この前の日曜日に神宮球場行きました、そこで『月刊まるごとスワローズ 第28号』を配っていたので読んだのですが、それに載っていた今浪隆博の記事がおもしろかったので紹介します。
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歌舞伎役者でヤクルトファンの板東亀三郎との対談コーナー「カメトーーク!」で、今浪の生い立ちから現在に至るまでのエピソードが語られています。
特に面白かったのが、ケガもあり挫折していたという大学時代の話。4年生のとき、卒業したら野球はやめるつもりで月~土まで大学に通って練習は一切出ず、日曜だけ真剣に野球をしたらたまたま結果が出だした。それでも、プロへ行く気はまったくなかったという。
今浪「野球は一切やめるつもりで、道具も後輩に譲りました。スカウトの話も全くなかったのですが、けじめのつもりで一応、プロ志望届を出しました。周りからは『ばかじゃないか』と言われました」
そうしたら、ドラフトの前日、吉野家のバイトの面接に行こうとしていたときにマネジャーから電話がきて、“スカウトが来ているから今すぐ寮に来い”と言われたそうです。
野球をやめるつもりだった状態から突然ドラフト指名されて、プロでここまで活躍する選手になるということがあるんですね。ここ2年の今浪を見てるとなんていい選手なんだろうとほれぼれするもの。8月7日の阪神戦も神宮に見に行っていたのだけど、藤川球児から15球粘って四球を取ったシーンはすごかった。
『明大スポーツWEB』にドラフト指名当時の今浪の記事があるけれど、今回のようなおもしろエピソードはなく、至って真面目な感じですね。
- 硬式野球部 今浪、日本ハムからドラフト7巡目指名!…明大スポーツWEB 明大スポーツ-明治大学のスポーツ新聞
http://www.meispo.net/news.php?news_id=517
- 硬式野球部 球道夢限 (4)今浪隆博…明大スポーツWEB 明大スポーツ-明治大学のスポーツ新聞
http://www.meispo.net/news.php?news_id=508
ところで、このドラフトのエピソードは続きがあって、スカウトの話は「ある選手が獲得できなかったら指名もあるかも」という話で、その選手とは「●●です」「えーーっ!!」となります。その選手って誰でしょうね? 注釈で「名前は出せませんが、あの選手。やはり縁があるのですかねぇ」と書いてあります。記事中でわかるヒントを整理すると以下の通り。
- 今浪と同じタイプ
- 2006年ドラフトで日本ハムが狙っていたが獲得できなかった
- 今浪と縁がある
- 名字は2文字?
上田剛史は2006年ドラフトだけどポジションが違うしなあ。この年のヤクルトは内野手は1人も獲得していない。結果的に今浪を獲得しているだから日本ハムが獲得した選手でもない。ほかの球団が獲得した内野手で今浪と縁がありそうな選手を探すと……大引啓次かな? 2006年オリックスのドラフト3位。ルーキーイヤーから正遊撃手(多少休みはありますが)。2013年に糸井嘉男らと共に日本ハムに移籍して2013~2014年途中まで今浪とチームメイトになる。2014年途中に今浪はトレードでヤクルトに移籍するが、2015年、今度は大引がFAでヤクルトに移籍して再び遊撃手の座を争うことになる。なかなかの縁だ。でも、大引なら名前出してもいい気がするけど。
そういえば、今年の8月14日の『スワローズキッズアカデミー』というテレビ番組に今浪が出ていて、うろ覚えですが「プロ野球選手になるには?」みたいな質問に「しっかり勉強していい学校へ行くこと」(野球の強い学校という意味か?)「いや、就職先が良くなると言う意味で」というように答えていた記憶があります。今回のエピソードを知ると、この言葉も納得できるような気がします。まあ、今浪のことなのでどこまで本気かはわかりませんが……。
- [スワローズ キッズ アカデミー (2016年8月14日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
http://tvtopic.goo.ne.jp/program/cx/22821/986262/
蛇足です。『スワローズキッズアカデミー』と言えば、今年の7月3日の坂口智隆は素晴らしかった。番組冒頭、恒例の「みんな、おはよう」のあいさつに苦戦する選手が多い中、元気いっぱいに「みんなおはよっ!!」\(^ω^) と過去最高の明るい笑顔を披露してくれました。これはもっと評価されるべき。