マウスカーソルをジャンプさせて、キーボードでマウス操作を実現するぞ

Keyboard Input Hackathon 2023で知ったアイデア

 2023年4月22・23日に「Keyboard Input Hackathon 2023」というイベントが秋葉原で開催されました。タイピング、キー配列(論理配列)、自作キーボード、キーキャップ、IMEなどなど、キーボードにまつわる何かが好きな人が集まって、日頃の活動の成果や今回作ったものを発表しようという会です。

k-i-hackathon.notion.site

 自分は日本語入力配列である「新下駄配列」などを作ったわけですが、それも13年くらい前のこと。現在は特に発表するようなものはなかったのですが、会自体は非常に興味をそそられるものだったので、23日の発表会を観覧参加をさせていただきました。発表会の内容はどれも面白く、キーボード好きの方との交流もできて大変楽しかったです。

 特に自分が「お」と思ったのが、Team ΣのAHKLayerSwitcherAutoHotkeyを使ってカーソルキーや機能キーなどを文字キーの領域に配置して、ホームポジションから手を動かさずにいろいろな操作をできるようにするというものです。自分も「のどか」を使って似たようなことをやっていますが、発表の中に「マウスカーソルレイヤー」も含まれていました。

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 キーボードでマウスを操作する機能は自分も実装していますが、「重要度★☆☆☆☆」が示すように、あまり使っていません。ホームポジションから手を動かさずにマウス操作できたらいいなあとは思うのですが、操作性がマウスに比べると劣る。マウスカーソルを1ピクセルずつ移動させたいときや、マウスカーソルを直線的に移動させたいとき、マウスカーソルは動かさずクリックだけしたいときなど、限定的な用途でしか使っていませんでした。その、半ばあきらめていた憧れの「キーボードでマウス操作」を実現させているではないか!

 目を引いたのが、マウスカーソルをアクティブウィンドウを基準に9ヶ所にジャンプさせるとというアイデアです。これは思いつかなかった。確かに、キー操作でマウスカーソルを移動させようとすると、カーソルの移動速度にあまり変化ををつけられないので、長距離のカーソル移動がまどろっこしくなるのが難点でした。こんな方法があるのか。これならいけるか?

 それで、マウスカーソルをジャンプさせる設定なら「のどか」でもできるな、と思ったのであれからいろいろやってみた結果、だんだん形になってきました。というわけで、自分が作った「キーボードでマウス操作」の設定とその設定方法を書いてみます。

親指マウスの設定

 キーボードでのマウス操作は、すべて「右手親指キーを押しながら」となります。*1

キーボード図:右手親指キーを押しながら文字キーでマウス操作する担当キーを示した図

親指キー + 文字キーでマウス操作

右手親指キー + 右手文字キー:マウスカーソル移動・クリック

 右手文字キーの人差し指・中指・薬指の9キーを正方形に見立てて、それぞれの方向にマウスカーソルを移動します。ただし、[K]は下方向の移動です。下方向に動かすキーが2つあることになりますが、この方が使いやすいと思いました。

 キーリピートした場合とそうでない場合を別々に設定することによって、キーを1回押した場合は少しだけ、押しっぱなしにすると大きく加速して移動するようにしています。

 左クリックは[;]と[スペース]の2つ作りました。片手で操作しているときは[;]、両手で操作しているときは[スペース]の方が押しやすいので、どちらも使います。右クリックは[/]です。

 ホイールは[H]・[N]です。これもキーリピートしたかどうかで区別して、1回押した場合と押しっぱなしにした場合で速度が変わるように設定にしています。ホイールクリックは[Y]です。

 [P]と[@]の「左ボタン押す」と「左ボタン放す」はドラッグを実現するために設定したキーです*2。この設定でドラッグは実現できるのですが、正直言って使いこなせていません。ちょっと操作が煩雑。もう少し良い方法はないかなあ……。

キーリピートを最速にする(2023/05/28(日)追記)

スタートメニュー画面:「キーボード」で検索して「キーボード コントロールパネル」が表示されている。

スタートメニューで「キーボード」で検索

キーボードのプロパティ画面:「表示までの待ち時間」を最短に、「表示の間隔」を最速に設定している。

キーボードのプロパティ

 キーボードでマウスカーソルを操作する設定を使う場合、キーリピートが始まるまでの待ち時間・キーリピートの間隔が、操作感覚にかなり影響します。「キーボードのプロパティ」を開いて設定しておきましょう。

 キーリピートの設定の方法:[Windows] キーでスタートメニューを開く → 「キーボード」で検索 → 「キーボード コントロールパネル」を選択 → 「キーボードのプロパティ」が開く → 「速度」タブの「表示までの待ち時間」と「表示の間隔」を変更する。

 ともに最短・最速がおすすめ。

右手親指キー + 左手文字キー:マウスカーソルジャンプ

 右手親指キーと左手文字キーは、すべてマウスカーソルジャンプにします。*3

 AHKLayerSwitcherのマウスカーソルレイヤーではアクティブウィンドウを基準に9ヶ所に飛ばしますが、自分の設定では左手文字キーの15キーを使えるので、もっと細かく15ヶ所に飛ばすようにしてみました。

 ウィンドウは、最大化されている場合とそうでない場合があります。最大化されている場合はキーの位置に対応した横5*縦3の15ヶ所にジャンプできればちょうど良いと思います。最大化されていない場合、自分のPCでは縦長のウィンドウであることが多いので、横を5ヶ所に分けるとちょっと細かすぎる感じがします。むしろ、アクティブウィンドウの外にジャンプさせたいかなあ。

 そこで、アクティブウィンドウが最大化されている場合とそうでない場合を、次のような要領で別々に設定することにしました。

  • ウィンドウが最大化されている場合:[A]はディスプレイ左、[S]はディスプレイ左と中央の中間、[D]はディスプレイ中央にジャンプ
  • ウィンドウが最大化されていない場合:[A]はディスプレイ左、[S]はウィンドウ左、[D]はウィンドウ中央にジャンプ

マウスのプロパティの画面:Ctrl キーを押すとポインターの位置を表示する設定をONにする。

Ctrl キーを押すとポインターの位置を表示する

 また、マウスカーソルジャンプさせた瞬間にマウスカーソルの場所を見失いがちなので、「マウスのプロパティ」*4→「ポインター オプション」タブの「Ctrl キーを押すとポインターの位置を表示する」をONにした上で、[左Ctrl]を押す設定を付け加えて、マウスカーソルジャンプすると同時にマウスカーソルの位置を表示するようにしてみました。*5

まさかの新下駄配列変更!?

 キーボードでマウス操作をする設定は以上なのですが……。

 右手親指 + 左手文字キーをマウスカーソルジャンプに設定したわけですが、このキーは今までは「親指記号入力」に使っていました。「●」「☆」「……」などの記号類を手軽に入力できる機能です。こんな良いキーに配置するほどの機能ではないですが、使用頻度はそこそこ高いので、設定をなくしてしまうのは寂しい。また、【】『』のかっこ類の入力も兼ねていたので、これがなくなってしまうのは困ります。

 かっこ類の入力といえば、新下駄配列では、同手の人差し指担当キーである[F]と[G]の同時押しで『「」を入力して、確定して、「」の間にカーソルを移動させる』までを行なう「かっこ類のまとめ入力」の設定となっています。[H]と[J]の同時押しも『()』の入力で同じ挙動です。これ、すごく便利なんだよねー。『』と【】はよく使うし、《》と“”もよく使うので、これらのかっこ類のまとめ入力を設定できたらいいな、と常々思っていました。

 また、新下駄配列では、他の人差し指の同手同時押しには「!」「?」「・」「/」が配置されています。これ、使ってはいるけど、ここに配置する必然性はないよね。特に「!」と「?」は、ローマ字入力での入力方法である[Shift] + [1]、[Shift] + [/]でも入力できるので無くてもいいくらいだ、と常々思っていました。

 さらに、新下駄配列では、[I]と[O]はシフトキー(拗音入力)に設定されているのに、拗音の数の関係から[X]と[I]、[X]と[O]の同時押しには何も設定されていません。ここになにか設定してもいいな、と常々思っていました。

 以上のことを踏まえて、以下のように設定を変更してみました。

[親指キー] + [文字キー最上段]の記号入力を変更

 親指キーを押しながら文字キー最上段を、以下の設定に変更します。

文字キー最上段の記号入力の設定
最上段 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 - ^ \
左手親指
右手親指 …… ×

 マウスカーソルジャンプを設定することで失ってしまった記号入力をできるだけここに詰め込みます。いままで、最上段は逆手で押すことを基本としていましたが、同手で押すのも押しやすくはないが無理ではないので、この程度の記号入力なら使っても問題ないでしょう、と考えを改めました。「〒±≠≒」がなくなってしまったけど、使ってなかったのでまあいいや。

 なお、「‐」は全角ハイフン、「―」は全角ダッシュです。あまり使わないけれど、これ以外の入力方法で入力しようとすると変換ミスなどを起こしやすい記号なので設定しています。「月火水木金土日」は、数字で日付を入力しつつ曜日も入れたいときに、いちいちIME ONにしなくて済むので使っています。

新下駄配列の人差し指の同手同時押しをすべてかっこ類のまとめ入力に統一

 新下駄配列の人差し指の同手同時押しを、以下のように設定します。

  • [R] + [G]:【】(すみ付き括弧)
  • [F] + [G]:「」(かぎ括弧)
  • [F] + [B]:『』(二重かぎ括弧)*6
  • [H] + [I]:“”(ダブル引用符《全角》)
  • [H] + [J]:()(丸括弧《全角》)
  • [N] + [J]:《》(二重山括弧)

 今まで新下駄配列で設定していたのはかぎかっこと丸かっこだけでしたが、他の人差し指の同手同時押しもかっこ類のまとめ入力に統一します。すべて「かっこ類を入力して、確定して、カーソルをかっこ類の間に移動させる」までを行ないます。

 かぎかっこと丸かっこ以外は単独で入力する手段がない状態です。できれば入力できるようにしたいところですが、適当な配置場所がないのでまあいいや。

新下駄配列の拗音シフトの空きを「・」「/」に活用

 新下駄配列に、以下の設定を追加します。

  • [XI]:・
  • [XO]:/

 いままで使っていなかった、拗音シフトの空き場所[XI] [XO]に「・」と「/」を設定します。「・」「/」は、元々その記号を入力できるキーである[/]を新下駄配列で使ってしまっているので、新下駄配列として設定する必要があります。

 なお、「!」「?」は、ローマ字入力と同じ方法の[Shift] + [1]、[Shift] + [/]で入力できるので、新下駄配列としては設定しないことにします。


 ……というような変更をしました。新下駄配列の領域にまで手を付けることになってしまいましたが、これは独自変更であって、正式な新下駄配列の設定には影響しないということにします。

マウスという機器の優秀さ

 以上のような設定でしばらく使ってみて、まずまず定着してきました。キーボードメインの操作中にマウスを少し使う場合や、マウスで定型的な操作を繰り返す場合はキーボードでのマウス操作を使うようになりました。

 一方で、キーボードでのマウス操作の難しさも感じます。テキストエディタの操作はかなりキーボードでいけるのだけど、ブラウザの操作はマウスの方がやりやすい。ついついマウスに手が伸びてしまう場面もまだまだ多い。なかなかマウスと同等に使いこなすところまでは行きません。

 考えてみると、マウスという機器は、上・下・左・右マウスカーソル移動、左・右クリック、上・下ホイール、拡張ボタン1・2の10キー相当が、片手のホームポジションで打てるようなものです*7。キーボードでこれを越えるのはなかなかハードル高い。

 特に、拡張ボタン1・2がポイント高い。この2キーのおかげで、マウスでできることが劇的に増えました。単打の「戻る」「進む」も頻繁に使うし、独自カスタマイズの「高速スクロール」「横スクロール」「ウィンドウ最大化」「ウィンドウ最小化」「ウィンドウを閉じる」「[Alt] + [Tab]」、どれもよく使っていて手放せません。

y-koutarou.hatenablog.com

 他にキーボードでマウス操作をしていて感じることは……。

 マウスカーソルを移動するキーは、右手の人差し指・中指・薬指の文字キーを正方形に見立てて設定したわけですが、実際はあきらかに正方形ではない。直感的な方向とキーの位置が合わないから操作しにくいのかなあ、とか。

 やっぱり、マウスカーソル移動は右手親指キーではなく、[左手親指キー] + [右手文字キー]に設定した方が操作しやすいと思います。しかし、親指テンキーは手放せない。左手親指にもう1キー欲しいなあ、とか。

 なんとなくだらーっと右手を机の上に置くと、右手はキーボードの右手ホームポジションの上にはきません。普通に右手を伸ばして置いたら、テンキーかマウスの位置になってしまいます。この場所にキーボードの右手のホームポジションがあるべきなんだよ、とか。

 ようするに、「格子配列」「親指キーたくさん」「左右分割」のキーボードを使うべきという答えが出てきます。それってつまり、自作キーボードってことですか? KIH 2023でマウスカーソルレイヤーを発表されていた6ppngさんも、それに近い自作キーボードを使っていました*8。やはりそちらに行くべきなのか?

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設定ファイル

「のどか」

 親指マウス操作に関連する部分と、今回変更した部分を抜粋しています。

# ◆親指で押す4キー                ●元のキー    ●変更後のキー
mod Mod0 += !!Space # [Space] [スペース & Mod0] key R-*Space = &Ignore mod Mod1 += !!変換 # [変換] [Enter & Mod1] def subst ~M2-~R-*変換 = *Enter key ~M2-R-*変換 = &Ignore # ◆右親指 + 右手(疑似マウス。右下3キーはウィンドウ操作 ※マウスカーソル移動は、短く押すと小さく、キーリピートがかかると大きく動きます) key M1-*Space = &VK(LButton) # マウス左クリック key M1-*Y = &VK(MButton) # マウスホイールクリック key M1-*U = &MouseMove(-8,-8) # マウスカーソル左上 key M1-R-*U = &MouseMove(-20,-20) # マウスカーソル左上 key M1-*I = &MouseMove(0,-8) # マウスカーソル上 key M1-R-*I = &MouseMove(0,-20) # マウスカーソル上 key M1-*O = &MouseMove(8,-8) # マウスカーソル右上 key M1-R-*O = &MouseMove(20,-20) # マウスカーソル右上 key M1-*P = &VK(D-LButton) # マウスドラッグ(左ボタン押し下げ) key M1-*CommercialAt = &VK(U-LButton) # マウスドロップ(左ボタン離す) key M1-*H = &MouseWheel(120) # マウスホイール奥 key M1-R-*H = &MouseWheel(600) # マウスホイール奥 key M1-*J = &MouseMove(-8,0) # マウスカーソル左 key M1-R-*J = &MouseMove(-20,0) # マウスカーソル左 key M1-*K = &MouseMove(0,8) # マウスカーソル下 key M1-R-*K = &MouseMove(0,20) # マウスカーソル下 key M1-*L = &MouseMove(8,0) # マウスカーソル右 key M1-R-*L = &MouseMove(20,0) # マウスカーソル右 key M1-*Semicolon = &VK(LButton) # マウス左クリック key M1-*N = &MouseWheel(-120) # マウスホイール手前 key M1-R-*N = &MouseWheel(-600) # マウスホイール手前 key M1-*M = &MouseMove(-8,8) # マウスカーソル左下 key M1-R-*M = &MouseMove(-20,20) # マウスカーソル左下 key M1-*Comma = &MouseMove(0,8) # マウスカーソル下 key M1-R-*Comma = &MouseMove(0,20) # マウスカーソル下 key M1-*FullStop = &MouseMove(8,8) # マウスカーソル右下 key M1-R-*FullStop = &MouseMove(20,20) # マウスカーソル右下 key M1-*Solidus = &VK(RButton) # マウス右クリック key M1-*YenSign = &WindowHMaximize # 横方向に最大化/元に戻す key M1-*LeftSquareBracket = &WindowResizeToPer(99,100) # 横方向に縮小する key M1-*RightSquareBracket = &WindowResizeToPer(101,100) # 横方向に拡大する # ◆右親指 + 左手(マウスカーソルジャンプ) key M1-*Q = &MouseMoveTo(NW,100,100) LeftControl key M1-*W = &MouseMoveTo(NW,100,100,true) LeftControl key M1-MAX-*W = &MouseMoveTo(NW,480,100) LeftControl key M1-*E = &MouseMoveTo(C,0,0,true) &MouseMoveTo(N,0,100,true) LeftControl key M1-*R = &MouseMoveTo(NE,-100,100,true) LeftControl key M1-MAX-*R = &MouseMoveTo(NE,-480,100) LeftControl key M1-*T = &MouseMoveTo(NE,-100,100) LeftControl key M1-*A = &MouseMoveTo(C,0,0,true) &MouseMoveTo(W,100,0) LeftControl key M1-*S = &MouseMoveTo(C,0,0,true) &MouseMoveTo(W,100,0,true) LeftControl key M1-MAX-*S = &MouseMoveTo(C,0,0) &MouseMoveTo(W,480,0) LeftControl key M1-*D = &MouseMoveTo(C,0,0,true) LeftControl key M1-*F = &MouseMoveTo(C,0,0,true) &MouseMoveTo(E,-100,0,true) LeftControl key M1-MAX-*F = &MouseMoveTo(C,0,0) &MouseMoveTo(E,-480,0) LeftControl key M1-*G = &MouseMoveTo(C,0,0,true) &MouseMoveTo(E,-100,0) LeftControl key M1-*Z = &MouseMoveTo(SW,100,-100) LeftControl key M1-*X = &MouseMoveTo(SW,100,-100,true) LeftControl key M1-MAX-*X = &MouseMoveTo(SW,480,-100) LeftControl key M1-*C = &MouseMoveTo(C,0,0,true) &MouseMoveTo(S,0,-100,true) LeftControl key M1-*V = &MouseMoveTo(SE,-100,-100,true) LeftControl key M1-MAX-*V = &MouseMoveTo(SE,-480,-100) LeftControl key M1-*B = &MouseMoveTo(SE,-100,-100) LeftControl # ◆親指 + 最上段(記号入力) key M0-*_1 = &ClipboardCopy('▼') C-V key M0-*_2 = &ClipboardCopy('▲') C-V key M0-*_3 = &ClipboardCopy('■') C-V key M0-*_4 = &ClipboardCopy('◆') C-V key M0-*_5 = &ClipboardCopy('★') C-V key M0-*_6 = &ClipboardCopy('●') C-V key M0-*_7 = &ClipboardCopy('月') C-V key M0-*_8 = &ClipboardCopy('火') C-V key M0-*_9 = &ClipboardCopy('水') C-V key M0-*_0 = &ClipboardCopy('木') C-V key M0-*HyphenMinus = &ClipboardCopy('金') C-V key M0-*CircumflexAccent = &ClipboardCopy('土') C-V key M0-*Colon = &ClipboardCopy('日') C-V key M1-*_1 = &ClipboardCopy('▽') C-V key M1-*_2 = &ClipboardCopy('△') C-V key M1-*_3 = &ClipboardCopy('□') C-V key M1-*_4 = &ClipboardCopy('◇') C-V key M1-*_5 = &ClipboardCopy('☆') C-V key M1-*_6 = &ClipboardCopy('○') C-V key M1-*_7 = &ClipboardCopy('……') C-V key M1-*_8 = &ClipboardCopy('‐') C-V key M1-*_9 = &ClipboardCopy('♪') C-V key M1-*_0 = &ClipboardCopy('―') C-V key M1-*HyphenMinus = &ClipboardCopy('◎') C-V key M1-*CircumflexAccent = &ClipboardCopy('×') C-V key M1-*Colon = &ClipboardCopy('※') C-V
マウスカーソル移動(&MouseMove 
  • キーリピートを表すモディファイヤ「R-」を使って、キーリピートした場合とそうでない場合を別々に設定しています。これによって、キーを1回押した場合と押しっぱなしにした場合でマウスカーソルの移動速度を変えることができます。マウスホイール(&MouseWheel)も同様です。
マウスカーソルジャンプ(&MouseMoveTo
  • 引数trueとウィンドウが最大化されていることを表すモディファイヤ「MAX-」を使って、アクティブウィンドウが最大化されている場合とそうでない場合を別々に設定しています。最大化されていれば、15キーともディスプレイの15ヶ所にジャンプします。最大化されていなければ、中央の9キーはウィンドウを基準、左右端の6キーはディスプレイを基準としてジャンプします。
  • 上下左右へのマウスカーソルジャンプは、&MouseMoveTo(C,0,0,true)でいったん中央にジャンプさせてから上下左右にジャンプさせることで実現しています。
  • 最後にLeftControlを入れてマウスカーソルの位置を表示させます。マウスのプロパティで「Ctrl キーを押すとポインターの位置を表示する」がONになっていることが前提です。

「やまぶきR」(新下駄配列部分)

 現在、自分が使っている設定ファイルのコピペです。

; 新下駄配列
; https://kouy.exblog.jp/13627994/

[ローマ字シフト無し]
1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,'-',^,¥
-,ni,ha,,,ti,gu,ba,ko,ga,hi,ge,'['
no,to,ka,nn,ltu,ku,u,i,si,na,:,']'
su,ma,ki,ru,tu,te,ta,de,.,bu,¥

<k>
la,li,lu,le,lo,無,無,無,無,無,無,無,無
fa,go,hu,fi,fe,無,無,無,無,無,無,無
ho,zi,re,mo,yu,無,無,無,無,無,無,無
du,zo,bo,mu,fo,無,無,無,無,無,無

<d>
無,無,無,無,無,無,',',[,],;,@,無,無
無,無,無,無,無,wi,pa,yo,mi,we,ulo,無
無,無,無,無,無,he,a,無,無,e,無,無
無,無,無,無,無,se,ne,be,pu,vu,無

<l>
lya,mya,myu,myo,lwa,無,無,無,無,無,無,無,無
di,me,ke,thi,dhi,無,無,無,無,無,無,無
wo,sa,o,ri,zu,無,無,無,無,無,無,無
ze,za,gi,ro,nu,無,無,無,無,無,無

<s>
無,無,無,無,無,無,'.',(,),:,*,無,無
無,無,無,無,無,sye,pe,do,ya,zye,無,無
無,無,無,無,無,bi,ra,無,無,so,無,無
無,無,無,無,無,wa,da,pi,po,tye,無

<i>
lyu,bya,byu,byo,無,無,無,無,無,無,無,無,無
hyu,syu,syo,kyu,tyu,無,無,無,無,無,無,無
hyo,無,無,kyo,tyo,無,無,無,無,無,無,無
hya,/,sya,kya,tya,無,無,無,無,無,無

<o>
lyo,pya,pyu,pyo,無,無,無,無,無,無,無,無,無
ryu,zyu,zyo,gyu,nyu,無,無,無,無,無,無,無
ryo,無,無,gyo,nyo,無,無,無,無,無,無,無
rya,'/',zya,gya,nya,無,無,無,無,無,無

<r>
無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,'【】'入左,無,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無

<f>
無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,[]入左,無,無,無,無,無,無,無
無,無,無,'『』'入左,'『』'入左,無,無,無,無,無,無

<u>
無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,無,'“”'入左,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無

<j>
無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,無,()入左,無,無,無,無,無,無
無,無,無,無,無,'《》'入左,無,無,無,無,無

*1:本当は左手親指 + 右手文字キーの方がマウスカーソルの操作はしやすいと思うのですが、左手親指 + 右手文字キーにはテンキー入力を割り当てていてすごく便利に使っているので、これは外せません。

*2:マウスクリックのキーを押しっぱなしにしても、キーリピートが働いてしまうためか、ドラッグ状態になりません。

*3:当初は、マウスカーソルジャンプは[左親指] + [右親指] + [右手文字キー]に設定していましたが、3キー同時押しは使いにくいので変更しました。

*4:「マウスのプロパティ」の開き方の一例:[Windows] + [I]で「設定」を開く → 「マウス」で検索 →「マウス設定を変更する」 → 右の「関連設定」の「その他のマウスオプション」

*5:さらに、この設定をすると「ATOKイミクル」が意図せず開きがちになったので、「ATOKイミクル 設定」で起動キーを「Ctrlキー×2」から「Shiftキー×2」に変更しました。

ATOKイミクルの設定画面:起動キーを「Ctrlキー×2」から「Shiftキー×2」に変更する。
ATOKイミクルの設定

*6:[F] + [V]も同じ。

*7:マウスカーソル移動の方向を細かく分類したり、ホイールクリックも入れればもっと。

*8:また、マウスカーソル移動はQMKで設定した方が、カーソル移動速度を細かく調節できるので良いそうです。その点でも自作キーボードの方が有利かもしれません。