秋葉原ツクモのREALFORCEタイピングミニ大会を見てきた

 今日(12月23日(土))秋葉原ツクモパソコン本店で行われた「REALFORCE新製品紹介&タイピング早打ちミニ大会!」に行ってきました。内容はREALFORCE R2の製品紹介、隅野貴裕氏のタイピング講座、「e-typing」使ったタイピングミニ大会、じゃんけん大会。

 行われたのはツクモパソコン本店の4階の特設会場。観客席が15席。自分は開始直前に入りましたが、すでに席は埋まっていました。最終的には、席の数以上の立ち見が出る盛況となりました。イベントは1部と2部の2回行われました。自分は2部のみ参加ですが、1部も入場制限がかかっていたようです。

 一番のお目当てはやはり隅野氏のタイピング講座。内容は、タッチタイピングの基本的な説明と習得方法、最適化、『世界一やさしいタイピング』のライターが連文節変換の長所・短所を理解していなくて隅野氏激おこの話など。特にモーニング娘。の「恋愛レボリューション21」の「超超超 いい感じ 超超超超いい感じ」を打つための最適化の工夫の話がおもしろかった。

 タイピングミニ大会は、「e-typing」の腕試しレベルチェックを1回だけ打ってスコアを競うという単純な形式。大会に参加したのは会場にいた半数ほどだと思います。自分は参加賞目当てで行ったのですが、参加賞は入場時に会場入り口ですでに配布されたので参加はしませんでした。大会の参加賞ではなく「「REALFORCE新製品紹介&タイピング早打ちミニ大会!」の参加賞」だからいいのか。

REALFORCEクリアファイル・REALFORCEキースイッチストラップ(オレンジ)・REALFORCE矢印キーのキートップ(紫)

 その参加賞は、REALFORCEクリアファイル・キースイッチストラップ・矢印キーのキートップの3点セットでした。一番の注目はキーストラップREALFORCEのキー構造がそのままストラップになっています。ちゃんとキーを押せて、土台部分は透明なので押されている様子が見えるという優れモノ。噂には聞いていて前からほしかったの物なので嬉しい。REALFORCEキースイッチストラップがどういう物かは、下記のページが詳しいです(自分がもらった物には説明文は付いてませんでしたが)。

 タイピング大会の優勝賞品はREALFORCE R2! じゃんけん大会の賞品もREALFORCE R2! なんと太っ腹。しかも、1部でも同じ賞品だったわけですよね。そんな大きな会場じゃなかったのに、4台も出してしまって大丈夫ですか? こっちが心配になってしまいますが。

 このイベントを記念して、ツクモでは23(土)と24(日)の2日間だけ、なんと東プレREALFORCEが10%引きで販売されるそうです。帰りにキーボード売り場を見たら、この前買ったREALFORCE 108US SJ38D0が自分が買ったときより安い値段で販売されてました(´・ω・`)(特価?(正確な記載は忘れた)みたいなことが書いてあったから、10%引きの対象外なのかも) さすがにREALFORCEをもう一台買う気は(当分は)ないので、代わりになんとなくUSBハブなどを購入して帰りました。

 あと、1台だけキースペーサーが入った状態の展示もされていました。確かにキーストロークがかなり浅く感じられます。これが気に入るかどうかは使ってみないとわからないという感じだけど。


 それと、今回のイベントとはまったく関係ないですが、キーボード関連で一つ。

 帰りに「ヨドバシAkiba」に寄ったのですが、富士通のLibertouch(リベルタッチ)が展示されていました。キートップがいくつか無くなっていて、キーボード自体も汚れていてかなり年季が入っている感じでしたが。

 この前、キー荷重All 30gのREALFORCE 108US SJ38D0買ったわけですが、実はLibertouchの購入も検討していました。と言うのも、変荷重もいいかなと思っていたからです。しかし自分の場合、右手一列ずらしをしているので、変荷重だと製品的には右手小指で打つはずのキーを薬指で打つことになる。これはまずい。その点、Libertouchは交換用のラバーが付属していてキー荷重をキーごとに変えることができる。これはまるで、右手一列ずらしをしている私のために作られたキーボードではないか。値段もREALFORCEよりは安かったし。

富士通コンポーネント Libertouch用交換ラバー50ヶセット(軽荷重)オレンジ

 ただ、付属する35gの交換用ラバーは15個だそうでちょっと少ない(55gのラバーなんか2~3個でいいから、35gのラバーを30個くらいつけてほしかった)。交換用ラバーは別売りもされているようですが、それも買うとREALFORCEとの価格面での有利さは大してない。

 そして何より、Libertouchを購入前に試し打ちができる場所が見つからなかった。これが決め手となってLibertouchの購入は見送った、ということがありました。「ヨドバシAkiba」ではそのLibertouchの試し打ちができました、という報告でした。キー配列も標準的で旧世代のREALFORCEとそっくりなので、REALFORCE R2の長いスペースキーは気に入らないとお嘆きの方の選択肢としてはあり得るんじゃないでしょうか。


REALFORCE 108US SJ38D0に、本来[ESC]の位置にキースイッチストラップのキートップ(オレンジ)を取り付け、矢印キーにパープルのキートップを取り付けた。キースイッチストラップには[半角/全角]のキートップを取り付けた

 帰宅後、参加賞の矢印キーとキースイッチストラップのキートップこの前買ったREALFORCE 108US SJ38D0に取り付けてみました。REALFORCEキースイッチストラップはキートップ部分を取り外して[Esc]の場所に取り付けました。ちなみに、自分のPCでは[Esc]の位置のキーは「ウィンドウを閉じる」というキーにしています([Esc]は[半角/全角]の位置に移動。[半角/全角]は廃止)。1つだけ目立つ色で特別なキーという感じがしていいぞ。

 キースイッチストラップには、取り外した[半角/全角]を取り付けました。地味……。よりによってこのキーかよ。

All 30gのキーボード、REALFORCE 108US SJ38D0を買った

第2世代REALFORCEが絶賛発売中ですが……

 REALFORCEの第2世代モデル、R2のラインナップが続々と発表・発売されているところですが、自分は旧世代のREALFORCE 108US SJ38D0を買いました。日本語配列、ホワイト、テンキー付き、キー荷重All 30g。

 なんで買ったのかというと、前にちらっと書きましたが、2017年9月に東京ゲームショウへ行った時のことがきっかけです。「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP」を見に行ったのですが、そのときの東プレのブースが、タイプウェル」や「Weather typing」がインストールされているPCに、さまざまなREALFORCEが接続されていて自由に座って打てるという、REALFORCEファンには夢のような環境でした*1。もちろん、ここぞとばかりに打ち込みました。その結果、R2の長いスペースキーはあり得ねーわと思った一方、All 30gはいいわぁとも思って購入意欲が高まりました。これまでにもAll 30gのキーボードを触ったことはありましたが、実際にタイピングをしたのは初めてだったと思います。さらに、REALFORCEの公式サイト108US SJ38D0のページに「2017年内生産終了予定」という悲しいお知らせが掲載されてしまったので、なくなる前に購入しようという気持ちになりだしたのです。

 108USの目玉は、なんと言ってもキー荷重All 30gです。いままで自分が使っていたキーボードはREALFORCE 108UH SA0100ですが、キー荷重はAll 45gでした。これでも一般的なキーボードと比べると軽いですが、それと比べてもはっきり軽い。その他の点は、キートップが全部白だとか(108UHは文字キー以外は灰色が多い)[Alt]など一部のキートップの印字が緑だとか、[Windows]にくぼみが付いているとか細かい点は違いますが、ほとんど同じです。

108USと108UHのキートップを入れ替える

 さて、新しいキーボードを購入して一番最初にやるべきことは何か? もちろん、右手担当キーの右一列ずらしですよね! というわけで、PCにつなげる前にいきなりキーボードのキートップを引っこ抜きます。キートップの引き抜きは、以前ShopUで購入した「キートップ引き抜き工具(金属製)」をまだ持っているので*2それを使います。側面が鋭くて危険なのでガムテープをぐるぐる巻き付けました。

 とはいえ、一刻も早く打ちたくなったので、右手担当キーを全部入れ替えるのは後回しにして、ホームポジションの突起が付いている[J]だけ[K]と入れ替えて「e-typing」などを打ち込みました。[F]と[J]だけキートップのはめ込み口の形が異なっていて入れ替えられないようになっていて閉口したことが昔はありましたが、今回買った108USは同じ形でした。まあ108UHも同じ形だったので心配はしてませんでしたけど。

 しばらくその状態で打って満足したので、本格的に右手一列ずらしのキートップ入れ替えをしようと思ったのですが、ここで問題が1つ。

 自分のPCでは、[スペース] + [文字キー]などで記号などを入力できるようにしています。この記号の配置はとても暗記できるものではないので、今まで使っていた108UHでは、キートップ手前の面に油性ペンで入力できる記号を書き込んでいました。新しいキーボードにも同じように書き込むつもりでした、買う前は。しかし、いざREALFORCE 108USを目の前に置くと、買ったばかりのキーボードに不可逆的な改造を施してしまうのはためらいが……。前に書き込んだ時は108UHの購入後7年くらいたった頃だったのでもういいやという感じだったのですが……。

 しばらく逡巡したのち思ったのですけど、キートップの形は108USも108UHも同じですよね。だったら、キートップをまるごと差し替えてしまえばいいんじゃない? 今まで使っていた108UHのキートップを引き抜いて108USに差し込む。そうすれば108USのキートップには書き込みせずに済む。最悪、元に戻すこともできる。この手でいこう。キートップの色が違うなど多少の違いはありますが、気にしないことにします。

 108UHは前に掃除してから3年経ってだいぶ汚れていたので、キートップを入れ替えるついでに洗いました。やり方は前にやったのとほぼ同じです。キートップをすべて引っこ抜いてほこりを掃除機で吸い取り、キートップは洗面器に入れて洗剤水にしばらくつけてから歯ブラシでこする。本体の外側はぞうきんで拭く。キートップはすすいで水を切って並べて乾燥させます。今回は乾燥させるところまで1時間ほどでできました。乾燥も3時間後くらいには乾いていました。今回も、新品かと思うほどきれいになりましたよ。洗っても、油性ペンの書き込みは消えません。*3

 キートップの差し替えは、全部差し替える手もありますが、面倒なのでキートップに書き込みをしているキーだけ差し替えることにします。といっても、半分以上のキートップを差し替えることになりますけど。

REALFORCE108USの文字キーなど一部のキートップに108UHのものを流用している

 差し替えた結果が上の写真です。キーボード自体は108USですが、本来の108USのキートップはすべて白です。所々に灰色のキーがあるのがそこらの108USとは違うところです(^_^;) 編集キー(矢印キーの上にある6キー)が矢印キーの形に灰色になっているのがお気に入りです。

 108UHのキートップを流用したキーを具体的に挙げると、文字キー全部、[BackSpace]*4、[Home] [End] [Delete] [PageDown]、テンキー全部です。計70キー。見た目ではほとんど分かりません。打鍵感もキートップを入れ替える前とまったく変わりません。

 右手一列ずらしをしているので、[7] [Y] [H] [N]から右のキーのキートップは一列右に入れ替え、各段の一番右にあった[BackSpace] [[] []] [\]の4キーのキートップを中央列に使っています。あと、[Esc]と[半角/全角]のキートップを入れ替えています。また、[無変換] [スペース] [変換] [ひらがな]の親指担当キー4キーにはコルクテープを貼ってかさ上げ及び微妙な位置ずらしをしています。*5

キーが軽いのはいいことか?

 REALFORCE 108US SJ38D0を少し打った感想を書いておきます。All 30gはやはり軽いです。キーをほんの軽く押しただけではキーは動かず、しかしある程度力を入れるとスッとキーが沈み込む感じ(タクタイル感)を、45gだとはっきりと感じられます。30gだと、実際にはあるのですが、自分の感覚としてはほとんど感じません。指を置いただけでキーが押されてしまうという現象にも早速遭遇しました。しかし、不思議なことに押されてしまうキーは[A]など小指のキーであることが多いです。力の弱い小指より強い人差し指や中指の方が押されそうなものですけど。手の構造的に小指の方が下になりやすいからですかね? それとも小指の方が制御しにくいから?

 All 30gの感触は素晴らしいのですけど、実際に使っていると戸惑うこともあります。文章入力をしている時はそれほどでもないのですが、主にカーソルキーを操作している時などは、キーの上で指を支えていなければならないのと、キーを離す時に指を持ち上げるという感覚があるので、かえって疲れるという感じもします。正直、軽すぎるとと思うことも……。通常の文章入力をしている時よりも、タイピングゲームをしている時の方が軽すぎる感じはします。

 30gが良いと感じる場面もあります。[X]→[Z]、[;]→[K]、[P]→[O]のような小指が絡むやや打ちにくい同手連打の打鍵は打ちやすいです。そうだとすると、変荷重で良かったんじゃ……。*6

 まあ、しばらく使っていれば慣れるという感触もあるので、当面はこのキーボードを使ってやってみます。

関連記事など

y-koutarou.hatenablog.com

y-koutarou.hatenablog.com

*1:ただし、大会中や大会準備中の時間は打てませんでした。

*2:そういえば、このキートップ引き抜き工具はREALFORCE 108UHと同時に購入したのでした。

*3:逆に、消したい場合はどうすればいいんだろう……。

*4:[BackSpace]はキートップへの書き込みしていませんが、中央列の目印に色を変えたかったので差し替えました。

*5:厚さ1mmのコルクテープを[無変換] [スペース] [変換]には4枚、[ひらがな]には5枚重ねて貼っています。

*6:

しかし、よくみると変荷重で自分の希望通りのREALFORCEはないような……。変荷重・日本語配列・テンキーあり・白・かな刻印あり・スペース短い(=R2ではない)・USB接続という条件だと該当する品がない。かな刻印はなくてもいいことにして、REALFORCE 108U-A XE0100かな。

最下位ヤクルト2017の『ベストプレープロ野球』のデータを作った

 またまたヤクルトが最下位になってしまいましたね(´・ω・`) 最近、最下位ペースが加速しているような……。1回優勝したからって許されると思うなよ。もう。

 ところで、ここのところヤクルトが最下位になるたびに『ベストプレープロ野球'00』のデータを作って対戦させて、動画をニコニコ動画にアップしていました。今年は動画作成まではしばらくできそうもないので、作成した2017年東京ヤクルトのベスプレのデータだけ紹介します。

【2017年東京ヤクルトスワローズ

わずか2年で2015年にセ・リーグ優勝を果たした姿は跡形もなく消し飛んでしまった。2年連続トリプルスリーを達成していた山田哲人が絶不調。川端慎吾畠山和洋、雄平らが怪我で離脱。鉄壁のリリーフ陣を形成していたロマン、オンドルセク、バーネットの“LOB”は3人ともすでに退団。シーズン中盤以降はいいところなく負け続け、球団史上最多の96敗を記録。危うく100敗にも手が届くところだった。

;--------------------------------------------------------------------
; チーム名                  略称         記    球場
  東京ヤクルトスワローズ17  ヤクルト2017 ヤ    明治神宮野球場

; UNIFORM                   SYMBOL       BGM
  S_h          s_v          swallows     swallows

; 監督             タ 投 選 打 バ エ 盗 A 抑
  真中満           +1 +2 -1  0 -1  0 -1 -2 -2

; 野手             席 タ C 1 2 3 S O 肩 走 眼 実 ス 巧 長 信 左 指数
9 坂口智隆         L  S  - - - - - B  C  B  B  B  B  C  D  0 -1  280
8 山崎晃大朗       L  S  - - - - - B  C  A  D  E  B  B  E  0 -1  260
7 バレンティン     R  S  - - - - - E  A  E  D  A  C  E  A -1 +1  270
4 山田哲人         R  P  - - B - - -  A  B  B  A  S  E  B  0 +1  260
3 リベロ           R  P  - C - C - -  C  D  D  D  C  E  B  0  0  260
5 藤井亮太         L  S  E - - C - C  B  A  D  E  C  C  E -1 -1  260
2 中村悠平         R  P  B - - - - -  B  C  C  D  B  C  D  0  0  250
6 大引啓次         R  S  - - - - A -  D  B  D  B  E  B  E -1  0  250
- 雄平             L  S  - - - - - C  A  B  C  C  E  D  B  0 -2  280
- 西田明央         R  P  C D - - - -  C  D  E  D  D  D  C  0  0  240
- 大松尚逸         L  P  - D - - - -  D  D  E  C  D  E  B +1 -2  250
- 鵜久森淳志       R  P  - D - - - D  D  D  E  D  D  E  B +1 +2  250
- 奥村展征         L  S  - - B C B -  D  B  C  E  D  B  E -1 -2  250
- 西浦直亨         R  P  - - - C B -  B  B  D  D  D  C  D  0  0  250
- 荒木貴裕         R  S  - C C C C C  C  C  D  C  C  D  C  0 +1  260
- 上田剛史         L  S  - - - - - B  C  A  E  C  D  B  E -2 -2  240

; 投手             投 タ 球速 切 制 安 質 術 ス  回 指数
P ブキャナン       R  A   145  A  C  B  D  C  B  22  200
P 小川泰弘         R  A+  144  A  A  C  C  D  B  20  200
P 石川雅規         L  C   134  A  S  C  D  A  C  20  200
P 星知弥           R  B   145  D  C  B  D  E  C  22  200
P 原樹理           R  A+  142  B  C  C  D  E  C  20  200
P 山中浩史         Ru A   126  B  A  B  C  B  C  20  200
P 石山泰稚         R  B   144  A  C  C  B  D  D  28  200
P 近藤一樹         R  A   144  C  C  C  D  C  D  28  200
P 松岡健一         R  B+  140  B  D  D  C  B  D  22  200
P 山本哲哉         R  A+  138  C  C  B  C  C  D  22  200
P ルーキ           R  B+  148  D  D  B  B  D  E  30  200
P 秋吉亮           Rs A   142  A  A  B  D  C  E  22  200

 前に最下位になった2014年は「火ヤク庫」と呼ばれた強力打線(と弱体投手陣)を誇っていて、最下位ながらおもしろいシーズンでした。来期への期待感もあった。今年は、鵜久森淳志大松尚逸サヨナラ本塁打とか、10点差逆転とか劇的なゲームは多かったと思うけど、全般的につらい期間が長かったなあ……。来期への期待感もあまり……。若手が多く出場したのは明るい材料と言えなくもないけど、今年試合に多く出た山崎晃大朗や藤井亮太、奥村展征らがチームを引き上げてくれるのかというと……。せめて、今年みたいなつらい期間が長いということはないようにお願いしますよ。

これまでの最下位ヤクルト対決『ベスプレ』動画

『Firefox 57.0 (Quantum)』で『FireGestures』と『Make Link』が使えなくなって途方に暮れたかと思ったけど、『Foxy Gestures』で代替できたので問題なかった

Firefox 57.0 (Quantum)にバージョンアップしたらアドオンが悲劇

 『Firefox』がやたら重いなと思っていたら、再起動した瞬間に突然バージョン57.0にアップデートされました。「Quantum」なんて名前も付いている。いきなり動作が軽くなってこりゃいいじゃん、と思っていつものように右ボタンを押しながらリンクをクリックしたら、同じウィンドウで開いた(´・ω・`) この操作をすると新しいウィンドウで開くように『FireGestures』で設定しているのだけど……。まさかと思ってアドオンを確認すると、使っていたアドオンが半分くらい「旧式の拡張機能」欄に押し込められて無効になっていた。ぎゃー。

 いままで使えていたものがドカンと使えなくなるアップデートを半ば強制的にやるという手口は許されるの? 「アドオンシステムの変更についての詳細」のリンク先に「もっとも人気のある主要なアドオンはすでに互換性が保たれており、多くのユーザーはこの変更に気づくことはないでしょう。 」と書いてあるのも、俺の神経を逆なでする。ふざけんな。

 とりあえず、頻繁に使っていた機能は次の3つ。

  • 『FireGestures』
    • 「右ボタン + 左クリック」で「リンクを新しいウィンドウで開く」(ロッカージェスチャ)
    • 「右ボタン + ホイール」で「文字サイズのみ変更 - 拡大 / リセット」(ホイールジェスチャ)
  • 『Make Link』
    • 現在のページのタイトルとURLをコピーする

最低この3つは何とかしたい。実装できない場合は『Firefox』の使用を継続するかどうかも考える事態になります。

『FireGestures』の代替アドオンは『Foxy Gestures』に

 ググってみると、マウスジェスチャーのアドオンの代替候補は『Gesturefy』と『Foxy Gestures』の2つがあるようです。まず『Gesturefy』を試してみます。サイトは英語ですが、インストールしてみると説明文は日本語になりました。設定画面はわかりやすいし、ロッカージェスチャーもホイールジェスチャーも設定できる。これでいいじゃんと一瞬思ったのですが、なぜかロッカージェスチャで設定できる項目に「リンクを新しいウィンドウで開く」がない(´・ω・`) これが一番実装したい機能なのに……。「リンクをタブで開く」はあるのに……。※2020/01/30(木)追記 現在は「リンクを新しいウィンドウで開く」もあります。*1

 続いて『Foxy Gestures』を試します。これはインストールしても説明文は英語のままです。ぎゃー。でも、他の手を探すのも大変そうなのでがんばって読みます。まあ、なんとなくはわかります。※2020/01/30(木)追記 現在は日本語になりました。*2

 『Foxy Gestures』もロッカージェスチャー(chord gestures)も、ホイールジェスチャー(wheel gestures)も実装できます。しかも、「リンク先を新しいウィンドウで開く(Open Link in New Window)」設定もありました! 「ズーム拡大(Zoom in)」と「ズームリセット(Reset Zoom)」もあります。*3

 これで、いままで『FireGestures』で実装していた機能で重要なものは実現できました。

『Make Link』の代替アドオンも『Foxy Gestures』に?

 残るは、いままで『Make Link』で実装していた機能です。『Make Link』の代替アドオンとしては『Format Link』というものがあるようです。これも説明文は英語ですが、まあ何とかなるでしょう。これを使えば『Make Link』と同等のことはできそうな感じです。

 でも、その前に気になったことがあります。さきほど導入した『Foxy Gestures』には『Gesturefy』にはないおもしろい機能がありまして、「User Script」で機能を追加することができるのです。と言っても、機能を作るにはスクリプトを書く必要があります、どう書けばいいのか自分はさっぱり分かりません。

 しかし、下記のサイトにスクリプトの例がいくつか掲載されています。

texst.netこの中に、ずばり「タイトルとURLをコピー」というスクリプトがあるじゃないですか! これをそのまま使わせてもらえばいいんじゃない? 結局のところ「現在のページのタイトルとURLをコピー」さえできればいいのだから。

 というわけで、上記のサイトからスクリプトをコピーして『Foxy Gestures』の「User Script」に貼り付けました。ここで作った機能はwheel gesturesやchord gesturesで選択できる項目にも追加されます。これで、左ボタン + 右クリックで現在のページのタイトルとURLをコピーするようにできました。いままでは右クリックメニューを経由して実行していた機能が左ボタン + 右クリックで実行できるので、むしろ今までより良いかも?

※2018/05/28(月)追記

いつの間にか、「More Preferences」タブの下の方にある「Optional Permissions」の「Request "clipboardWrite"」を有効にする必要があるようになりました。

やりたいことはすべて実現できました

 今回の設定は以下の通り。『Foxy Gestures』ではマウスジェスチャーは自分で一つ一つ設定する必要があるのだけど、自分はマウスジェスチャーは使ってないので設定してません。

自分の『Foxy Gestures』のホイールジェスチャーとロッカージェスチャーの設定

 なお、wheel gesturesのScroll Downが、「Zoom Out」ではなく「Reset Zoom」であるのは、自分の場合はブラウザの表示を標準より縮小したいことはまずないからです。ほぼ「縮小したい」=「拡大したものを元に戻したい」なので、「Reset Zoom」の方が好都合です。縮小したくなったらキーボードでやればいいんです。*4

 これで、自分がやりたかったことはほぼすべて実装できました。一時はどうなることかと思ったけれど、意外とあっさり解決できました。良かった。*5

Firefox 57.0 (Quantum)関連リンク集

*1:

*2: 

*3:「全画面表示」はないけど、まあいいや。[F11]ひとつでできるし。よくみると、「全画面表示」どころか「ウィンドウを最大化」さえないのだけど。なぜ? 「ウィンドウを最小化(Minimize Window)」はあるのに。

*4:なお、『FireGestures』の拡大縮小では「文字サイズのみ変更」という項目があったので、ホイールジェスチャでの拡大縮小は文字サイズのみ、[Ctrl] + [+][-]での拡大縮小は画像なども含めて、という使い分けができました。それができなくなったのは残念ですが、まあいいや。

*5:一つ気になることが。『Foxy Gestures』の「Open Link in New Window」を実行すると、一瞬画面がちらつく感じがします。慣れるとは思いますが、ちょっと気になります。よく見ると、リンク先をいったん同じウィンドウの新しいタブで開いて、そのタブを閉じて、改めて新しいウィンドウで開く、という挙動をしているように見えます。なんでだろう? 『Gesturefy』で「新しいウィンドウで開く」がないことといい、意外と実装するのが難しい機能なのでしょうか?

2011年ヤクルト、クライマックスシリーズの狂気

 今年もクライマックスシリーズが真っ盛りの季節で楽しそうですね。ヤクルトは出てないけどね(´・ω・`) でも、試合は結構見ています。やはり短期決戦は試合の密度が濃くて見応えがある。セはちょうど秋雨前線が停滞している影響をもろに受けて、雨中の決戦あり、雨天中止あり、コールドゲームありと天気で明暗が分かれていておもしろいです。

 ところで、CSと言えば、自分は2011年のヤクルトの戦いぶりが強く印象に残っています。自分は「無茶な采配」だと思いました。2011年CSのヤクルトに関する記述を見ると「奇襲に博打」「明日なき戦い」「館山は耐えられたか?」「命を削って試合をしている」「捨て身」「狂気」という不穏な言葉が出てきます。このCSについてはこの前の記事で少し書いたのですが、そうしたら他の部分も書きたくなりました。そこで、2011年ヤクルトのCSシリーズの戦いぶりについて、ちょっと長くなりますが当時を思い出しながら書いてみます。

まさかの大逆転V逸とヤ戦病院

 2011年のヤクルトはシーズン序盤から首位をキープしていて、2001年以来の優勝が見えていました*1。8月は怪しくなってきたけれど、9月の初めに9連勝して「さすがにこれはもう大丈夫だろう」と優勝を確信。ところが、そこから中日が急激に追い上げてきて、最後は直接対決で4連戦4連敗を食らって優勝を逃すという結果に終わりました。

 でも、レギュラーシーズン優勝が最大の目標ではあるけれど、まだクライマックスシリーズがあります。神宮球場でのCS開催はこの時が初めて、ポストシーズンに出場するのは神宮球場で開催されるのはもちろん2001年の優勝以来でした。久々の短期決戦出場で、これはこれで楽しみ。

 この時のヤクルトの戦力を見てみます。投手は館山昌平石川雅規の左右のエースが盤石。他の先発は、由規村中恭兵増渕竜義赤川克紀の「ドラ1四兄弟」ら。リリーフは日本4年目を迎えた林昌勇(イム・チャンヨンが安定のクローザー。いったん自由契約になりながら再契約したバーネットがリリーフに転向して大活躍。長年活躍してきた押本健彦松岡健一もやや金属疲労が見えながらこの年も60試合登板を達成。ドラフト4位ルーキーの久古健太郎が貴重な左のリリーフ。という布陣。

 打線は、リーグの中では良い方だけど物足りない。この年は統一球(というか違反球)が導入された年で、NPB全体が打撃低調でした。中心選手の青木宣親は、少なくとも打率.330は期待したい選手でしたが、この年は.292と不振。ベテランの宮本慎也が.302で打率リーグ3位。畠山和洋が.269で本塁打23本。新外国人のバレンティンは31本で本塁打王だけど、.228で打率最下位だからねえ*2。悪くはないけど、投手が打たれても打線でカバーできるという戦力ではない。特に、シーズン終盤にみんなで調子を落としていたので……。「いかに失点を防ぐか」。短期決戦ではよく言われる言葉ですが、それが特に重要という年でした。

 それなのに、肝心のCSを前に伝統のヤ戦病院が発動。レギュラーシーズンで勝ち継投の一角だった久古が不在。バーネットもケガあがり。林昌勇もいまいち怪しい。鉄壁だったリリーフ3枚が不調という状態でした。先発も由規、七條祐樹が離脱。この投手陣をどうするかがCSの課題でした*3。信頼できる投手は館山昌平石川雅規村中恭兵の先発3枚。これをどう使うか。小川淳司監督の構想やいかに?

“クローザー”村中恭兵の活躍

 ファーストステージ。相手は巨人。初戦の先発は11勝5敗、防御率2.04の館山昌平。5回1失点で代打を出されて降板(代打の藤本敦士が同点適時打)。6回からリリーフのマウンドに上がったのは、先発要員の村中恭兵でした。村中は9回2死から大村三郎本塁打を打たれるまで、3回2/3を投げるロングリリーフを見せてヤクルト勝ち。このときの村中の投球は、自分の中の“ヤクルトベストシーン”の一つです。この時点では「不安なリリーフ陣に速球派の村中を回す構想か! 久古不在で手薄な左リリーフの補強もできて一石二鳥だ」と思っていました。そんなのんきな作戦ではなかった。

2011年セ・リーグCSファーストステージ第1戦
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨人 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2
ヤクルト 0 0 0 0 1 2 0 0 X 3

 第2戦。先発はもちろん石川雅規。中盤は1-2のビハインド展開。5回途中から押本 - 増渕 - 松岡 - 林昌勇といつものリリーフ陣(増渕は前の年リリーフだったので)でつなぎますが、最後の林昌勇が打ち込まれて大差負け。もともと林昌勇は不安がある状態でしたが、それが露呈した形となってしまいました。

2011年セ・リーグCSファーストステージ第2戦
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨人 0 0 0 1 1 0 0 0 4 6
ヤクルト 0 0 0 0 1 0 0 0 1 2

 第3戦は赤川克紀が先発。またも村中がリリーフで登板し、8・9回の2イニングを投げてヤクルトがファイナルステージ進出(森岡良介の「お立ち台、2回目でーーーーーす」が出た試合です)。ここまでの投手起用は理解できます。しかし、あとで知りましたが、この時点で初戦に先発した館山もリリーフで待機していたそうです。

2011年セ・リーグCSファーストステージ第3戦
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨人 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
ヤクルト 0 0 1 0 0 0 1 1 X 3

狂気のファイナルステージ

 ファイナルステージ。相手は中日。この年の中日は落合博満監督の最終年。チーム防御率はリーグ最高、チーム打率はリーグ最低で優勝というシーズンでした。一方、ヤクルトも打線は低調。ファーストステージにもまして失点を防ぐことが重要となることが予想されました。

 初戦の先発は増渕竜義。ファーストステージ第2戦でリリーフ登板した投手です。ちょっと「おや?」と思う起用ですが、まだこの時点では気がついていない。試合は吉見一起 - 浅尾拓也 - 岩瀬仁紀の鉄壁の中日投手リレーに抑え込まれてヤクルト負け。

2011年セ・リーグCSファイナルステージ第1戦
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
中日 1 0 1 0 0 0 0 0 X 2

 そして問題の第2戦。先発は石川雅規。え? 順番通りなら館山が登板するところです。石川は中3日ですよ!? 打線もびっくり。レギュラーシーズンでは1試合も出場していないルーキーの山田哲人を1番で起用するという大博打。スタメンで使うのはまだ分かるけど、1番で使うかあ? 1番山田・2番上田ってフェニックスリーグかよ!*4 この頃から山田にはシンデレラボーイの雰囲気がありました(このシリーズでは活躍してないけど)。3番宮本慎也・4番青木宣親というのもレギュラーシーズンでは一度もなかった打順です。なんと無茶な采配。

 試合内容はこの前の記事で書いたので詳しくはそちらも見てください。ヤクルト石川・中日チェンの両先発が好投し、0-0のまま8回表。1安打無失点と好投を見せる石川の打順、2死走者なしで代打飯原誉士を送る勝負手。これが的中。飯原の代打本塁打で均衡が破れてヤクルトが勝ちました。

 問題は石川の後に登板した投手です。自分は当然“クローザー”の村中が登板するものだと思っていました。ところが、出てきたのはなんと館山昌平。ファーストステージ第1戦で先発した投手で、翌日の先発も予想された投手です。今日の先発が館山だと思っていたらそうではなく、明日の先発が館山かと思ったらそうでもなさそうで、村中がクローザーだと思っていたのにそれもそうではない。もう何が何やら……。館山は8・9回の2イニングを投げました。

2011年セ・リーグCSファイナルステージ第2戦
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 1 2 3
中日 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

 第3戦。先発は……村中恭兵! 村中はクローザーじゃなかったのかよ! この時点で、小川監督がこのシリーズをどう戦うつもりだったのかがようやく分かったような気がしました。この試合はバーネット - 渡辺恒樹 - 押本健彦 - 松岡健一 - 林昌勇の必死の継投で1点差を守り切ってヤクルト勝ち。このシリーズで「先発要員のリリーフ」なしで勝った唯一の試合です。特に、2回1/3を投げたバーネットが光るロングリリーフでした。

2011年セ・リーグCSファイナルステージ第3戦
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 1 0 0 1 0 0 0 0 2
中日 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

 第4戦は先発の赤川が初回に失点してヤクルト負け。対戦成績2-3(アドバンテージ含む)と追い詰められる。

2011年セ・リーグCSファイナルステージ第4戦
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
中日 4 0 0 0 1 0 0 0 X 5

 そして第5戦。先発は館山昌平。リリーフ登板から中2日ですが、もう驚きません。館山は好投しましたが、0-0の6回1死1塁、井端弘和に2点本塁打を浴びてヤクルト敗退となりました。井端に2ランを打たれた時の絶望感は忘れられない。ここでの最悪は、1塁走者の荒木雅博に盗塁されて井端ヒットで1点、またはヒットエンドランで1死1・3塁を作られてその後1点、だと思っていました。それが2ラン。最悪より悪いことが現実に起きるなんて……。荒木が走るぞ、走るぞと執拗に牽制していたのにやられて、井端に狙い澄ました長打を打たれたというシーンでした。

2011年セ・リーグCSファイナルステージ第5戦
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
中日 0 0 0 0 0 2 0 0 X 2

もし第6戦があったら?

 このシリーズでヤクルトで先発した投手の登板を表にしてみました。

2011年CSのヤクルトで先発した投手の起用
月日 相手
館山昌平 石川雅規 赤川克紀 増渕竜義 村中恭兵

10/29 巨人 先5回 - - - リ3回2/3
10/30 巨人 - 先4回2/3 - リ2回 -
10/31 巨人 - - 先6回2/3 - リ2回
11/1 - - - - - - - -
11/2 中日 - - - 先2回1/3 -
11/3 中日 リ2回 先7回 - - -
11/4 中日 - - - - 先3回1/3
11/5 中日 - - 先4回 - -
11/6 中日 先5回1/3 - - - -

 館山は先発2回・リリーフ1回、村中は先発1回・リリーフ2回登板しました。増渕もリリーフ登板しています。しかも、リリーフはすべて2イニング以上。先発は5人で回す中で、その合間を縫って4回もロングリリーフに突っ込んだのです。

 もし、ファイナルステージ第5戦にヤクルトが勝って第6戦があったら、先発は誰だったのでしょうか? たしか、増渕はファイナルステージ第1戦の先発後に登録抹消されてたと思います(そして山田を一軍登録した)。ということは、再び中3日で石川が先発だったんでしょうか。そうだとすると、ファイナル第2戦の「代打飯原」も納得できます。もともと石川は早めに降板して中3日先発に備えるつもりだった。石川降板後は館山をロングリリーフさせる予定。館山はファーストステージ第3戦からリリーフ待機していたのだから、むしろ休養十分。石川が7回まで投げたというのは、むしろ引っ張った方だと。予定通りの代打飯原。そういうことだったのか? そして、もし第6戦があれば村中も再びリリーフに突っ込んだんでしょうね。

 いま考えても無茶だよね。でも、勝てる可能性があるとすればこれしかなかったよね。仮に、きれいに中5日で先発ローテを組んでいたらこうなります。

2011年CSのヤクルトが中5日ローテだったら……
月日 相手 館山昌平 石川雅規 赤川克紀 増渕竜義 村中恭兵
10/29 巨人 - - - -
10/30 巨人 - - - -
10/31 巨人 - - - -
11/1 - - - - - -
11/2 中日 - - - -
11/3 中日 - - - -
11/4 中日 - - - -
11/5 中日 - - - -
11/6 中日 - - - -

うん、無理だな。ぜんぜん勝てる気がしない。おそらくファーストステージで敗退する。

 レギュラーシーズン中ではあり得ない、もしかしたら選手寿命を縮めてしまうかもしれない、しかしポストシーズンという重要な試合で勝つためにはそれしかない。そういう采配をするべきだったのかどうか。いまでも迷います。でも、やったからには勝ってほしかった。正直、始まる前は中日は勝てる気がしなかったけれど(4連戦4連敗の流れがあったからね)、ファイナルステージ第2戦の飯原の本塁打を見たときは勝てると思った。だからこそ、第5戦の井端の2ランの絶望感を味わったわけです。

 このクライマックスシリーズの終了後、館山昌平は右手血行障害の手術を受けました。この時点では翌年には戻ってくるのですが……。

2011年東京ヤクルトスワローズのCSに関するリンク集

データ

総評

戦前予想・観戦記・記事

動画

*1:ちなみに、自分は開幕前から優勝間違いなしと思っていました。だから、CSと日本シリーズのチケットを取るためにこの年からヤクルトファンクラブ入ったしね。優勝は逃しましたが、神宮開催のCSは首尾良く第1・2試合を現地で観戦することができました。

*2:ちなみに、60本のシーズン最多本塁打記録を樹立するのは2年後の2013年。

*3:なお、打撃陣も川端慎吾川島慶三が離脱していました。また、CSには間に合いましたが、相川亮二が骨折で、宮本慎也が肺炎(!)で終盤に離脱して、それがV逸の要因になっています。

*4:上田剛史も2011年12試合、通算55試合出場の若手選手です。