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2年ぶりに女子プロ野球を観戦した

 この前の日曜日、越谷市民球場に女子プロ野球(JWBL)の埼玉アストライア-京都フローラの試合を見に行ってきました。女子プロ野球を現地で観戦するのは2年ぶりになります。

 女子プロ野球を熱心に見始めたのは2013年。見始めた最大の理由は、TOKYO MXで試合の中継があったから(まだWebページ残ってるのか……)。毎週ではないけれどかなりの割合で日曜日に試合を放送してました。最初は川端友紀しか知らない状態でしたが、毎週見ていると選手も覚えてくるし、見どころも分かってくる。だんだん面白くなってきて、球場にも3回ほど行きました。

 競技人口も少ないし、アマチュアからの積み上げからプロが成立したのではなく、女子野球普及のために先にプロを作った形なので、レベル的にまだまだだと思う部分もありました。観客も少なかった。でも、いいプレイもあったし、好きな選手もできた。特に自分が好きだった選手が、星野伸之を彷彿させるスローカーブ投手の渚と、遊撃で難しいバウンドにうまく合わせてたびたび好守備を見せる厚ヶ瀬美姫。まだリーグ発足4年目。これからのレベルアップも期待できる。

 これなら来年も見たいなと思っていたシーズンの終了間近に飛び込んできたのが、選手が大量に退団するというニュース。引退して指導者になる選手や、実力が足りなくて解雇されたと思われる選手もいました。しかし、なぜ退団するのか理由が分からない選手も大勢いました。その中には、エース級の活躍をしていた選手や、クリーンアップを打っていた選手も含まれていました。2014年シーズンに向けて新人選手も入団しましたが、1チームあたりの選手数は前年より減ったし、前のシーズンのエースやクリーンアップの選手がいなくなったリーグは、どうも前よりスケールダウンしているように見えました。そして、2014年は女子プロ野球を見る機会がめっきり減りました。もっとも、その最大の理由はTOKYO MXでの中継がなくなったことで、中継があればそれはそれで見たと思いますが。

 そんな感じで2015年も女子プロ野球にはあまり注目していなかったのですが、ちょっと気が変わりました、その原因は、柵越えの本塁打が出ているという話。実は、自分が熱心に見ていた2013年は、柵越えの本塁打は1本も出ませんでした。自分は、野球の打者というのは基本的にホームランを狙うべきだと思っているので、ホームランゼロは寂しいです。女子野球はそういうものかな、思っていたら2015年は早くも2本の柵越え本塁打が出ているという。

池山今シーズン初ホームラン!【女子プロ野球リーグ2015】兵庫ディオーネvs京都フローラ第5戦 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=kmQhkLAOiLs#t=1m35s

京都フローラ田口2夜連続で決勝打【女子プロ野球リーグ2015】兵庫ディオーネvs京都フローラ第8戦 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pP5fBYl-cus#t=1m39s

追記2015/05/25

 もう1本柵越え本塁打が出いました。

 しかも、この2人は去年も柵越え本塁打を打っているとのこと。へえ。もしかしたら2013年とは景色が変わったのかな? そう思ったら実際に見たくなりました、ちょうど日程も合ったので、見に行ったというわけです。

 女子プロ野球はシーズンのシステムが激しく変わっています。自分が見ていた2013年は、週末ごとに行う「ティアラカップ」というミニ・トーナメントが主な試合でした。4チーム参加で土曜日に1回戦を行い。日曜日に勝者同士が決勝戦、敗者同士が3位決定戦を行うという形式です。つまり、1日で4チームすべて見ることができる。しかも1枚のチケットで2試合とも見ることができました。2014年は違うシステムだったようです。そして、2015年はまた変わって、基本的に「ヴィクトリアシリーズ」という3チームによる前・後期制のリーグ戦のようです。

 見に行った試合は、そのヴィクトリアシリーズの中の一戦。カードは最初に書いた通り埼玉アストライア-京都フローラ。女子プロ野球は選手の移籍も激しく行われています。厚ヶ瀬美姫は昨年アストライアに移籍したと思ったんだけど、今年はディオーネに戻ったようですね。つまり、今日見ることはできない(´・ω・`) 渚投手も登板しないし、お気に入りの選手が2人ともいない。でも、今年本塁打を打っている中村香澄と池山あゆ美が2人ともフローラの所属なのは良かった。

 試合前に売店で選手名鑑を買おうと思ったんですが、今年は選手名鑑は発売されておらず、『女子プロ野球Walker』というKADOKAWAが発売しているムックが選手名鑑代わりのようです。確かに選手名鑑のページもあるけど、観戦ガイドとしては大きくて重い上に俺的にはどうでもいいページも多い。これを毎回球場まで持っていくのはやだなあ。とは言え、値段はいままでの選手名鑑より安いし、普通の本屋やネット書店でも買えるのは良い点。「めざせ!130km/h投手・年間5HR打者計画始動!」というページはおもしろかった。選手の特徴やこれまでの成績をもっと充実させて欲しいところです。成績は全部ネットで見られるけど、紙でも見たい。

 試合の方は投手戦。あまりランナーが出ず、出ても併殺になったりしてサクサク進む。しかし、5回表、フローラの田口紗帆の左中間への大きな当たりが長打になって先制。その後も小西つどいのスクイズで追加点。7回はアストライアの守備の乱れもあって最後は大差でフローラの勝ち。渚と並ぶもう一人の軟投派投手、植村美奈子の完封勝利という結果になりました。期待していた中村香澄と池山あゆ美の本塁打は出ず。先制点になった田口紗帆の二塁打はいい当たりだった。アストライア一塁の大山唯が、難しい送球をうまく取ったり、一塁線を抜けそうな打球を好捕したりといいプレーを見せていました。

植村完封で5勝目を飾る!【女子プロ野球リーグ2015】埼玉アストライアvs京都フローラ第9戦 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=5hxZ9S7Bykk

 それで、女子プロ野球の景色は変わっていたかというと……、この試合だけではわかりません(^_^;) 正直言って、アストライアの攻撃が淡泊であまりいい試合ではなかったと思う。女子プロ野球ならではのプレーとしてライトゴロがあるのだけど(2死3塁のライト前は熱い!)、それも見られなかったし。2回表の池山あゆ美のライト前はアウトかと思ったが……。女子野球は7イニング制なので、1試合だとちょっと物足りない。前のティアラカップのシステム良かったのに。今後も関東での試合はあるので、日程が合えば見に行くつもりです。

 それと、女子プロ野球では勝利チームの選手全員が試合後にスタンドのファンの前でダンスを披露するという風習?があるのですが、あれはもうやめた方がいいと思います。ダラダラやってるように見えるし、盛り上がってるわけでもない。ほとんど勝者罰ゲーム状態。やるならきちんとプロをつけて練習して、Passionくらいのダンスを見せてほしい。やったらやったで、そんな暇があったら野球の練習をしろという批判は出るでしょうが、ファンを楽しませるために必要だと思うなら堂々とお金と時間を割いてやればいい。それができないならやらない方がいいということです。