合は体力点マイナスが激しい。食事で回復する体力点は貴重です。

 よって、自分は文中の指示による食事でも体力点は回復するという解釈を採用しました。

同時戦闘のルールが今までと異なる

 本作では、2体以上の敵と同時に戦闘する箇所がいくつかあります*2。今までのファイティングファンタジーの作品でも同時戦闘はありましたが、そのルールが今までとはやや異なります*3。例えば、87番では次のように書かれています。

サイコロを二個振り、きみの技術点に加えること。次に、戦闘ラウンドのたびにホブゴブリンそれぞれのためにサイコロを二個振り、技術点に出た目を加えること。攻撃力が最も高い戦士が、その戦闘ラウンドで攻撃に成功することになる(きみは攻撃に両方成功しても、ダメージを与えるのは片方だけ)。

 自分とそれぞれの敵についてサイコロを振って攻撃力を出すまでは今までと同じですが*4、今までは自分の攻撃目標をあらかじめ決めておき、その敵に対しては通常通り。それ以外の敵に対しては攻撃力を比較して、自分が下回っていれば通常通りダメージを受けるが、上回っていてもダメージを与えられない、というルールでした。

 本作では、すべての者の攻撃力を比較して、一番高い攻撃力を出した者のみがダメージを与えることができる、というルールになっています(攻撃目標をあらかじめ決めておくかどうかは言及がない)。

 つまり、攻撃目標に対しては勝っているが、他の敵に対しては負けている場合、従来は自分と敵の双方にダメージが行きましたが、今回は自分のみにダメージが来ます。その代わり、自分の攻撃力が一番低い場合でも複数回ダメージが来ることはなくなります。

 有利不利は微妙なところですが、自分の攻撃力でひどい目を振った場合に袋だたき状態になる危険がなくなったので、従来のルールよりは多少危険が減ったと思います。まあ、本作の同時戦闘の相手の技術点はどれも低いので、実質的には大した意味はありませんが……。

巻き物の解読を頼まない方がいい?

 101番で巻き物を持っている場合、パラグラフジャンプしてアルカンディに巻き物を解読してもらうことができます。しかし、ジャンプの指示が101番の途中にあるので、そこから350番へ飛んで、そのまま101番に戻ることなく181番へ行くので、101番の後半に書いてある運点+1が取れない(´・ω・`) 巻き物の情報って大したことないし、これなら運点+1の方がいいなあ。

 むしろ、101番の運点+1はなしで、350番こそ運点+1が得られるべきでは……。

キース・マーティンの意地悪……

 85番。食事をしなければ体力点が1点になるなんていうイレギュラーな処理をさせておいて、その項目でデッドエンドって、なにこれ……。スティーブ・ジャクソンとは違った意味で意地悪……。

〈鉄の地下廟〉への入り方

 〈鉄の地下廟〉への入り方は2つありますが、建物→地下道経由の「祭壇ルート」(379番→157番)の方は、メリットは運点+1か体力点+2のチャンスが1回あるだけで、あとは強敵との戦闘はあるわ、食料は消費するわ、運だめしを2回して、しかも1回は失敗するとデッドエンドだわ、とデメリットだらけ。一方、「小道ルート」(339番)の方は、比較的長い文章描写があるだけで、特にイベントもなくあっさり地下廟に入れます。明らかにこちらの方が有利。「祭壇ルート」はあまりにも報われない。これもキース・マーティンの意地悪。なんでこんなバランスの悪い作りにしたんだろう……。

東回りルートと西回りルート

 テキストマップの記事にも書いたとおり、〈鉄の地下廟〉の序盤で、225番のオーガーの部屋から次に行く「東回りルート」と、268番の石像の部屋から次に行く「西回りルート」に大きく分岐します。どちらを選択した方が有利か?

 西回りルートはショートカット・ルートで、東回りルートの方が多くのイベントがこなせます。こういう場合は、多くのイベントをこなせる方が有利というのが相場です。実際、拷問係メーラビアンとの戦闘で6点のダメージを与えられる「鍵束」や、原技術点+1の「魔法の剣」が入手できるので、一見東回りルートの方が有利に思えます。

 しかし、東回りルートの最大の難関が335番のケルトンの戦士。必須戦闘で技術点10・体力点10という強敵。本作では原技術点アップの機会が2回あるのですが、スケルトンの戦士との戦闘はその前にあります。技術点が最低10、できれば11ほしい。そして、それだけの技術点があるなら、このゲームブック、即死さえ引かなければだいたい攻略できるんですよね……。しかも、東回りルートにはその即死イベントの1つである運だめしもあるし(243番)。

 というわけで、低技術点でのクリアを狙うなら西回りルートの方がおすすめです。こちらでも385番の蜘蛛のヘッドバンドは入手できます(なくても何とかなりますが)。202番の闇の司祭(技9・体12)との戦闘が自力になりますが、ここはサイコロでがんばるしかありません。スケルトンの戦士に自力で勝つよりマシです。

原住民の村で買うべき物は?

 〈鉄の地下廟〉で西回りルートを採ることを前提にすると、原住民の村の取り引き(329番)で買うべき物がはっきりしてきます。

 ここまでで入手している金貨は5枚*5。淡紅色の真珠も使って計13枚分の品物を購入できます。

 まず、石像の部屋を確実に抜ける小さな白い宝石。次に、蜘蛛のヘッドバンド入手に必要な四メートル半の長さのロープ。東回りルートならダンジョン内で入手できますが、西回りルートでは購入しておく必要があります。そして、【銀の指輪】・【銅の指輪】・【プラチナのお守り】が入手できる/しやすくなる【黒檀の鍵】と、香の塊3個が入手できる白油の小瓶。ここまでで金貨11枚。まだ2枚あるので、保存食2食分を買っておきましょう。

 銀色の羽飾りは情報入手のみで、得られる情報は大したことがないのでいらない。猫の小さな象牙の像は、なくても体力点-2で済むのでなくてもいいでしょう。

 なお、東回りルートを選択するなら、小さな白い宝石と四メートル半の長さのロープは買う必要がないので、代わりに銀色の羽飾りと猫の小さな象牙の像を買えば良いでしょう。

原住民の村で買うべき物(329番)
品物 西回りルート 東回りルート
銀色の羽飾り - 2枚
【黒檀の鍵】 4枚 4枚
猫の小さな象牙の像 - 3枚
四メートル半の長さのロープ 2枚 -
小さな白い宝石 3枚 -
白油の小瓶 2枚 2枚
食料2食分 1枚 1枚
《合計》 12枚 12枚

金貨の意味は?

 このゲームブックでは金貨をたびたび入手できるのだけど、原住民の村以降は使う機会がほぼない*6。いったい何の意味が……。できるだけ多くの金貨を手に入れて任務達成した方がえらいということ?

 そう言えば、淡紅色の真珠入手時(288番)に金貨12枚の価値があると書かれているけれど、実際に金貨8枚の価値でしか使えない。これもできれば使わずに済ませた方がえらいという意図なのだろうか……。

魔法の剣の効果は攻撃力+1でいいのでは?

 334番で入手できる原技術点+1の魔法の剣。原技術点を超えられることが明記してあるのはファイティング・ファンタジーの不毛な議論を断ち切るすばらしい配慮ですが、「原技術点を超えられる」「戦闘時のみのプラス」ということが言いたいなら、もっとシンプルに「攻撃力を1点加える」と書くだけでいいと思う。

細かいところでバグがある

 このゲームブック、きっちりしているように見えて、細かいところで気になる箇所が結構あるんだよなあ……。例えば以下のような箇所。

  • 120番のゴブリンの部屋へは扉を通って来たはずなのだけど(326番か339番)、戦闘後の300番ではこの部屋には3つの扉があると書かれているが、どれも新しい場所に通じる扉で、入ってきた扉が見当たらない。
  • 〈鉄の地下廟〉の最初の部屋から(300番)西→北へ行って壁面彫刻を見ると、南から来たはずなのに「元の東への通路を進むなら」という選択肢がある(216番)。
  • 260番で「トロールが持っていた鍵束を使ってみるが」と書かれているが、鍵束は226番で部屋を調べないと入手できないので、持っていない可能性もある。そう書きたいなら、トロールを倒したら自動的に入手できることにすれば良かったのに。
  • ゴブリンを懐柔するために取り出すアイテムが「しろめ製のエールジョッキ」か「骨のサイコロ一対」かの選択(105番)。どちらも取り出すという選択肢があるが、その行き先番号がエールジョッキと同じって、投げやりすぎだろう。少しは隠そうよ。*7
  • ネズミの群れに対して(387番)背負い袋の中を探す選択をして48番に行くと、そこで挙げられたアイテム(白い宝石・香の塊・銀色の羽飾り・象牙の像)を一つも持っていなかった場合、行き先がなくて詰む。

アルサンダーは自力で回復する?

 今回の旅の当面の目的であるアルサンダーの救出に成功した場面(273番か44番)。しかし、彼は拷問でとても弱っているので、食料か癒しのポーションを与えるようにと指示されます。*8

 しかし、この時点で保存食も癒しのポーションも持っていない場合は、なんだかんだでアルサンダーは自力で回復して、140番からの長い演説をしてついでに呪文も教えてくれるということでいいですよね? 食料も癒しのポーションもなければアルサンダーを救えずバッドエンドだ、なんて書かれてないですから……。

 技術点7か8でプレイしていると体力点は結構ギリギリなので、ここで保存食も癒しのポーションも残っていない可能性は結構あると思うんですよね*9。体力点が減っている場合は、ここに来る前にあらかじめ消費しておきましょう(^_^;) また、携帯用の香炉+香の塊(体力点+3)を持っている場合は、それは残して保存食と癒しのポーションを先に使った方が良いでしょう。 

唐突にトリッキーなパラグラフジャンプ

 押しつぶそうと迫り来る壁(77番)に対して呪文を使う選択をすると、「呪文の名前をひらがなにして文字数を数え、その数に二を加えた数のパラグラフを開くこと」と指示されます(372番)。仕掛け自体は面白いですが、これいるかなあ? この処理をするのがここだけなので唐突感があるし、大した場面でもないし……。

〈絶望の島〉の地図の意味は……

 ルールの訳注でも触れられていますが、〈絶望の島〉の地図にほとんど意味がないのはどうしたことでしょうか……。珍しい「旧世界」が舞台の作品で、レンドルランドや港町ポルアという地名も目新しく、冒険の背景描写にも期待していましたが、中盤以降はダンジョンに終始して、そうした描写がほとんどなかったのは残念でした。オープニングは格調高い文章で期待が高まって、序盤は意外と友好的な遭遇も多くて面白みもあったのですが……。

 400番では「背景」と同じくらいの文字数を使って、ヴァネスティンがどんな言葉を掛けてくるのか描いてほしかったなあ。

疲れずに速く走れるポーションの使い道は?

 今さらですが、序盤でしゃべるトカゲからもらえる「疲れずに速く走れるポーション」(288番)の使い所が1回もないのはなんということでしょう……。

 《加速》の呪文の効果を考えるに(213番)、戦闘開始時に使うと、相手の技術点から2点を引くことができるアイテムというつもりじゃなかったのかなあ? 本作は、全体的には低い技術点でも攻略できるようになっているんだけど、闇の司祭とかスケルトンの戦士とか、時たま低い技術点ではどうにもならない敵が出てくるのが厳しい。と言うかもったいない。疲れずに速く走れるポーションが相手の技術点-2できるアイテムとして使えるなら、この点がかなり緩和される。どこで使うのか考える楽しみもできるし。

呪文ルールの疑問点

 ルールに「魔法」という項目が設けられているのに、そこに書かれているのは抽象的な話ばかりで、ルールとしての実体が伴ったことは何一つ書かれていない(242ページ)。ルールの記載を匂わせに使うという斬新な手法。

 呪文は、終盤にアルサンダーから教えてもらうことでようやく使えるようになります(188番)。しかし、ルールに関して疑問点がいくつか。

 まず、同じ呪文を2回以上選択しても良いのか? 《加速》が強いのでこれ3回でもいいくらいなんですよね。それは味気ないので、複数回選択は不可ということにしておきます。

 そして、呪文は選択肢で示されていない箇所で使ってもいいんですよね? 《治癒》・《幸運》・《技術回復》の回復呪文3種はもちろんですが、それ以外の呪文も。各呪文の説明には、例えば次のように書かれているのだから(太字は筆者)。

  • 《恐怖払い》(2番):「そうした恐怖が与えるすべての影響を無効化するために、いつでも《恐怖払い》の呪文を使うことができる
  • 《幻影看破》(295番):「もし幻影であれば、きみは《幻影看破》の呪文を唱えて自動的にその怪物を破壊することができる。」
  • 《火球》(16番):「自動的に命中して六点のダメージを与える。この呪文は、戦闘の最初の戦闘ラウンドのみ使用できる。」
  • 《加速》(213番):「戦闘中であれば、呪文は戦闘開始時にのみ唱えることができ、戦闘進行中には唱えることができない。《中略》戦闘中は相手の技術点から二点を引くことができる!

 つまり――

  • 《恐怖払い》は、「恐怖で△△を○点引く」などと書かれていたら、その場で使ってそのマイナスを無効にできる
  • 《幻影看破》は、「○○の幻影」との戦闘の最初のラウンドで使って、自動的に勝利できる。だから、スペクター(112番)とデス・スカル(296番)は「これは幻影ではない」とわざわざ明記してある。
  • 《火球》は、戦闘開始時に使って、6点のダメージを与えられる
  • 《加速》は、戦闘開始時に使って、相手の技術点をマイナス2できる

――という事ですよね。

 せっかく面白そうなルールなのに、呪文が使えるのが終盤の『幻影帝国』だけというのがもったいない。〈鉄の地下廟〉の内容を削ってでも、最初から呪文を使えるようにしてほしかったなあ。

モルドラネスとの戦闘で呪文を使えるか?

 そして、呪文のルールで大問題なのが、モルドラネスとの戦闘――遭遇時の269番ではなく、46番のサイコロの振り合いの通常戦闘――の最初のラウンドで呪文を使っていいかどうかです。

 遭遇時の269番で《火球》と《加速》を使う選択肢があるので、ここが最初のラウンドと解釈して、46番では呪文は使えないという解釈もあり得ます。むしろ、この方が妥当かも……。244番と94番で「この戦闘ラウンド」という言葉が出てきますし……。

 ですが! ですが! ですが! 自分は46番で呪文を使うことは可と解釈したい!

 このゲームブックは、全体的にはルールがきっちりしている上に、必須アイテムはない、技術点の高い敵はそれほど出てこない、回復アイテムが多いなど、クリアしやすい作りになっています。しかし、それが狂うのがモルドラネスとの戦闘です。最終的には、技術点10・体力点17の相手に勝つ必要があります。この時点で技術点が最低10、できれば11以上ほしい。

 46番で《加速》が使えれば、モルドラネスの技術点マイナス2。これなら初期技術点は9なら十分、8でもまずまず、7でも運が良ければクリアできるバランスとなります。このゲームブックはこのくらいのゲームバランスであってほしい。技術点11以上必要などというゲームブックとは一線を画してほしい。

 というわけで、冒頭にも書いたとおりの『魂を盗むもの』の推奨能力値・ルールとなるわけです。

  • 技術点:8
  • 体力点:24
  • 運点:12
  • 文中の指示による食事でも体力点は回復する
  • 「疲れずに速く走れるポーション」は、戦闘開始時に使うと相手の技術点をマイナス2できるアイテムとする

 「疲れずに速く走れるポーション」を使えば技術点が低くてもスケルトン戦士に勝てるので、東回りルートを選ぶ戦略もあり得ます。しかし、スケルトンの戦士以外にも強敵はいるので悩ましいところです。*10

 回復アイテムは多数出てくるので、それを生かすために体力点は24とします。運点12で、致命的な運だめし失敗は確実に回避しましょう。

プレイ記録(Twitter

リンク集

shinsei.hatenadiary.jp

ameblo.jp

関連する記事

y-koutarou.hatenablog.com

*1:文中で食事をするように指示される項目は以下の通り。

  • 257番:「正午にきみは歩みを止め、食事をすることにする。」
  • 337番:「きみは眠る前にもう一度食事をしなければならない。食べない場合は体力点を二点失う。」
  • 181番:「夕方近くになると空腹を感じ始め、立ち止まって食事をする(食べないなら、体力点から二点を引くこと)。」
  • 157番:「途中で立ち止まって食事をしなければ、体力点から二点を引かねばならない。」
  • 85番:「道に迷ってますます疲れ、座ってもう一度食事をしなければ、体力点を一点だけ残してすべて失うことになる。」 ※実質的には意味がない……。
  • 88番:「陸路で北へと続く主要な小道まで戻らなければならない。その間に二食分の食事を食べる」
  • 266番:「ここで作業の手を休めて食事をしなければならない。食べない場合は体力点から二点を引くこと。」
  • 58番:「ここで食事をしなくはならない(食べない場合は体力点から二点を引くこと)。」
  • 316番:「こんな仕事をやり遂げたなら、休憩して食事もとらなければならない。そうしないのならば体力点からさらに二点引くこと。」

*2:同時戦闘が起こる項目は以下の通り。

  • 87番:ホブゴブリン(一番目:技5・体6 二番目:技6・体7)
  • 310番:原住民(一番目:技6・体7 二番目:技7・体6)
  • 185番:オーク(一番目:技4・体5 二番目:技4・体4 三番目:技4・体5) ※相手は3体いるが、「一度に二匹のオークと戦わなくてはならない」と書かれている。
  • 363番:オーク(一番目:技5・体3 二番目:技5・体4)

*3:全作読んでいるわけではないので、すでに同じ扱いの作品もあったかもしれません。

*4:正確には、攻撃力を出すサイコロを振る順番が通常戦闘とは逆です(通常戦闘では「相手、きみ」の順)。

*5:シー(海)ジャイアント(技10・体17)との戦闘(240番)はもちろん避けます。

*6:291番のギャンブルと、124番で噴水に投げ込むだけ。

*7:105番へは、その前の359番で「しろめ製のエールジョッキか骨のサイコロ一対のどちらかを持っているか?」という分岐で来るのだけど、この分岐いるかなあ? この分岐を設けるくらいなら、359番で直接「エールジョッキを出すなら276へ。骨のサイコロを出すなら41へ。どちらも出すなら105へ(その後276へ行かせる)。どちらもないなら161へ」でいいじゃん。

*8:(273番)「彼はとても弱っているので、何か食べる物を与えるか(アドベンチャーシートの保存食を一つ減らすこと)、あるいは魔法の【癒しのポーション】を与えなくてはならない。」

(44番)「食料や魔法の【癒しのポーション】を持っているなら、いますぐどちらか一方を与えなくてはならない。彼の魔法はここから脱出する可能性を増やすだろうし、魔法を使うために彼のすべての力を必要とするからだ。」

*9:癒しのポーションは西回りルートでは入手できないし。

*10:225番のオーガー(技8・体10)、280番の洞窟ヘビ(技6・体7。こちらの技-2)、100番のスケルトン・マン(技8・体6)、4番のトロール(技8・体9)あたりが強敵。

『魂を盗むもの』のテキストマップ

 ファイティング・ファンタジー・コレクションの第2弾、『レジェンドの復活』の一冊、『魂を盗むもの』のテキストマップを作りました。

 ファイティング・ファンタジー・コレクションと言えば、第3弾の『~イアン・リビングストン編~「巨人の影」』、第4弾の『~スティーブ・ジャクソン編~「サラモニスの秘密」』が発売されることが発表されたところです。第3弾発売の今年7月までには『レジェンドの復活』を終えておきたいところ。ですが、5冊のうち、『死の罠の地下迷宮』『危難の港』は攻略済みですが、『サイボーグを倒せ』が途中で、『地獄の館』が手つかずという状況です。両方とも複雑な分岐をする内容でじっくり取り組みたいところなので、7月までに間に合うかどうか……。

テキストマップ

 『魂を盗むもの』は、前半の〈絶望の島〉はオープンフィールド、後半の〈鉄の地下廟〉以降はダンジョン物という構成です。〈絶望の島〉はアイテムを整える準備段階で、〈鉄の地下廟〉以降が本番です。

 〈絶望の島〉は主にイベントのつながりを示したマップ。基本的に西へ進むので、マップの上側を西としました。

 〈鉄の地下廟〉は、単純に一方向に行く構成ではないので、なかなか全容が把握しにくい作りになっています。複数の階層に分かれていて立体交差もありますが、無理矢理1枚のマップにつなげました。双方向移動できる部分もありますが、そこはマップ上では示しきれていません。“曲がりくねった通路”などの表現がある場所もありますが、あまり重要ではないものは無視しました。

 スタートは左上の中央あたりの300番の部屋。そこから次のブロックへ行くときに、右上の225番の部屋を通る「東回りルート」と、左下の268番の部屋を通る「西回りルート」に大きく分岐します。西回りルートはショートカットになりますが、必ずしも東回りが有利というわけでもない。西回りルートでも右上のブロックへ行くことができますが、それより南へは行けません。北西の角から218番ですべてのルートが合流して、あとは小さな脇道があるだけでほぼ一本道となります。

 最後の『幻影帝国』は再びイベントのつながりマップ。方角ではなく通路の色などで方向が示されているので、それもマップに加えました。

〈絶望の島〉

                           ※Aへ ←┐              
                 ┏━━━━━━━┓ ┏━━━┷━━┓ ┏━━━━━━━━┓
                 ┃339 鉄の地下廟┠→┃120 ゴブリン┃←┨277 地下廟の入口┃
                 ┗━━━━━━━┛ ┗━━━━━━┛ ┗┯━━━━━━━┛
                      ↑←─────┐←──────┘ ↑      
                  ┏━━━┷━━┓  ┏┷━━━┓  ┏━━┷━━┓   
                  ┃181 丘陵地帯┠─→┃379 祭壇┠─→┃157 地下道┃   
                  ┗━━━━━━┛  ┗━━━━┛  ┗━━━━━┛   
    ┌────────────────→↑←┐┏━━┓     ┏━━━━┓      
    │         ↑    ┌────┴┨250 ┃←────┨135 束縛┃←┐    
    │         │    │  │  ┗━━┛    ↑┗━━━━┛ │    
┏━━━┷━━━┓ ┏━━━┷━━━┓↓┏━┷┓ ┏━━━━┓ ┏┷━━━━━━━┷┓   
┃208 原住民の村┃←┨128 ジャングル┃←┨103 ┠→┃327 昆虫┠→┃191 ホブゴブリン ┃   
┗━━━━━━━┛ ┗━━━━━━━┛ ┗━━┛ ┗━━━━┛ ┗━━━━━━━━━┛   
                      ↑                       
                ┏━━━━━┷━━━━━┓      ┏━━━━┓     
                ┃349 ツリー・スプライト┃←─────┨206 登攀┃     
         W      ┗━━━━━━━━━━━┛      ┗━━━━┛     
         │            ↑←──────────┐  ↑        
       S─┼→N       ┏━━┷━┓ ┏━━━━┓ ┏┷━━┷━━━━┓   
         │         ┃257 小雨┠→┃238 洞窟┠→┃10しゃべるトカゲ┃   
         E         ┗━━━━┛ ┗━━━━┛ ┗━━━━━━━━┛   
                      ↑←─────┐                
                   ┏━━┷━┓ ┏━━┷━┓              
                   ┃102 巨人┠→┃240 難敵┃ 【〈絶望の島〉】     
                   ┗━━━━┛ ┗━━━━┛              
                      ↑      ↑                
             ┏━━━┓ ┏━━┷━┓    │                
             ┃1 暗雲┠→┃249 上陸┠────┘                
             ┗━━━┛ ┗━━━━┛                     

〈鉄の地下廟〉

                             ┏━━━┓            
                             ┃   ┃            
                      385カミソリ嘴鳥┃ 385 ┃            
                             ┃   ┃            
                             ┗┓ ┏┛ 122菌類  354バードマン
                              │155│  /\/\   ┏━━━┓
                              │ ├─┛   ┗──┛   ┃
                              │51S   122      354 ┃
                              │ ├─┓   ┏──┓   ┃
                              │ │  \/\/   ┗┓ ┏┛
    ┌─────────────────────────┘ └─────────┘ 7│ 
    │314 274 287                    106 154    284 203  253│ 
    │42┌─┐ ┌─────────────────────────┐ ┌┳↑┳──┘ 
    │ │ │ │ ┏━━━┓      280洞窟ヘビ┏━━━┓   │ │┃365┃365  
    │ │ │ │ ┃   ┃     ┌──━━━┨   ┃   │ │┃ ┃甲虫の 
    │ │ │ │ ┃  6 ┃6ネズミ男 ┃330 280 □ 225 ┃   │ ││ │ 幻影 
    │ │ │ │ ┃   ┃     ┃ ┏━━━┨   ┃   │ ┣┷□┷┓   
    │ │ │ │ ┗┯□┯┛136    ┃ ┃330  ┗┯□┯┛225  │ ┃ 35 ┃   
    │ │ │ │  │184│ 255壁面彫刻│ │石筍  │ │オーガー│99□ 304 ┃   
    │ │ │ │  │303└──────┸─┸────┘ │    │ ┃   ┃   
    │ │ │ │  │136 255 377 72         160│    │ ┣━━━┛   
    │ │ │ │  │ ┌──┐ ┌─┰─┰──────┘    │ │304貯蔵所   
    │ │ │ │  │ │  │ │ │ │           │ │       
    │ │ │ │  │ │ ┌┴□┴┐│ │           │ │       
    │ │ │ │  │ └─┤   ││ │          ┏┷□┷┓      
    │ │ │―│  │205  □ 300 ││ │          ┃   ┃      
    │ │ │-│  │129┌─┤ ※A ││ │          ┃ 265 ┃      
    │ │┏┛‐┗┓ │ │ ┣━□━┫│ │          ┃ 375●┃      
    │ │┃   ┗─┘ │ ┃   ┃│ │          ┗━━━┛      
    │ │┃ ☆268    │ ┃ 267 ┃│ │267がらくた        ↑ 58落とし戸 
    │ │┃   ┏───┘ ┗━━━┛│ │            ┌─┐      
    │ │┗━━━┛268  ┏━━━┓  │ │            │○│      
218   │ ┣━━━┓ 石像 ┃   ┃  │ │            │58│      
二つの扉┃ ┃   ┃    ┃ 36 ┃  │ │            │ │      
    □218■ 138 ┃131   ┃   ┃  │ │335スケルトンの戦士   │ │      
    ┃ ┃   ┃鉄格子 ┗┓ ┏┛  │ │ ┏━━━┓      │ │      
    │ ┣━━┳┻━━┓  ┃ ┗───┘ └─┛   ┗──┐   │ │      
    │ └──┨   ┃211 ┃356  116 156 193 285 335 |li │   │ │      
    │283 131■ 211 ┃囚人┗━━───────┓   ┏┐ │   │ │      
┌───┤ ┌──┨   ┃   356歌声      ┗━━━┛│ │   │ │      
│   S227│  ┗━━━┛                ┏┛ ┗┓  │―│      
│ ┌┳┷□┷┳━━━┓   【〈鉄の地下廟〉】      ┃   ┃  │―│      
│ └┨   ┃   ┃             52漆黒の目┃ 52 □  │-│      
│ 98S 59 □ 315 ┃59オーク              ┃   ┃  │-│      
└──┨   ┃   ┃                  ┗┯□┯┛  │‐│      
   ┗┯□┯┻━━━┛393ご主人様              │ │121  │‐│      
    │ │     ┏━━━┓123チーズとフルーツパイ   │121│騒々 ┃ ┃146小さな声 
 ┏━━┫ └─────┨   ┣━━━┓         ┏┷□┷┓ ┏┻∞┻┓     
 ┃386 ■333  364 114□393  □ 123 ┃         ┃ 209 ┠─┫ 146 ┃260    
 ┗━━┻───────┨ 187 ┃   ┃50敷物 305聞き耳 ┃ 185 □ 4□  260■開かない扉
    333木の扉    ┣━□━╋━□━┫┏━━━┳━━━┓┃   ┠─┨226  ┃     
            ┃ 82 ┃ 50 ┃┃   ┃ 107 ┃┗━━━┛ ┗━━━┛     
            ┃   ┃ ●→┃┃○305 □ 75 ┃      4トロール      
            ┃   ┃   ┃┃   ┃   ┃                
            ┗━━━┻━━━┛┣━□━╋━━━┫                
            ┌────────┫   ┃   ┃                
            │        □ 245 □ 248 ┃                
            │ ┌──────┫   ┃ 132 ┃                
            │ │ ┏━━━┓┗━━━┻━━━┛                
        ┌───┘ └─┨   ┃  245食事                    
        │    17 228□ 262 ┃                         
        │ ┌─────┨   ┃262修羅場                     
        │ │  /━\┗━━━┛                         
        │ └─┨   \                             
     97看板│97 172■ 392 ┃392ダイアドローン                     
      ┏━┷□━━┫ 246 /                       ※Bへ    
   124噴水┃  124 ◎┃\━/                         ↑    
      ┃     ┣━━━┳━┓ ┏━━━━━━━━┓ ┏━━━━┓ ┏━━┷━━━┓
      ┃     ┃   ・ ┃→┃140 アルサンダー┠→┃188 呪文┠→┃281 闇エルフ┃
      ■373    □ 28 ┣━┛ ┗━━━━━━━━┛ ┗━━━━┛ ┗━━━━━━┛
      ┃     ┃   ┃28拷問係                         
      ┗━━━━━┻━━━┛                             

『幻影帝国』

         ┏━━━━━━━━┓              
         ┃269 モルドラネス┃              
         ┗━━━━━━━━┛              
              ↑                  
         ┏━━━━┷━━━┓ ┏━━━━━━━━━━━┓
         ┃150紫 蜘蛛の幻影┃←┨261青 ブルー・ドラゴン┃
         ┗━━━━━━━━┛ ┗━━━━━━━━━━━┛
              ↑           ↑      
         ┏━━━━┷━━━━┓      │      
         ┃247暗褐 骸骨の幻影┠──────┘      
         ┗━━━━━━━━━┛             
           ↑     ↑               
     ┏━━━━━┷━┓ ┏━┷━━━┓           
     ┃331凍 骸骨の山┠→┃319風 突風┃           
     ┗━━━━━━━┛ ┗━━━━━┛           
           ↑     ↑               
         ┏━┷━━━━━┷━┓             
         ┃296黒 デス・スカル┃  【『幻影帝国』】   
         ┗━━━━━━━━━┛             
           ↑     ↑               
     ┏━━━━━┷━┓ ┏━┷━┓             
     ┃77黄土 動く壁┃ ┃272空 ┃             
     ┗━━━━━━━┛ ┗━━━┛             
           ↑←───┐↑               
           │┌───→│               
      ┏━━━━┷┷┓ ┏┷┷━━━━┓          
      ┃307黄緑 ヘビ┃←┨125虹 人物像┃          
      ┗━━━━━━┛ ┗━━━━━━┛          
       ↑←───────────┐↑           
       │┌───────────→│           
┏━━━━━━┷┷┓ ┏━━━━━┓ ┏┷┷━━━━┓      
┃112灰 スペクター┠→┃395緑 大波┠→┃387茶 ネズミ┃      
┗━━━━━━━━┛ ┗━━━━━┛ ┗━━━━━━┛      
     ↑        ↑                  
  ┏━━┷━━┓ ┏━━━┷━━━┓ ┏━━━━━┓      
  ┃149黒 暗闇┃←┨362黄 鷲の幻影┃←┨197赤 熱暑┃      
  ┗━━━━┯┛ ┗━━━━━━━┛ ┗━━━━━┛      
     ↑ └─────→↑        ↑         
    ┏┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━┷┓        
    ┃      229 幻影帝国       ┃←※B      
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛        

関連する記事

y-koutarou.hatenablog.com

Google日本語入力のプロパティ設定の見直し

 Google日本語入力で新下駄配列が使えるようになったことにより、ここ最近はGoogle日本語入力を使っているわけですが、自分は今まではIMEATOKを使っていたので、Google日本語入力を本格的に使うのは初めてとなります。もちろん、プロパティの設定を自分の好みに合うように変更するわけですが、どの部分を変更したか記録しておこう、という記事です。

「一般」タブ

Google日本語入力プロパティ:「一般」タブ
項目名 元の設定 変更した設定
テンキーからの入力 半角 直接入力

テンキーからの入力を直接入力にする

 テンキーからの入力は入力モードに関係なく直接入力にする。ATOKでもできるが、Microsoft IMEではできない設定。テンキーの威力倍増。この設定を知らずに「テンキーなんていらない」と言っている人は、俺は認めない。知ってて言ってるならいいです。

「一般」タブ:キー設定

Google日本語入力プロパティ:「一般」タブ:キー設定
モード 入力キー 元コマンド 変更後コマンド
変換前入力中 Ctrl BackSpace 左の文字を削除 キャンセル
変換前入力中 Shift Space 変換 半角空白を入力
入力文字なし Shift Space 代替空白文字を入力 半角空白を入力
変換中 Right 文節を右に移動 最初の文節のみを確定
入力文字なし Ctrl F6 ※新設 辞書ツールを起動
入力文字なし Ctrl F7 ※新設 単語登録を起動
入力文字なし Ctrl F12 ※新設 プロパティを起動
入力文字なし Shift Enter ※新設 再変換

 なお、IME起動・入力モード変更関連はIMEではなく「のどか」の方で設定しているので、Google日本語入力のプロパティでは設定しない。

[英数] + [:]で入力中の文字をすべて消す

 [Ctrl] + [BackSpace]は、自分のキーカスタマイズではキーの位置は[英数] + [:]になるので、ちょうど左右の小指のホームポジションの1つ外側で押せるキー。これを「キャンセル」、つまり入力中の文字をすべて消して最初から入力するキーにする。ただし、変換中のキャンセル*1は変換前の状態に戻るだけなので、[Ctrl] + [BackSpace]を2回押す必要がある。変換中から一気にすべての入力を消す設定はGoogle日本語入力にはない。Microsoft IMEでもATOKでもあるのに(´・ω・`)

y-koutarou.hatenablog.com

[Shift] + [スペース]を必ず半角スペースにする

 「変換前入力中」と「文字入力なし」で、[Shift] + [スペース]を「半角空白を入力」にする。「一般」タブの「スペースの入力:「入力モードに従う」」と組み合わせると、「単打の[スペース]は入力モード通り。[Shift] + [スペース]は必ず半角スペース」という設定が実現できる。初期設定の「代替空白文字を入力」だと、全角モードの[Shift] + [スペース]は半角スペースになるが、半角英数モードなどの[Shift] + [スペース]が全角スペースになってしまう。

 全角文字の途中に半角スペースを入力したくなることは時々あるが、半角文字の途中に全角スペースを入力したくなることはほとんどないので、この設定の方がスペースの入力が安定する。

変換中に[→]で先頭の文節から確定していく

 変換中に[→]で「最初の文節のみ確定」。これは何かというと、Google日本語入力には「文節戻し」に相当する機能がないので、その代わりとして使います。

 例えば「きしゃのきしゃがきしゃできしゃまる」と入力して、先頭の文節から変換を修正していって「貴社の記者が汽車で」まで変換したところで「まる」とタイプミスしていたことに気がつく。Google日本語入力では、ここで「まる」のみを修正する適当な手段がない。[BackSpace]の「キャンセル」をするとすべての文節が未変換に戻ってしまう。

 そこで、[→]を「最初の文節のみ確定」にして、次の文節に移ると同時に前の文節を確定してしまう。こうすると「まる」でまで来て[BackSpace]を押しても、未変換に戻るのは「まる」だけで済む。*2

[Ctrl] + [ファンクションキー]でツール起動

 [Ctrl] + [F6]で辞書ツールを起動[Ctrl] + [F7]で単語登録を起動[Ctrl] + [F12]でプロパティを起動ATOKをまねた設定。これらの機能をいちいち通知領域から右クリックで起動するなんてあり得ない。これは本当に便利なのでやってない人はだまされたと思って設定してみて!

[Shift] + [変換]で「再変換」

 [Shift] + [Enter]は、自分のキーカスタマイズでは[変換]を[Enter]にしているのでキー位置は[Shift] + [変換]相当。再変換は便利な機能ではあるけれど、そこまで頻繁に使う機能ではないので、この程度のキーでできれば十分です。*3

「入力補助」タブ

句読点変換を有効にしたいのだけど……

 本当は……

Google日本語入力プロパティ:「入力補助」タブ
項目名 元の設定 変更した設定
句読点変換を有効にする OFF ON
句読点変換を有効にする 「、」 OFF ON

と設定したいのだけど……。

 そうした上でGoogle日本語入力で新下駄配列を実装すると、[R]を押した瞬間に「、」が入力されて変換されてしまうので、[R]が絡む同時打鍵が入力しづらくなってしまう、という問題が生じてしまう。

 Google日本語入力以外の新下駄配列の実装方法なら、単打はキーを離すか一定時間経過するまで確定することはなかったので、この問題が生ずることはなかった。新下駄配列を12年間使ってきたが、これは初めて遭遇する事態だ……。

 句読点変換はあきらめるしかないな……。

*1:変換中は初期設定で[Ctrl] + [BackSpace]がキャンセルとなっています。

*2:本当は、「文節戻し」を実装する(Microsoft IME)か、未変換に戻るのはカーソル以降の文節のみ(ATOK)にしてほしいのだけど。

*3:ちなみに、ATOKの再変換は、初期設定で[Shift] + [変換]です。

【進化版】Google日本語入力で新下駄配列が使える!

 先日紹介したGoogle日本語入力で新下駄配列が使える話が早くも進化して、プロパティの変更をした上で新下駄配列を実装することができるようになりました! さらに、新下駄配列に限らず、文字キー同時打鍵を使う文字入力配列なら何でも実装できるようになりました

 その方法は、下記のGoogle Colab上でGoogle日本語入力のプロパティ情報であるconfig1.dbファイルを作成するというものです。作ってくださったAkira K. さんに再び感謝します。ありがとうございます。

colab.research.google.com

Enable_Simultaneous_GoogleIME_config.ipynbを使った新下駄配列の実装方法

要するに何をするのか?

 Google日本語入力で同時打鍵を実装する場合、プロパティを開いて「OK」を押すなどしてしまうと、同時打鍵の待ち時間が壊れたconfig1.db(Google日本語入力のプロパティの情報)が作成されてしまうという問題があります。つまり、事実上プロパティの設定変更が一切できないことになります。

 Enable_Simultaneous_GoogleIME_config.ipynbを使うことで、待ち時間が壊れたconfig1.dbを修復してもらう事ができます。あらかじめプロパティの設定変更をしておけば、その変更が反映されたconfig1.dbを作成できます。さらに、新下駄配列などのいくつかの配列については、修復と同時に配列の設定を埋め込むことができます。

手順1 プロパティを変更しておく

 というわけで、Enable_Simultaneous_GoogleIME_config.ipynbを使って新下駄配列を実装してみましょう。

 まず、新下駄配列を実装する前に、Google日本語入力のプロパティの変更をやりたいだけやっておきます。あとで変更することもできますが、変更するたびにこの手順を踏む必要があります。

手順2 手持ちのconfig1.dbをアップロード

 次は、Enable_Simultaneous_GoogleIME_config.ipynbのサイト上の操作となります。前提として、Googleアカウントでログインしている必要があります。

 まずは「1. config1.db のアップロード」から。

 「ファイルのアップロード」と書かれているあたりにマウスカーソルを移動すると再生ボタン(●の中に右三角)が表示されるのでそれをクリック。

「ファイルのアップロード」の下に再生ボタン(黒丸の中に右三角)が表示されている。

「ファイルのアップロード」の再生ボタンを押す

 警告が表示されるので、内容を読んで「このまま実行」をクリック。

警告ダイアログが表示されている「警告: このノートブックは Google が作成したものではありません。キャンセル/このまま実行」

警告が表示されるので「このまま実行」を押す

 少し待つと「参照」ボタンが表示されるので、クリックしてconfig1.dbを選択します。config1.dbの場所は、すぐ上に説明が書いてあります。Windowsなら(特に設定変更していなければ)次のパスのフォルダにあるはずです。

  • C:\Users\(ユーザー名)\AppData\LocalLow\Google\Google Japanese Input
  • %HOMEPATH%\AppData\LocalLow\Google\Google Japanese Input

「参照」ボタン。「ファイルが選択されていません。」「Cansel upload」ボタン

「参照」ボタンが表示されるので押してconfig1.dbファイルを選択

 これでconfig1.dbファイルのアップロードが完了します。下の画像のようになったら成功です。

Saving config1.db to conflg1.db

config1.db のアップロードが完了した

 ここまでできたら下へスクロール。

手順3 同時打鍵の待ち時間と配列選択

 次に「2. タイムアウトの指定と配列の選択、変更後のファイルダウンロード」に移ります。

 同時打鍵の待ち時間(timeout)と、config1.dbに埋め込む同時打鍵配列(roman_table)を選択します。配列は、ここでは「新下駄配列_JIS」を選択します。待ち時間はお好みで。

timeout:「90」 roman_table:「新下駄配列_JIS」

同時打鍵の待ち時間と配列の選択

 入力したら再生ボタンを押します。config1.dbの作成とダウンロードが始まります。

更新が完了しました。ファイルのダウンロードが始まります Downloading "config1.db":プログレスバー

config1.db 作成中……

 進捗状況バー(プログレスバー)が消えたら完了です。作られたconfig1.dbはダウンロードフォルダにダウンロードされます(ブラウザの設定によります)。

手順4 ダウンロードされたconfig1.dbを適用する

 最後に「3. ダウンロードされたファイルの移動と再起動」を行います。内容は、前回の記事で書いた手順と同じです。

 まず、元のconfig1.dbと新たにダウンロードしたconfig1.dbを置き換えます。元のconfig1.dbはコピーを取っておいたほうが良いでしょう

 そして、タスクマネージャーを開いて、「プロセス」タブの「Google 日本語入力 コンバーター」を終了さるか、「詳細」タブの「GoogleIMEJaConverter.exe」を終了させます。あるいはPCを再起動します。

タスクマネージャーのプロセスタブのプロセス一覧の中からGoogle 日本語入力 コンバーターを選択して右クリックメニューから終了を選択

タスクマネージャーでGoogle 日本語入力 コンバーターを終了する

 以上の手順で、Google日本語入力で新下駄配列を使うことができるようになります。

新下駄配列を手直しして使いたい場合は?
――独自同時打鍵配列――

 以上で新下駄配列は使えるようになりますが、新下駄配列を少し手直しして使いたいという思う方もいるでしょう。先ほどの手順3で「新下駄配列」を選択するのでは標準の配列しか使えません。「独自同時打鍵配列」選択することで、自分で作成した同時打鍵配列を実装することができます。

[XI]・[XO]に「ヴぁ」「でゅ」を配置してみよう

 例えば、新下駄配列では[X]と[I]・[O]との同時打鍵は設定されていないのがもったいないので、ここに新下駄配列では打ちにくい「ヴぁ」と「でゅ」を追加してみましょう。すでに先ほどの手順で新下駄配列は実装しているとして……。

 Google日本語入力のプロパティを開いて「ローマ字テーブル」の「編集」ボタンを押すと「Google 日本語入力ローマ字テーブル設定」が開きます。テーブルの内容は、通常のローマ字ではなく、新下駄配列を実装するローマ字テーブルになっています。

 「編集」→「新しいエントリー」を選択して新しいローマ字定義を作成します。ここでは以下の設定を追加します。

新下駄配列ローマ字テーブル追加例
入力 出力 次の入力
まi ゔぁ  
こx ゔぁ  
まo でゅ  
がx でゅ  

 例えば、[X]と[I]の同時打鍵を設定するには、[X]→[I]の順番で押す場合と、[I]→[X]の順番で押す場合を両方設定します。[X]を先に押す場合、[X]を押すと「ま」が入力されるようにすでに設定されているので、[X]→[I]の入力は「まi」と設定します。同様に[I]を先に押す場合の入力は「こx」と設定します。

Google日本語入力ローマ字テーブル設定画面。まj ゔぁ こx ゔぁ まo でゅ がx でゅ

ローマ字テーブルに追加する

「独自同時打鍵配列」でローマ字テーブルを変えずに修復

 ローマ字テーブルを作成したら「OK」を押してプロパティを閉じるわけですが、最初に書いた通り「OK」を押した瞬間に同時打鍵の待ち時間が壊れてしまいます。そこで、Enable_Simultaneous_GoogleIME_config.ipynbで修復してもらいます。

 まずは、先ほどの手順2と同じようにconfig1.dbをアップロードします。

 そして、手順3の同時打鍵配列の選択で、「新下駄配列_JIS」を選択するとせっかく作成した「ヴぁ」と「でゅ」の設定が上書きされて消えてしまいます。ここは「独自同時打鍵配列」を選択します。こうすると、ローマ字テーブルはアップしたconfig1.dbのままの状態で、新しいconfig1.dbが作成されます。

timeout:「80」 roman_table:ドロップダウンメニューから「独自同時打鍵配列」を選択

roman_tableで「独自同時打鍵配列」を選択する

 あとは先ほどの手順と同じように、ダウンロードしたconfig1.dbを適用します。これで、自分で作った同時打鍵設定を含んだ配列を実装することができます。

どんな同時打鍵配列でも実装できる

 この方法を拡大すると、文字キーの範囲の同時打鍵を使う配列であれば、どんな配列でも実装することができます。先ほどの例は新下駄配列に一部の独自設定を追加する例でしたが、別に「一部」に限る必要はないわけです。Google日本語入力上のローマ字テーブル設定でも(「OK」押すと同時打鍵の待ち時間の設定が壊れてしまうだけで)、同時打鍵の待ち時間を含んだ設定を作ることはできるので、ローマ字テーブルさえ書いてしまえば、どんな配列でも実装することができます。

 同時打鍵を含む配列のローマ字テーブルの書き方はEnable_Simultaneous_GoogleIME_config.ipynbの最後の「(おまけ) Google IME のローマ字テーブルと同時打鍵配列」に書かれています。また、「次の入力」に関しては、次のページが詳しいです。

tomoemon.hateblo.jp

 さらに、ローマ字テーブルの書き方を工夫すれば、3キー以上の同時打鍵も実装できてしまいます。

 Google日本語入力は、IMEという基本的でメジャーなアプリケーションでありながら、文字入力配列変更ツールとしてもとても柔軟で可能性に富んだアプリケーションになったということができると思います。Google日本語入力のローマ字テーブルはテキストで入力・出力できるので、修正・配布も容易です。ぜひあなたも、Google日本語入力でオリジナルの文字キー同時打鍵配列を実現しよう!

Google日本語入力で新下駄配列が使える?

2022/11/27追記:進化しました

 Google日本語入力で新下駄配列などを実装する方法が進化しましたので、今後はまずは下記ページをご覧ください。

y-koutarou.hatenablog.com


 なんと、Google日本語入力で――Google日本語入力だけで――新下駄配列が実装できるようになりました!

 「DvorakJ」「やまぶきR」「のどか」などのキーカスタマイズソフトや「かえうち」などのツールを使うことなく、「Google日本語入力」というメジャーなアプリケーションで新下駄配列が実装できるというのは、非常に画期的なことです。実現に動いてくださったAkira K. さんに感謝します。ありがとうございます。

 ただし、その実現方法は今のところ「メニューから新下駄配列を選択すればOK!」というようなものではなく、やや裏ワザ的な手法になります。また、いくつか注意事項や制限がある中での実装となります。やってみたい方は、以下の説明をよく読んで自己責任で行なって下さい。

Google日本語入力で新下駄配列を実装する手順

 Google日本語入力をインストールするところまでは終わったとして……。*1

手順1 .dbファイルをダウンロード

 次のページの下の方にある表のリンクから、.dbファイルをダウンロードします。

kirameister.github.io

設定の組み合わせごとにそれぞれのファイルが用意されているので、自分のキーボードやお好みに合わせてダウンロードしてください。自分はmozc_JIS_msime_80.dbを使っています。

手順2 フォルダ Google Japanese Inputを開く

 次のパスのフォルダを開きます。

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\LocalLow\Google\Google Japanese Input

 あるいは、次のパスでも同じです。

%HOMEPATH%\AppData\LocalLow\Google\Google Japanese Input

PCフォルダのアドレスバーに%HOMEPATH%\AppData\LocalLow\Google\Google Japanese Inputをコピペ

アドレスバーにパスをコピペしてGoogle Japanese Inputを開く

手順3 config1.dbを削除

 手順2で開いたフォルダに存在するconfig1.dbを削除します。コピーを取っておいたほうが良いでしょう。特に、すでにGoogle日本語入力のプロパティの変更している場合は、コピーを取っておかないとプロパティの設定が失われます。

手順4 .dbファイルをリネームして移動

 手順1でダウンロードした.dbファイルのファイル名をconfig1.dbに変更して、手順2で開いたフォルダにコピーします。

手順5 Google 日本語入力 コンバーターを終了

 タスクマネージャーを開いて*2、「プロセス」タブのGoogle 日本語入力 コンバーターを終了させます。あるいは、「詳細」タブのGoogleIMEJaConverter.exeを終了させても同じです。Google日本語入力コンバーター(GoogleIMEJaConverter.exe)は自動的に再起動するので、手動で再起動させる必要はありません。

タスクマネージャーのプロセスタブのプロセス一覧の中からGoogle 日本語入力 コンバーターを選択して右クリックメニューから終了を選択

タスクマネージャーでGoogle 日本語入力 コンバーターで終了する

 なお、PCの再起動やサインアウトでもOKです。

 以上の手順で新下駄配列が入力できるようになります。

プロパティを初期設定に戻すには?

 以上の設定をすると、ローマ字テーブルをはじめとするプロパティの設定がダウンロードした.dbファイルのものに変更されます。プロパティを初期設定に戻したい場合は、一見プロパティの「初期値に戻す」ボタンを押せば良いように思えます。しかし、それだけだとローマ字テーブルに、プロパティから見ると元に戻ったように見えますが、実際には新下駄配列の設定が残ってしまっています。

 ローマ字テーブルを元に戻すには、プロパティの「初期値に戻す」ボタンを押した上で「手順5 Google 日本語入力 コンバーターを終了」を行なう必要があります。また、初期設定ではなく、今まで使っていた設定に戻したい場合は、コピーしておいたconfig1.dbを元のフォルダに戻した上で「手順5」を行ないます。

Google日本語入力で新下駄配列が実装できる仕組み

 Google日本語入力で同時打鍵を入力する仕組みは、ローマ字入力と同じ仕組みを使っています

 例えば、ローマ字入力では[K]を押すと「k」と入力され、次に[A]を押すと「k」が消えて「か」と入力されますよね。

 新下駄配列の同時打鍵も、これと同じ仕組みです。[D]を押すと「か」と入力され、次に[K]を押すと「か」が消えて「れ」と入力されます。[K]を先に押した場合も同様の設定をすれば、[D]と[K]の同時打鍵を実装できます。

 これには、Google日本語入力のローマ字テーブルの「次の入力」という機能を利用しています。「次の入力」については、下記のページが詳しいです。ここまでは従来のGoogle日本語入力にもあった機能です。

tomoemon.hateblo.jp

新下駄配列ローマ字テーブル(抜粋)
入力 出力 次の入力
d  
か{!}  
かk  
k  
い{!}  
いd  

 しかし、これだけだとシフトキーが絡む場合の単打が入力できません。そこで、一定時間経過すると「次の入力」が「出力」になるというローマ字テーブルが加えられています。これが新機能です。

 ここまでの説明のローマ字テーブルを書くと、左の表のようになります。{!}は一定時間経過という意味です。

 このような実装なので、同時打鍵に関してキーを離したかどうかは見ていません*3。設定が80msなら、[D]を押したあと80ms経過前に[K]を押せば、[D]を離したかどうかに関係なく、同時打鍵と判定されて「れ」が入力されるということになります。

プロパティを変更すると新下駄配列が使えなくなる

 Google日本語入力で新下駄配列を実際に使おうとすると、今のところ問題が1つ。

 Google日本語入力のプロパティを変更すると*4、同時打鍵の待ち時間が無限になってしまいます。具体的には、[D]を押した後どんなに時間が経過しても、[D]を離していても、[K]を押すと「れ」が入力されてしまいます。「かい」という入力はできません。要するに、新下駄配列のまともな入力はできなくなります

 よって、普通の方法ではプロパティの変更が一切できません。ローマ字テーブルの部分だけではなく、テンキーからの入力を直接入力にする、キー設定のカスタマイズ、句読点変換を有効、サジェストを無効にするなど、プロパティで行なうあらゆる設定変更ができないことになります。変更しようとして「OK」や「適用」を押した瞬間に、まともな日本語入力はできなくなってしまいます。

 プロパティを変更するには、config1.dbを自力で作成する必要があります。どうやって作ったらいいか、自分にはさっぱりわかりません(´・ω・`) とりあえず、テキストエディタで開いて編集すれば良いというものではないことはわかった。

 Akira K. さんが、同時打鍵配列を実装しつつプロパティの変更もできるような機構を開発中だそうです。これが実現すれば、新下駄配列の以外の配列もより簡単に実装できるようになるし、プロパティの細かな変更もできるようになるので、Google日本語入力での同時打鍵配列実装より実用的なものになるでしょう。期待しています。

*1:

[Windows] + [スペース]での入力言語切り替え。上から日本語Microsoft IME、日本語ATOK、日本語Google日本語入力。
[Windows] + [スペース]でIMEを切り替えられる

 なお、複数のIMEをインストールしている環境では、[Windows] + [スペース]でIMEを切り替えることができます(入力言語とキーボード レイアウトを切り替える)。

*2:タスクマネージャーの開き方:タスクバーを右クリック→「タスク マネージャー」でも良いですが(Windows 11ではなくなった)、[Ctrl] + [Shift] + [ESC]か、[Windows] + [X] → [T]の方が早くて楽なので、ぜひ使いましょう。

*3:他の実装方法では、「DvorakJ」がキーを離したかどうかは見ていないタイプの実装です。

*4:変更しなくても、プロパティを開いて「OK」を押すだけでもそうなります。