北海道カーリング選手権のある一場面

 平昌五輪のカーリング競技の男女もいよいよ大詰めですね。日本は、男子は惜しくも1勝足らず予選リーグ敗退で残念。最終戦に勝てばタイブレークには進めたのに……。これが20年ぶりの出場の難しさということか。まあ、勝てる試合もあったとか言い出したら他のチームもそうだろうけど。スウェーデンのピタリピタリと決まるショットはすごかったな。

 女子は最後に連敗して5勝4敗で終わるも、混戦の中4チームが4勝5敗で終わる巡り合わせで、単独4位となり予選突破。5勝4敗でタイブレークなしで準決勝に進出できるとは思わなかった。だんだん調子を落としている感じがするので心配ですが、準決勝まで1日空くのでこの1日をうまく使ってほしい。世界ランク1・2位のカナダとスイスがともに調子が上がらず予選敗退というのが驚き。カナダはぎりぎり間に合ったかと思ったが……。

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 さて、今回はそんな平昌五輪とはまったく関係のないカーリングの話を1つ。

 J:COMテレビで「sapporoジモスポ★特別編 #3」という番組をやっていまして、そこで北海道カーリング選手権の模様が伝えられていました。

 女子決勝は北海道銀行 - 札幌国際大学というカードで、ダイジェストですがいくつかのシーンが取り上げられていました。そのうちの1つが驚きのシーンだったので思わず局面図を作ってしまいました。北海道銀行が5-4でリードして迎えた9エンド、後攻・黄の札幌国際大学のラストストーン投球前の場面。

北海道カーリング選手権決勝 9エンド黄16投目

 なんだこの局面は。ハウス内に密集して赤6個、黄4個。これだけ密集している局面はあまり見たことないなあ。どういう経緯でこうなったのか……。先攻赤のセンターガードからひたすらフリーズ合戦になったのでしょうか。

 このあと札幌国際大学のラストストーンはガードに引っかけてしまって、ハウス内はこの形のままで赤が1点スチール。試合はそのまま北海道銀行の逃げ切り勝ちとなりました。熱い試合をやってますね。

女子決勝 北海道銀行 - 札幌国際大学
チーム名 H 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
北海道銀行 3 0 0 1 0 0 0 1 1 0 6
札幌国際大学   0 0 1 0 2 1 0 0 0 1 5

 J:COMテレビがどういう条件で見られるのかよくわからないけれど、この番組は頻繁に再放送されているので、放送される地域にお住まいの方は探してみると見られるかもしれません。


 ちなみに、J:COMテレビでは平昌五輪も他ではなかなか放送しない競技を放送をしていてよく見ていました。特にバイアスロンを放送してくれたのはありがたかったです。トップ選手でも射撃は百発百中ということはない。射撃で外しても走力で挽回できる一方、やっぱりクロスカントリーでリードしていたのに射撃で外して逆転されることもある。1回失敗したら終了みたいな競技が多い中、絶妙なバランスがある競技です。まだ、2/24(土)と2/25(日)にもバイアスロンの放送があるようですね。

カーリング魂。