バックギャモンフェスティバル2017に行ってきた

 バックギャモンフェスティバル2017に行って、初級戦に参加してきました。開催期間は5/3(水)・5/4(木)・5/5(金)の3日間です。

www.backgammon.gr.jp

 と言っても、最初は初級戦は参加しようかどうか迷っていたんですけどね。参加費高いし、ボード触ったことないし、ダイス持ってないし。それでも、実際のボードにも一度はさわってみたいな、と思って大会サイトを見ていると、「初心者体験コーナー」というものがあることを発見。これだと無料で参加できるようなので行ってみることに。

 ちなみに、自分のバックギャモンのプレイ経験は、古くはファミコンディスクシステムの『バックギャモン』でルールを覚えた。最近はフリーソフト『GNU Backgammon』をプレイしている。以上。したがって、実際のボードでプレイしたことはないし、人との対戦さえほとんどありません。『バックギャモン・ブック』は読みました。

 会場は「大崎ブライトコアホール」。今年からこの会場になったそうです。こういうときは会場への道のりで迷うのが私の定番です。今回は大崎駅から目的地の建物までは迷いませんでしたが、「大崎ブライトコア」に入ってから迷いました。広く静かな空間でイベントをやっている感じがまったくしない。しばらく歩き回って、やっぱりエスカレータを上がった3階が「大崎ブライトコアホール」だよなあ、間違ってまじめな会議とかに入ったらやだなあ、と思って入ったらそこで正解でした。入り口に看板でも出しておけばいいのに。そういえば、バックギャモン・フェスティバルは毎年秋の開催だった気がしたのですが、今年からゴールデンウィークの開催になったようです。

 「初心者体験コーナー」は、大会公式サイトでは12時、14時、16時と書いてありますが、実際は教えてもらいたい人がいたら随時、という感じに見えました。手の空いた選手?の方とスタッフ?の方に駒や方向の決め方や、駒の並べ方、ダイスの振り方などを教えていただきました。実際のボードを使ったことがないと、こういうところがわからない。途中からはプレイ内容の方も少しレクチャーが入りました。自分として当然と思える手が良くない手だと理由付きで教えてもらえるのはありがたかったです。『GNU Backgammon』やってると、エラー-200点とかついても理由がまったくわからないとかあるからね……。

プレシジョンダイス 19mm 4カラー 4個セット

 それはともかく、プレイ内容の方では「初級戦なら優勝するんじゃない?」「10位以内は入れる」「中級戦に出てもいい」など言われて調子に乗って、ボードでのプレイもやれそうだったので、初級戦に参加することにしました。参加費は3000円ですが、初級戦の参加者は発売したばかりの『バックギャモン・ブック 改訂新版』(1800円+税)がもらえます。バックギャモンをプレイするなら必携の本なので実質参加費1000円みたいなものです。それと、大会に参加するには「プレシジョン・ダイス」という精密に作られた特別なサイコロが2個必要です。会場で販売していたので購入しました。1個1100円なので2個で2200円。あと、対戦結果は自分でシートに記入するので、筆記用具も持っていった方がいいですね。

 初級戦は13時からの予定でしたが、想定以上の参加者数だったようで準備が追いつかず、10分ほど遅れてスタートするというアナウンスがありました。対戦記録のシートも急遽印刷したのか、他の人のシートは裏面に注意事項などが書かれていたようでしたが、自分のシートは白紙でした。大会スタッフの「この世の終わりだ」というつぶやきが聞こえてきました(^_^;) 結局、初級戦の参加者は66人。過去最高の参加者数だったそうです。

 大会形式は、1ゲームの試合を対戦相手を変えながらできる限りおこなうというもの。ダブリング・キューブはなし。ギャモン勝ち、バックギャモン勝ちはあり。試合が終わったら受付に対戦記録シートを持っていって、ほかの試合が終わった人との対戦が組まれます(基本的に一度対戦した相手とは対戦しません)。それを時間いっぱいまで繰り返します。ボードはたくさんあるので、ほぼ待ち時間なしでプレイできます。大会参加者は老若男女さまざま。女性もいましたし(自分が対戦した12人中4人が女性でした)、男の子、女の子、外国人もいました。

BACK GAMMON(バッグギャモン)

 実際のボードでプレイするのは先ほどレクチャーを受けたばかりでしたが、手続き的なことでは大きなトラブルはなくプレイできました。最初は駒の初期配置も自信ないくらいでしたが、後半は早くも慣れてきました。あやふやなところは初級者同士、対戦相手と確認しながらという感じで進行しました。

 しかし、ゲームの方は大変。まず、盤面を見られない。PCの画面よりボードの方が大きいので、ボード全体を視界に入れるのが大変です。プレイの方向は(PCでは)一応どちらでもプレイしていましたが、実際にやってみたらどちらも慣れない感じがしたというのが正直なところです。また、駒をサイコロどおりに動かすのが大変。1マスずつ確認して動かすこともしばしば。それと、バックギャモンではサイコロを拾い上げるまでは(時計を使わない場合)駒を動かしてみてから戻して別の手を選んでもいいのですが、それをやると駒を元に戻せなくなります。戻せないからもうこの手でいいや、とか(^_^;)

 大会時間は3時間弱でしたが、ほぼ休みなくプレイしました。大会が始まる前にトイレに行っておこうか、でももう始まりそうだから少し試合をこなしてから行けばいいかと思っていたのですが、いざ始まったら休憩することも忘れてました。気がついたら3時間経っていた、という感じです。プレイしている間はあっという間ですが、終わったとたんにどっと疲れました。キューブなしでこれだからね。これでキューブアクションを考えたりピップカウントをしたりすると大変だろうなあ。それと、トイレに行ったあとで気がついたけど、会場と同じフロアにもトイレありましたね。2階まで降りていってました(^_^;) なお、飲食は、試合会場の部屋ではできませんが(ペットボトルなどは可)、部屋の外では飲食もできます。椅子とテーブルも少しあります。

カルカソンヌ

 初級戦の結果ですが、自分は+5点で6位(たぶん。ちょっと記憶があいまい)でした。3連勝スタートだったのですが、そこから3連敗。あとは一進一退でしたが、最後に連勝してこのスコアに。良い結果でしたが、プレイ内容が良かったかどうかは……。サイコロを拾った瞬間にあっと気がついたミスもあったし、相手のプレイも、自分が思ったとおりの手か、自分でも何が良いのかわからない手ばかりでした。結果的にギャモン勝ち1回、ギャモン負け0回だったので、ランニングに走りすぎていたのかもしれません。6位の賞品は『カルカソンヌ』というボードゲームでした。賞品は入賞(たしか11位以上)だけでなく、ブービーキリ番、ゾロ目などさまざま用意されています。優勝は+7だったそうです。

 初級戦は5/4(木)と5/5(金)にも開催されるので、興味がある方は行ってみてはいかがでしょうか。5/4(木)は「ウェルカムカップ」というものも開催されるそうです。