日本カーリング女子の選手の移り変わりを図にしてみた

 第33回全農日本カーリング選手権大会が開催されています。決勝は2/13(土)毎年楽しみにしていたのですが、今年はNHK BSの中継が決勝しかない(´・ω・`) ここ数年連日の放送だったと思うのだけど……。USTREAMのインターネット中継に期待。

 ところで、日本カーリング女子は選手の移籍が激しいです。あるチームで活躍していた選手がライバルチームに移籍していたり、新たに加入した選手はそのチームの誰それと以前に別のチームでチームメイトだったりということがよくあります。

 というわけで、主な日本カーリング女子の選手の移り変わりを図にしてみました。資料は、日本カーリング協会のウェブサイトの大会結果のページとか、『日本カーリング選手名鑑2012』とか、Wikipediaとか。大きな図になってしまったので2つに分割して掲載します。

日本カーリング女子の選手の移り変わり1

日本カーリング女子の選手の移り変わり2

 一応、上の方が北海道・東北、下の方が中部という感じになっています。大会結果は、五輪と日本選手権優勝だけに絞りました。在籍期間が短い選手などは省略しました。チーム名は図に表示されている以外だったこともあります。あと、選手の並び順は図を作る上で都合がいいようにてきとう並べただけです。だから一番上がスキップというわけではないです。

 正直言って、図にしてみても分かりにくい……。とりあえず、全体の流れだけでも掴んでいただければ。シムソンズチーム青森チーム長野が対抗していた時代があって、続いて中部電力が日本選手権を連覇、ロコソラーレ北見・札幌国際大学北海道銀行を加えた四強時代があって、その中からソチ五輪に出場したのが北海道銀行。その後、北海道銀行とロコソラーレ北見に選手が集まって二強時代になっている感じもありますが、ほかのチームもがんばっているので、今回の日本選手権はどうなるか、というところまでです。

 現在は次回の冬期五輪の2シーズン前。ソチ五輪の2シーズン前の2012年の時点で北海道銀行ソチ五輪に行くと予想していた人はそれほど多くなかったと思います。というか、あの時点では五輪に出場できるかどうかも分からなかった。それどころか、世界最終予選にすら出場できない可能性もあった。そこを、中部電力が2012年11月のパシフィックアジア選手権2位で世界最終予選出場権を確保した。日本選手権も3連覇した。しかし、世界最終予選に出場したのは、その直前の代表決定戦を勝ち抜いた北海道銀行。その北海道銀行が世界最終予選でソチ五輪出場を決め、ソチ五輪では5位に入る活躍。

 現在も、今の感じだとやはり北海道銀行が強いのかとも思うのだけど、以上の経緯を考えるとまだ分かりません。2年後の平昌五輪のときはどうなっているでしょう。

参考記事
中部電力の全勝連覇でソチへの道は開けたか。~カーリング代表選考法を再検証~ - その他スポーツ - Number Web - ナンバー
http://number.bunshun.jp/articles/-/198834
2012年2月。ソチ五輪出場どころか最終予選出場さえ危ぶまれていたころ。
日本カーリング選手権で中部電力が3連覇を達成するも、ソチ五輪への道はまだ長い件。 : スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム
http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/52941800.html
2013年2月。中部電力が日本選手権3連覇。この時点で、世界最終予選出場は確保していたものの、五輪に出場できるか、どのチームが五輪(または世界最終予選)に出場するかは決まっていない。この記事中の「何ひとつ約束されていない国内王者、それが今の中部電力の立場なのです。」というフレーズが、その後の展開も含めて、まさしく。
女子カーリング、熱い熱い日本代表決定戦|コラム|他競技|スポーツナビ
http://sports.yahoo.co.jp/sports/other/all/2013/columndtl/201309190002-spnavi
2013年9月。日本代表決定戦で北海道銀行ソチ五輪世界最終予選出場権獲得。
カーリング女子日本代表ソチ五輪出場決定!チャレンジの末につかんだハイリターンの巻。 : スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム
http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/53014134.html
2013年12月。北海道銀行が世界最終予選2位で、ソチ五輪出場の最後の1枠を勝ち取る。