Windows 10の小ネタ集

 Windows 10を搭載したPCを購入してから思ったことなどいろいろメモしておこうと思う。

[Shift]を押しながら右クリックで「パスのコピー」

 Windows 10から導入されたわけではないですが、便利な小技。ファイルなどの上で[Shift]を押しながら右クリックを押すと、メニューに「パスのコピー」という項目が表示されます。選択するとフルパスをコピーできます。

 PCの設定をいろいろいじる時は何かとフルパスが必要なことが多いので、これを知っているといないでは大違いです。普通の右クリックメニューにあってもいいと思うのだけど……。なんで隠しメニュー的な扱いなんだろう?

パスワードを入力しなくても済むようにする

 Windowsのパスワードを入力しなくても済むようにする方法。セキュリティは甘くなるので使うかどうかは自己責任で。

スリープからの復帰時

[Windows] + [I](「設定」が開く) → 「アカウント」 → 「サインイン オプション」 → 「サインインを求める」を「表示しない」にする

ログイン時

[Windows] + [R](「ファイル名を指定して実行」が開く) → 「netplwiz」と入力して「OK」(「ユーザーアカウント」が開く) → 「ユーザーのユーザー名とパスワードがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックをはずす

Firefox』の設定引き継ぎって、こんなに簡単だったの?

 古いパソコンから移行するにあたって、『Firefox』の設定の引き継ぎをどうすればいいのかなと思って調べたら、簡単すぎてびっくりした。

その方法とは「Profiles」というFirefoxのデータフォルダと「profiles.ini」というファイルを持っていくだけです。

 なんとフォルダ1つとファイル1つをコピーしてくるだけ。これだけで設定もブックマークもアドオンも、何から何まで丸ごと移行できます。

 ……もしかして、前に『Firefox』が固まって「Firefoxをリフレッシュ」したときも、同じ要領でバックアップしていたファイルからコピー持ってくれば復活できたんじゃないの?(´・ω・`)

キーボード操作でPCの電源を切る

 [Windows]でスタートメニューを開くと、そこから電源ボタンにフォーカスを合わせるのが手間です。[Windows] + [X]のメニューからアクセスすると楽です。

  • [Windows] + [X] → [U] → [S]:スリープ
  • [Windows] + [X] → [U] → [U]:シャットダウン
  • [Windows] + [X] → [U] → [R]:再起動

 スリープは、Vistaでは [Windows] → [U] → [Enter](「クラシック [スタート] メニュー」の場合)でできたので、押すべきキーが一つ増えた。でも、シャットダウンや再起動は矢印キーを押す必要があった。[Windows]と文字キーだけでシャットダウンも再起動もきるようになったのはスマートでいいね。気に入ってます。

 デスクトップで[Alt] + [F4]という手もありますが、個人的には好きじゃない。フォーカスがデスクトップでなかった場合に、フォーカスされていたウィンドウが閉じられてしまうので。

スタートアップの場所は?

 スタートアップフォルダは、昔のWindowsではスタートメニューの「すべてのプログラム」の中にあったと思うのですが、最近のWindowsではスタートメニューから探しても見つかりませんね。でも、Windows 10でもスタートアップは存在します。スタートアップのフルパスは以下の通り。

  • スタートアップ - AllUsers
    C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\StartUp
  • スタートアップ(ユーザー別)
    C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

 スタートアップはPCを扱う上で基本的な要素だと思うのだけど。なんでこんな隠し機能みたいな扱いなんだろうう?

「ショートカット キー」の設定は古いPCからコピーしてきても引き継がれない

 ショートカットファイルのプロパティを開くと「ショートカット キー」を設定できます。設定したキーを押すとそのショートカットを起動できるというものです。ショートカットファイルを置く場所がスタートメニューの浅い階層かデスクトップでなければいけないなどの制約がありましたが、今までのPCでは便利に使っていました。

 ショートカットキーを設定したショートカットファイルを、今まで使っていたPCから新しいPCにコピーしてみました。新しいPCでプロパティを見ると、「ショートカット キー」は以前の通り表示されています。一見、これで古いPCから簡単に移行できたように見えます。

 しかし、このショートカットファイルをデスクトップやスタートメニューに置いてもショートカットキーは機能しません。改めて一つずつ設定し直す必要があります。面倒くさい……。

 というわけで、今度からはショートカットキーを利用するのはやめて、『のどか』で同じ設定を書くことにしました

y-koutarou.hatenablog.com

[Shift] + [Windows] + [↑]で「縦に最大化」した後の挙動が納得できない

 Windows 10では(たぶんWindows 7から)[Shift] + [Windows] + [↑]で「ウィンドウを縦に最大化する」というショートカットがあります。なかなか便利だと思うのですが、ちょっと挙動があやしい。

 [Shift] + [Windows] + [↑]を押して縦方向に最大化した後にタイトルバーをダブルクリックすると、元の大きさに戻ってしまいます(最大化しない)。しかし、ウィンドウ右上中央の「最大化」ボタンをクリックすると最大化します。ところが、その状態で「元に戻す」ボタンをクリックすると、最初の大きさに戻ってしまいます(縦方向に最大化されたときの大きさには戻らない)。

 予想したのとは違う挙動です。特に、「タイトルバーをダブルクリック」と「最大化ボタン」の挙動が異なるのは納得できません。

 スナップ機能(「ウィンドウが画面の横または端にドラッグしたときに自動的に整列する」)をオフにすると[Shift] + [Windows] + [↑]は無効になります。よって、このショートカットはスナップ機能の一部なのだと思います。どうも、スナップ機能は予想外の結果になること多くて好きになれません。うまく使えば便利そうではあるのだけど……。

タイプウェル』の文字化けの解消法

 新PCになってから『タイプウェル国語K』をプレイしてみたら、なんか文字化けしています。そういえばそんな話があったな、と思って公式サイト(ミラー)へ。

 動作に問題はありませんが、一部表示文字が化けています。

 VBランタイムのひとつ「Vb6jp.dll」がパソコンに入ってないと思われます。VB6基本ランタイムを新たにインストールしてください。なお、古いバージョンをお使いで、文字化けが解消しない場合は、最新版をお試しください。05.10.16修正

 なるほど。というわけで、次のランタイムをインストールしたら直りました。

スリープから勝手に復帰するのは何だったんだ?

 新しいPCを買った直後から、なぜかスリープから勝手に復帰しているという現象が何回か起きました。夜中の3時頃トイレに立って戻ってきたら復帰していたり、1日外出して帰ってきたら復帰していたり、なぜか何回スリープしても5分ほど経つと復帰を繰り返すということもありました。特定の時間や行動の際に必ず復帰するというのではないので、原因が思い当たりません。

 少し検索すると、スリープから勝手に復帰するという報告は山ほど出てきます。原因も解決策もさまざまで、決定的な「これ」という解決策はないように思えます。

 しかし、特に解決策も実行しないまま使い続けていましたが、ここ1ヶ月くらいはスリープから勝手に復帰するという現象は生じていません。あれは何だったんでしょうか? 動いた衝撃とか、地震とかでマウスが動いたのが原因とか? 納得いかないけど……。

ストアアプリが全般的に何となくおかしい?

 「ストアアプリ」と呼ばれるアプリケーションは、『Microsoft Edge』で日本語入力ができなかったり、『Microsoft Minesweeper』でいつまでたってもゲームが始まらなかったり、「設定」を開くと固まったりと、何かと思った通りに動かないことがときどきあります。原因は不明です。

Windows 10を買ってから設定変更したこと

 Windows 10搭載のPCを購入してから今までに設定変更した部分を書き出しておこうと思う。

タスク バーを右クリック

  • タスク バーを右クリック →
    • 「Cortana」 → 「表示しない」
      ※[Windows]を押してスタートメニューを呼び出してから文字入力すれば同じことなので、タスクバーに表示しておく必要はないと思う。
    • 「設定」 →
      • 「小さいタスク バーボタンを使う」をオン
      • 「タスク バーの端にある [デスクトップの表示] ボタンにマウス カーソルを置いたときに、プレビューを使用してデスクトップをプレビューする」をオフ
        ※何かと不意にウィンドウが消えることがあるので。プレビューしたくなったら[Windows] + [,]を押せば十分。
      • 「タスク バー ボタンを結合する」を「結合しない」にする
      • 「タスク バーに表示するアイコンを選択してください」 → 「常にすべてのアイコンを通知領域に表示する」をオン

デスクトップで右クリック

  • デスクトップで右クリック → 「個人用設定」 → 「テーマ」→ 「デスクトップ アイコンの設定」をクリック → 「デスクトップ アイコン」のチェックをすべてはずす
    ※デスクトップの「PC」も「ごみ箱」もここで消せます。デスクトップはあくまで一時的なファイル置き場であり、アイコンが1つもない状態を理想とします(しかし実態は……)。

マウスとキーボードのプロパティ

  • [Windows] + [X] → [P](「コントロールパネル」が開く) → 「コンピューターの簡単操作」 →
    • 「マウス動作の変更」→
      • 「ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列されないようにします」をチェック
        ※スナップ機能はどうも予想外の挙動をすることが多くて気に入らないので。
      • 「マウス設定」(「マウスのプロパティ」が開く) → 「ポインター オプション」タブ → 「ポインターの速度を選択する」を最速から2番目に
        ※お好みで……。
    • 「キーボードの動作の変更」 → 「キーボードの設定」(「キーボードのプロパティ」が開く) → 「表示までの待ち時間」を最短に、「表示の間隔」を最速に
      ※これもお好みだけど、方向キーでのカーソル移動などにかなり影響するので速めがおすすめ。

フォルダー オプション

  • 何でもいいからフォルダを開いてメニューバーの「表示」 → 「オプション」(「フォルダー オプション」が開く) →
    • 「全般」タブ → 「エクスプローラーで開く」を「PC」にする
    • 「表示」タブ →
      • 「タイトルバーに完全なパスを表示する」にチェック
        Vistaではフォルダのタイトルバーに何も表示されなかったので使いにくかった。Windows 10で(たぶんWindows 8から)復活したのは嬉しい。この項目でフルパス表示にするとさらに便利。
      • チェックボックスを使用して項目を選択する」にチェック
        ※タッチ機能を想定して付けられた機能のようだけど、マウスで使っても悪くないと思う。マウスだけでファイルを複数選択できるし、見た目もわかりやすい。[Ctrl]や[Shift]を利用したファイル選択も今まで通りできるし。
      • 「登録されている拡張子を表示しない」のチェックをはずす
        ※かなり昔からそうだが、なんで初期設定が表示しないようになっているのか意味わかんない。この項目自体なくして、必ず表示することにしても良いくらいだと思う。

 フォルダーオプションの各項目の意味については、次のページが詳しいです。

検索ボックスに項目名を直接入力しても行けます

検索ボックスに「desuku」と入力すると「デスクトップアイコンの表示または非表示」が出てくる

 なお、これまで設定項目へのたどり着き方も書きましたが、「設定」や「コントロールパネル」などの各項目は、スタートメニューの検索ボックスに名前(の一部)を入力すれば選択できることが多いです。ローマ字綴りでも行けることもあります。例えば[Windows]を押してスタートメニューを出して「mausu」と入力すれば「マウスの設定を変更する」が出てきますし、「yu-za-」と入力すれば「ユーザー アカウント」が出てきます。

 設定したい項目名に心当たりがあるときは、コントロールパネルや設定をいろいろ経由するより、検索ボックスを利用した方が簡単にアクセスできる場合が多いです。

Windows 10でデスクトップのアイコンを詳細表示にする

アイコンの表示方法を切り替えるショートカットキー

 フォルダーで[Ctrl] + [Shift] + [数字キー]でアイコンの表示方法を変更できます(たぶんWindows 8から)。具体的には以下の通り。数字キーはフルキーのみ有効。テンキーは不可です。

  • [Ctrl] + [Shift] + [1]:特大アイコン
  • [Ctrl] + [Shift] + [2]:大アイコン
  • [Ctrl] + [Shift] + [3]:中アイコン
  • [Ctrl] + [Shift] + [4]:小アイコン
  • [Ctrl] + [Shift] + [5]:一覧
  • [Ctrl] + [Shift] + [6]:詳細
  • [Ctrl] + [Shift] + [7]:並べて表示
  • [Ctrl] + [Shift] + [8]:コンテンツ

 特に便利なのが[Ctrl] + [Shift] + [6]の詳細表示です。普段はアイコン表示や一覧状態にしていても、更新日時やサイズを一覧したくなることはよくあります。このショートカットを使えば、「右クリック」→「表示」→「詳細」などを経由することなく素早く詳細表示にできます。詳細表示にしたあとは、[Ctrl] + [Num +](テンキーの[+]。フルキーは不可)の項目の幅を自動調節するショートカットも便利です。

 このショートカットはデスクトップでも有効です。「デスクトップを右クリック」→「表示」では「大アイコン」「中アイコン」「小アイコン」しか選択できませんが、この方法ならデスクトップを詳細表示にできます。

デスクトップのアイコンの大きさ変更する

 デスクトップで[Ctrl] + [マウスホイール]でアイコンの大きさ変更できます(ちなみに、デスクトップ以外のフォルダーで同じ操作をしてもアイコン表示方法が変更されるだけです)。大中小の3段階ではなく、かなり細かく変更できます。この機能はVistaから搭載されているようです。知らなかった……。

デスクトップを詳細表示にして更新日時で並び替えると放置しているファイルが損沿いすることが一目瞭然

 デスクトップのアイコンの表示状態は何であっても有効です。詳細表示であっても詳細表示のまま拡大できたりします。

 デスクトップを詳細表示にして更新日時で並べ替えてある程度拡大しておくと、デスクトップはあくまで一時的なファイル置き場でありアイコンが1つもない状態を理想としているのに、1年以上放置しているファイルが存在する現実が嫌でも目に飛び込んでくるので、良いです(^_^;)

2017/06/08(木)追記:Windows 10 Creators Updateから「デスクトップで詳細表示」ができなくなった(´・ω・`)

 Windows 10 Creators Update(バージョン1703、ビルド15063)から「アイコンの表示方法を切り替えるショートカットキー」の[5]~[8]がデスクトップでは効かなくなったようです。

 ちなみに、Windowsのバージョンを確認するには、[Windows] + [R]で「ファイル名を指定して実行」を呼び出して「winver」と入力して[Enter]を押すのが楽です。

2020/02/01(土)さらに追記:『のどか』でデスクトップの詳細表示はじめました

 『のどか』にデスクトップ上のアイコン表示状態の変更というオプションがあることに気がついたので、それでデスクトップで詳細表示を実装し始めました。 

 ちなみにデスクトップの詳細表示は、ドラッグで各項目の幅を調節することはできませんが、[Ctrl] + [Num +](テンキーの+)での各項目の幅の一括自動調節は有効です。また、項目のタイトル行やスクロールバー(アイコンが画面外まである場合)が表示されていない場合は、[F5]を押せば表示されます。

 デスクトップの詳細表示がWindowsの標準機能で復活することを願いつつ……。

Windows 10ではフォルダーごとの位置と大きさが保存されない?

 Windows 10では、どのフォルダーを開いても、最後に閉じたフォルダーと同じ場所・同じ大きさで開かれてしまいます。Vista(それより前も)では、フォルダーの位置と大きさはフォルダーごとに保存されていたと思うのだけど……。Vistaではフォルダオプションに「各フォルダの表示設定を保存する」という項目があったのだけど、Windows 10ではないですね。

最後に閉じたフォルダの場所と大きさだけが保持され、色々なフォルダを展開して、それぞれで場所を移動したり大きさを変えたりして閉じても、次に展開すれば最後に閉じたフォルダと同じ位置と大きさになると解釈して良いのでしょうか ?

 この質問に対する回答は、そう解釈してよい、ということのようです。えー!? そうなの? いつからそうなったのかよくわからないのだけど、Windows7の時代から怪しくなって、Windows 8から完全にできなくなった、ということのようです。

この設計は、比較的よく見られる厄介なパターンを引き起こしました。ユーザーは、"マイ ドキュメント" フォルダーを開くと、好みのサイズに変更します。それから、ユーザーは好みのサイズに変更したウィンドウを使用して、別のフォルダーに移動し、エクスプローラー ウィンドウを閉じます。その結果、Windows では、"マイ ドキュメント" フォルダーではなく、2 番目のフォルダーの情報としてユーザーが設定したウィンドウのサイズと位置が保存され、ユーザーが "マイ ドキュメント" フォルダーを開くと、"マイ ドキュメント" フォルダーは元のサイズで表示されます。
《中略》

Windows 7 では、別のフォルダーに移動するときや、ウィンドウを閉じるときに、フォルダーの設定を保存するようにしようとしましたが、事態はさらに悪化しました。ユーザーが "マイ ピクチャ" フォルダーを開いてサイズを変更し、"マイ ドキュメント" フォルダーに移動してウィンドウを閉じると、"マイ ピクチャ" フォルダーの設定が "マイ ドキュメント" フォルダーの設定に影響を与えるだけでなく (これは以前と同じです)、両方のウィンドウが同じサイズと位置で保存されました。その後、ユーザーが "マイ ドキュメント" フォルダーと "マイ ピクチャ" フォルダーを別々に開くと、2 つのウィンドウは重なり合った状態で表示されました。

《中略》
解決策 (そう言い切って良いかどうかは定かではありませんが) は、エクスプローラー ウィンドウのサイズと位置を、フォルダーごとの設定ではなくグローバル設定にすることでした。フォルダーを慎重に配置して、それぞれ画面の違う場所に特定のサイズで表示しているユーザーもいます。この解決策により、このようなユーザーは、慎重に配置したウィンドウの設定を失うことになりました。

 ちょっと長いですが、おもしろい話なので引用しました。確かに、あるフォルダーのサイズを調節して別のフォルダーに移動してから閉じたときに、どのフォルダーに対して位置と大きさを保存するべきなのかは難問です。事情はわからなくもないけど、だからといってフォルダーごとの位置と大きさの保存を一切放棄するという解決方法は残念だなあ。


 でも、しばらくWindows 10を使っていたら、もうこれでいい気がしてきました。考えてみれば、例えば、ブラウザの最適な大きさはサイトごとに異なるはずだし、Excelの最適なサイズも開くファイルによって異なるはずだ。でも、それを積極的に不満に思ったことはない。そういうものだと思って使っている。実際、「最大化」と「元のサイズに戻す」で2種類のサイズは瞬時に切り替えられるので、それである程度何とかなってしまう*1*2。フォルダーに関しても、どのフォルダーを開こうが「エクスプローラー」という一つのアプリケーションを使っていると思えば納得できないことはない……かも。あと、Windows 10でもファイルの表示方法(「大アイコン」とか「詳細」など)はフォルダーごとに保存されるので、これはありがたい。

 フォルダーの位置と大きさを保存できるフリーソフトもあるようですが、もうこういうものだと思っておくことにします。

*1:[Windows] + [Shift] + [↑]の「縦方向に最大化」も便利です。

*2:さらに自分は『のどか』を使って、「縦方向に最大化」「横方向に最大化」というショートカットキーを設定しています。

y-koutarou.hatenablog.com

Windows 10でもスタートメニューをランチャー代わりに使ってみようと思う

 Windows Vistaまでは、ランチャーとして「クラシック [スタート] メニュー」を便利に使っていたのだけど、さすがにWindows 10ではクラシックメニューは廃止されたようですね(Windows 7から?)。Windows 98の時代からずっと使っていたので途方に暮れましたが、Windows 10でも標準のスタートメニューが何とか使えそうなので使うことにしました。

 まず、スタートメニューに使いたいショートカットを追加していきます。スタートメニューのフルパスは以下の通り。

  • スタートメニュー - All User
    C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\
  • スタートメニュー(ユーザー別)
    C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\

 All Userの方だとショートカットを追加しようとするたびにいちいち「このフォルダーに移動するには管理者権限が必要です」と言われたりと、何かと思い通りに行きませんでした。ユーザー別のフォルダを使い出してから思った通りに追加・編集できるようになったので、今ではこちらを使っています。

 使いそうなショートカットは、アプリケーションもURLもファイルもフォルダも、何でもかんでもひたすら放り込んでおきます。ジャンルごとにフォルダにまとめて整理とかしません。アクセスに一手間増えるだけ。自分で追加した項目と元からあった項目がごちゃ混ぜに表示されてしまいますが、気にしないことにします。

 重要なのが、放り込むショートカットの先頭の1文字は必ず英数文字にしておくこと。日本語名のショートカットでも、先頭の読みのローマ字綴りの1字を追加するなどして、無理矢理にでも英数文字を付けます。本当は全部アルファベットの方がいいのだけど、やっぱり日本語名を付けないとわかりにくいので。

 起動したいものがあるときは、まず、[Windows]を押してスタートメニューを開きます。

[Windows]を押してスタートキーを開いたところ

 次に、文字キーを押すと自動的に検索ボックスが表示されて文字が入力されるので、起動したい項目のショートカット名の英数部分を入力します(先頭である必要はない)。一部でOKですが、何文字か入力した方が確実です。英数部分がないときは、先ほど追加した先頭の英数文字を入力します。日本語名で入力しても選択できるものもあるのだけど――例えば、「onryou」と入力すると「システム音量の調整(音量ミキサ)」が表示される――手動で追加したショートカットではうまくいかないみたいです。

検索ボックスに「f」と入力すると名前にfが含まれる項目が表示される

 これで、過去に使ったことのある項目ならたいてい表示されます。表示されないときは、カーソルキーで「アプリ」と表示されている行に合わせて[Enter]を押すと表示項目が追加されます。

 それでも表示されないときは次の手段です。[Windows]を押してスタートメニューを開くところからやり直します。今度は文字キーを押す前にカーソルキーの[↓]を押します。「よく使うアプリ」にカーソルが表示されます。

スタートメニューの「すべてのアプリ」部分にフォーカスが合う

これでスタートメニューのショートカットが並んでいる部分、いわゆる「すべてのアプリ」部分にフォーカスが合った状態になります。ショートカットの先頭の文字を入力すると、そのアルファベットの場所までジャンプします。あとはカーソルキーで選んで選択。

スタートメニューの「すべてのアプリ」の「f」の項目にジャンプする

 まとめると、次のようになります。

  • 使ったことのある項目なら、[Windows] → 文字キーで項目名(一部)を入力
  • 初めて使う項目なら、[Windows] → [↓] → 先頭1文字を入力 → カーソルキーで選択

 この方法で、どんなショートカットでもかなり簡単に起動できるようになりました。まだ慣れない点や不満点――例えば、[F]を3回押したら「f」で始まる3番目の項目が選択されるようになってほしい、とか――もありますが、Windows標準の機能で使いやすいならそれに越したことはない。当面はこれで行ってみようと思います。

 それと、スタートメニューの枠をドラッグするとある程度は普通のウィンドウと同じように拡大・縮小できます。いっぱいまで拡大した方が使いやすいと思います。特に縦方向。右方向は……自分は右側のタイル部分はまったく使ってません。これ、便利なんでしょうか? 何となく天気予報が目に入る程度です。

2017/12/08(金)追記

 上で「使ったことのある項目なら[Windows] → 文字キー」と書いたけれど、実際に使っていると、一度使ったことのある項目でも検索結果に出てこないこともありました。どういう項目が検索結果に出てくるのか法則が分かりません。実際の感覚は

  • よく使う項目なら[Windows] → 文字キー
  • それで見つからなかったら[Windows] → [↓] → 先頭1文字を入力
  • あまり使っていない項目なら最初から[Windows] → [↓] → 先頭1文字を入力

という感じで使っています。

参考ページ