カーリング沼ビンゴを作りました
「カーリングで見たことのある場面(観戦歴チェック)」というビンゴを作りました。要するにカーリング沼ビンゴ。
- カーリングで見たことある場面(観戦歴チェック) - めけぽん
https://mekepon.com/bingo/YLLa0JjtCTKbRgdM95pC
カーリングで起こりえる珍しい場面を見たことがあればチェック(または現地観戦などをしたことがあれば)。カーリング観戦歴が長ければ長い人ほどチェックが増えるはず。めざせ全チェック!
説明文にも書きましたが、「見たことがある」の定義はプレイする人それぞれにお任せします。自分は、「現地または生中継で見た試合か、録画をあまり時間を置かずに見た試合で」という条件にしました。その結果……。
まさかの0ビンゴ!(>_<) もう10年以上(無料の)テレビで放送される試合は欠かさず見ているのだけど……。
エキストラエンドがブランク、1試合14点以上、時間切れ負けあたりはありそうで見たことないなあ。エイト・エンダーはテレビで中継されるレベルの試合ではなかなか……。メジャー関連では、同距離判定と目視測定は見たことないですね。
ビンゴをプレイすると、それぞれのマスを何パーセントの人がチェックしたのか表示されるので、そのシーンのレア度アンケートにもなっています。やはり最難関は「プレー中に石が割れる」ですかね。
自分が見たことがある・知っているレアシーン
自分が見たことがある・知っている珍しい場面をいくつか紹介します。
エキストラエンドがブランク
2021年世界選手権女子、日本-ドイツ。NHK BS1で放送予定でしたが、中継スタッフに新型コロナ感染が出たためテレビ中継は中止。YouTubeの「カーリングYAMAチャンネル」で、公式サイトの「Shot by Shot」という1投ずつ更新される図を使って生配信されていました(自分も見てました)。
- LGT World Women’s Curling Championship 2021 - World Curling Federation
https://worldcurling.org/events/wwcc2021/?pageType=results&session=582&game=2636
しかも、ドイツの選手にも新型コロナ感染が出たため、ドイツは3人で試合をしているという別のレアシーンを見られた試合でもありました。この試合が中継されていれば、多くの人が2つのチェックを獲得できたことでしょう。
時間切れ負け
2016年PACC女子、決勝の中国-韓国。
ダブルテイクが決まれば優勝勝ちの中国ラストストーンを前に、厳しい顔のキム・ウンジョン(メガネ先輩)と、時間切れに気がついた瞬間の王氷玉の表情が見物。
また、2021年ミックスダブルス日本代表決定戦、吉田・松村-竹田・竹田。竹田・竹田が残り17秒で「いや、やってみよう」と最終エンド突入して、これは時間切れが見られるぞと思ったら、間に合いやがった(^_^;)
【竹田・竹田ペア 2点スティール!】
— NHKスポーツ (@nhk_sports) 2021年9月18日
残り時間はわずか#カーリング 🥌#ミックスダブルス👫日本代表決定戦
予選リーグ 第1試合
7エンド終了#吉田夕梨花 7-4 #竹田智子#松村雄太 #竹田直将
📺BS1でライブ放送中!
放送予定、特集記事や関連動画は🔽
🔗https://t.co/h6ZfvFJHzL pic.twitter.com/IxHHq2t8QM
先攻なので1投目は0秒で投げて、2~4投目を17秒以内で投げきって、最後はタイムアウトを使って0秒投球。残り時間は2秒でした。
エイト・エンダー
2021年世界選手権女子、スイス-デンマーク。
Soooo umm.. EIGHT ENDER ALERT! Switzerland just scored 8 at the World Championship on Denmark! 😱 😱 🇨🇭 #WWCC2021 pic.twitter.com/UYAbIONgD1
— World Curling (@worldcurling) 2021年5月3日
- LGT World Women’s Curling Championship 2021 - World Curling Federation
https://worldcurling.org/events/wwcc2021?pageType=results&session=575&game=2602
世界選手権でエイト・エンダーは空前絶後で間違いないと思うが、前述のコロナ禍の影響があった大会なので、断片的な映像しか残っていない。残念でならない。
3人で試合をしている
つい最近。2022年世界選手権女子、スイス-日本。コロナ禍の影響で日本が石郷岡・鈴木・北澤の3人で試合をした。NHK BS1の中継もありました。
Lovely confidence booster for Japan. 🇯🇵 Fabulous work by Kitazawa Ikue who throws a perfect shot and Ishigooka Hasumi who holds it to complete the angled raise take-out for two. 👏
— World Curling (@worldcurling) 2022年3月25日
Watch the game live on the Curling Channel at https://t.co/fy3vfdBx89#curling | #WWCC2022 pic.twitter.com/hidyLNhN4C
また、自分が最も印象に残っているのが、2015年日本選手権女子、チームフジヤマ-青森県協会。3人で試合をした青森県協会が勝ちました(^_^;) チームフジヤマは後の富士急で、まだ4強と呼ばれる前のこと。小穴や西室という選手はこの試合で初めて知りました。青森県協会には、先日行われた2022年日本選手権にも出場した木原(フィロシーク青森)と兼田(札幌協会)も所属していました。
- 2015年 日本カーリング選手権
http://www.curling.or.jp/competitions/jcc/2015/2015jcc-team.html - 第32回全農日本カーリング選手権観戦記・その2 | yoshi's drifting weblog -揺蕩記-
https://ameblo.jp/yoshihisatakano/entry-11989534387.html - 日本カーリング選手権2015 チームフジヤマ.vs.青森県協会 | False Start
http://falsestart.biz/?p=5684
6点差以上を逆転勝ち
自分が知っているのは2010年バンクーバー五輪女子、日本-ロシア。
- バンクーバーオリンピック2010 カーリングの結果(2月21日) - JOC
https://www.joc.or.jp/games/olympic/vancouver/sports/curling/result/0221.html - asahi.com(朝日新聞社):6点差「信じられない」逆転勝ち カーリング、運も味方 - バンクーバーオリンピック2010
http://www.asahi.com/olympics/news/TKY201002220167.html
5エンド終了時0-6から逆転勝ち。
自分がはっきり「この試合を見た」と覚えている一番古い試合です。実況が「6点という点差はカーリングでは逆転可能ですか?」のような質問をして、解説が「難しいが不可能ではない」のように答えていたと記憶しています。自分は「1点取らせて2点取るのがセオリー」というのは知っていたので、いやいや6点は返らないでしょうと思って見ていたら、本当に、しかも結構すぐに追いついたので、「そうかー、カーリングは6点くらいは射程圏内なんだー」としばらく思っていましたが……。
いや、やっぱり6点差逆転は相当ないですよ。「じりったー」のデータでも、-6点はすべて勝率0%です。
- Jirittor - Curling WPCT Estimator
https://autonomous.jp/jiritsukun/
2023/02/11(土)追記:7点差逆転
2023年日本選手権で7点差逆転の試合がありました。プレーオフ女子 予選3位-予選4位のSC軽井沢クラブ-フィロシーク青森戦。
- 【実況解説付】【女子プレーオフ②】SC軽井沢クラブ vs フィロシーク青森 | 第40回 全農 日本カーリング選手権大会 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=fiBthAM2_Zk - 【カーリング】フィロシーク青森8―1から大逆転負け、金星の勢い失速「ちょっとしたほころび」 - スポーツ : 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/sports/news/202302040000406.html
6エンド終了時1-8から逆転勝ち。
6点差逆転でも上に挙げた試合以来見ていないと思うけど、まさかそれを上回る逆転劇が日本選手権プレーオフで見られるとは……。上記のリンクからYouTubeで実況解説付きで見られるので、みなさんぜひ見て下さい。とてもカーリングらしい試合でした。ピンゴの1チェックも達成できるし(^_^;)
投げる順番を間違える
投げる石の色を間違えるのは時々あるのだけど、順番を間違えるのは1回しか見たことないと思う。でも、これは見たことある人も多いんじゃないかな? 注目されている試合で大々的にやらかしましたから。
2019年日本選手権女子、プレーオフ1位-2位の中部電力-ロコ・ソラーレ。9エンド、中部電力のサード2投目、松村が投げるはずのところで、フォースの北澤が投げてしまいました。NHK BS1の中継があった試合だったので、ひとしきり話題になりました。
測定の結果、同距離判定(2023/04/13(木)追記)
2021年ミックスダブルス日本選手権、予選の吉田・清水-チーム栁澤。
3石メジャー。ナンバー1は赤ですぐに決まるが、ナンバー2が赤か黄か、メジャーで測っても確定できない。接戦の終盤で、パワープレーを使って1点になるか2点になるかという、試合の行方を左右する重要な1点です。審判長も呼び寄せて何度も測定した結果、同距離と判定される。ナンバー1の赤だけ得点で、ナンバー2以降はカウントされず、赤1点となりました。
- 競技委員会からのお知らせ
http://www.curling.or.jp/committee/competition/competition-top.html - 『JCA競技規則2022,11版(P01~P34)』p. 24
※PDFファイル http://www.curling.or.jp/committee/competition/rule-2021-11-1-34.pdf
R11. スコア
(f) 目視でも測定機器を用いても決定できなければ同距離とみなし、以下の手順に従う。
(i) 測定が、どちらのチームが近いかを決定するための場合には、ブランクエンドとする。
(ii) 測定が 2 点目以上を決定するための場合は、それよりティーに近いストーンだけをカウントする。
プレー中に石が割れる
そんなことあるのかな? でも、ちゃんとルールブックに書いてあるので、きっと起こりえる事態なんでしょう(^_^;)
- 競技委員会からのお知らせ
http://www.curling.or.jp/committee/competition/competition-top.html - 『JCA競技規則2021,11版(P01~P34)』p. 9
※PDFファイル http://www.curling.or.jp/committee/competition/rule-2021-11-1-34.pdf
R2. ストーン
(c) ストーンがプレー中に割れた場合、「カーリング精神」に基づいて代替のストーンを置きなおす。合意が得られない場合は、エンドをやり直す。
*1:このルールだと、後攻で相手にセンターラインを固められて、どう見ても1点取らされか1点スチールの形にされたけど、ラストドローで奇跡の同距離判定をもぎ取ってブランクに持ち込む……なんてことがあり得るわけ? 見てみたいなあ。
*2:以前、「一番大きい破片が止まった場所に置く」 と聞いた記憶があるのだけど……。いつからか変わったんでしょうか?
http://www6.plala.or.jp/t-ozawa/Baron/dete/rule2007.pdf
カーリング規則
2.ストーン
(c)ストーンがプレー中に割れた場合、代替のストーンは一番大きい岩片が静止した場所に置く。