マウスがチャタリングを起こすようになって、シングルクリックのつもりがダブルクリックになってしまう事態が多発するようになったので、新しいマウスを買いました。
早く新しい物を使いたかったので、5ボタンで有線ならなんでもいいや、と思ってAmazonでてきとうに検索してポチ。買ったのがこれ。
【2013年モデル】エレコム 有線マウス BlueLED 5ボタン Mサイズ シルバー M-XG1UBSV |
あ、しまった。チルトホイール(横スクロール機能)があるやつにするのを忘れていた。いま使っているマウスで初めてチルトホイール付きのを買ったのだけど、使い始めてすぐこれは便利だ、今度からチルトホイール付きのものを買おうと思ったのに……。時間が経つとあるのが当たり前になってすっかり忘れていた。
次に買う時は忘れないようにしたい。というわけで、自分のマウス選択のポイントを書いておきます。
有線マウス
マウスはキーボードと違って本体を動かして使うものなので、コードが邪魔になる可能性は高く、無線にするメリットは大きいと思います。それでも自分は有線マウスを選択します。理由は電池。電池を用意するとか、充電を気にするというだけで済むならまだいい。一番嫌なのは、マウスの動作がおかしかった時に、電池切れ“かもしれない”と思ってしまうこと。
マウスが自分の意図通りに動かないことはよくあります。マウスカーソルが動かない、クリックしたつもりなのにクリックされていない。そんなことは日常茶飯事です。それはUSB端子の接触が悪いのかもしれませんし、マウスの底にごみが付いているのかもしれません。マウスのせいではなく、OSのせいかもしれませんし、アプリケーションのせいかもしれません。単に自分の操作ミスかもしれません。マウスが思い通りに動かない原因なんて無数にあります。
それなのに、無線マウスを使っているとその原因を電池に求めてしまうのです。思い通りに動かなかったのは電池切れのせいかもしれない、いまのちょっとイラッとした現象は、有線マウスを使っていればもしかしたら起こらなかったかもしれない。いちいちそう思ってしまう。それが嫌なのです。
5ボタンマウス
マウスは基本的に使わないべきだと思うのです。キーボードで操作した方が圧倒的に早くて楽。多くのアプリケーションで操作はキーボードだけで完結できるように作られているはずです。PCを使いこなすには、マウスに触る回数をできるだけ減らすというのは、かなり重要なポイントだと思います。
そうは言ってもマウスは使うんですけど。マウスを一番使うのはブラウザの操作です。リンクをクリックするという操作がキーボードではどうしてもやりにくい。
ブラウザの操作をマウスで行うとすると、5ボタンマウスの「戻る」と「進む」ボタンはとても便利です。「戻る」と「進む」はブラウザを使う上でもっともよく使う操作。これらを1クリックで行えるというのは威力が大きい。マウスジェスチャーという手もありますが、1クリックで済むというのはそれ以上です。「戻る」と「進む」だけに1ボタン割り当てるのは豪華すぎない?と思うかもしれませんが、その価値は十分にあります。
チルトホイール(横スクロール)
上下のホイールが付いているのは当然として、チルトホイールもあると便利です。先に書いた通り、ブラウザの操作ではマウスを使います。マウスが苦手な操作が横スクロールです。最近は、ブラウザを最大化していることを前提としたデザインのWebページが増えたためか、ブラウザを縦長にしたときに横スクロールが発生するページが昔よりも増えた印象があります。キーボードならカーソルキーや[Home] [End] [PageUp] [PageDown]などで上下も左右も同じように動かせます。マウスだと上下はホイールで動かせても、左右はスクロールバーをドラッグするしかない場合が多い。チルトホイールがあるとこの苦手操作が得意操作に変わります。ブラウザのほかに、Excelなどの表計算ソフトでも便利。
ただ、微妙な面はあるんですけどね。上下ホイールに比べると操作性は良くない。アプリケーションによってはうまく動かなかったり、スクロール速度が遅すぎたりする。それでも使える場合はかなり便利なので、押さえておきたい機能です(わたしは忘れてましたが)。
読み取り方式や形状は気にしない
読み取り方式がいくつかありますが、光学式以降はあまり気にしてません。ボール式から光学式になって、いちいちゴミ取りをする必要がなくなったのは画期的でした。それ以降は差は感じない。ガラス面の上でマウスなんて使わないし。性能のいい順に「Blue LED式」>「レーザー式」>「光学式(RED LED式)」のようです。値段もそれほど高くないので、今だったらBlue LED式かレーザー式がいいでしょう。
マウスの形状を気にされる方も多いと思います。自分もかつては、自分の手にぴったりあったマウスを探し求めて、来る日も来る日もPCショップや家電量販店のマウスコーナーをさまよい歩いたものでした。
しかし、今ではマウスの形状はほとんど気にしなくなりました。理由は、マウスを快適に使う手の形というのは、要するに手首が反らない形であることが一番。そのために自分のパソコンデスクのマウスを置く場所の手前に、手首を置く台を設置してしまったから。
今は、もともとパソコンデスクに付いている1.5cmの台の上に、厚さ1cmのEVA樹脂製のマットを3枚貼り合わせた物を設置しています。なお、キーボードの手前にも同じ物を2枚貼り合わせて設置しています(以前に紹介したままです)。ただし、マウスパッドの厚さも1cm弱あります。
これを設置してからはどんな形のマウスでも快適に使用できるようになったので、マウス自体の形状はどうでも良くなりました。強いて言えば、あまり奇をてらった形状ではない、ふつうのマウスの方がいいですね。
あと、いまどきのマウスはほとんどUSB接続なんですかね? 間違ってPS/2接続のものを買ったらショックなので、気にはしておきましょう。
そして、うっかりチルトホイールのないマウスを買ってしまったので、ソフト的に横スクロール機能を付けようとしたのですが……。この話、次回に続きます。